【室蘭】今年3月に定期運行を終え、8月に臨時列車での運行も終了したJRの寝台特急「北斗星」の客車を解体する作業が14日、室蘭港の貨物専用引き込み線で始まった。同港に5月に運び込まれたB寝台車16両で、作業は11月ごろまで続く見通し。 【動画】北斗星、解体開始 最後のブルートレイン 北斗星は1988年から上野―札幌間を結び、かつて全国を走った青色の寝台特急「ブルートレイン」の最後の生き残りだった。 この日は個室車を含む4両について作業を開始。鉄くずとして再利用するため、作業員たちは窓枠や扉、寝台の骨組み、車両下部の各種機器などをガスバーナーで切断し、手作業で取り外した。
今年も「ニコニコ超会議」に向けて、貸し切りのブルートレイン「ニコニコ超会議号」の運行が決定しました。「ニコニコ超会議3も“鉄分”過多間違いなし!」ですって! ニコニコ超会議号は、2012年のニコニコ超会議で初運行し、昨年も実施。チケットがすぐに売り切れるなど人気企画となっています。今年もこれまでと同様、「大阪-上野」間を24系ブルートレインが運行します。もちろんプロデュースするのは、鉄道好きで知られるミュージシャン向谷実さんです。 出発日時は4月25日午後7時~午後8時ごろを予定。チケットは2月中旬に発売します。ニコニコ超会議へ優先入場できる権利など特典も付き、価格は3~4万円前後になるもよう。詳細は公式ページで発表していきます。 向谷実さん 向谷実さんのコメント 定期のブルートレインの運行終了が相次ぐ中、超会議号のための車両の確保は、かなり難航していました。 1月中旬まではあきらめなけれ
ついにこの日が来たかと、いう感じだ。 2014年3月15日のダイヤ改正で、上野と青森を結ぶ寝台特急「あけぼの」号の廃止が決まった。夜に寝ながら移動する「ブルートレイン」の終えんといっていい。 というのも、残る寝台特急はいずれも乗ること自体に魅力がある“クルージングトレイン”的な要素があるからだ。その最も顕著な例が、2013年10月に運行が始まった「ななつ星 in 九州」だろう。ななつ星の登場と入れ替わるようにあけぼのの廃止が決まったのは、単なる移動手段としての寝台特急が役目を終えたことを示している。 昔は当たり前だった寝台特急での移動。泣いても笑ってもこれを味わえるのはあと2カ月しかない。ノスタルジーを求め、廃止を控えたあけぼのに乗った。 今回乗車したのは、青森から上野へ向かう上り列車。青森駅を出るのが18時23分とずいぶん早い。乗車前に夕食をとるにはやや早い時間なので、列車内でのんびりと
鉄道オタクとして知られる自民党の石破茂幹事長が2013年12月20日のブログで、寝台特急「あけぼの」(上野-青森)の廃止が発表されたことについて「一つの時代が終わったのだと思わされます」と惜しんだ。 青い車体のブルートレインとしては唯一残る「北斗星」(上野-札幌)も数年後に廃止される見通しだ。 「酒は飲めるし、本は読めるし、電話も来ない」 石破幹事長は、12月15日に東能代駅(秋田県能代市)から「あけぼの」で「乗り納め」をしており、このときの様子は「週刊新潮」12月26日号に3ページにわたって写真付きで紹介されている。記事によると、石破幹事長は、 「酒は飲めるし、本は読めるし、電話も来ない。まさに、私にとっては、非日常的な夢の世界」 と、かなりハイテンションだったようだ。それだけにブログでは、 「わざわざ空港まで行かなくとも、近くの駅から乗れて、目が覚めれば目的地、というこの便利さが何故価
2015年度末の北海道新幹線開業を控え、JR東日本と北海道、西日本の3社がブルートレインをはじめ、客車を使った寝台特急を廃止する方向で調整していることが分かった。 【かつては「走るホテル」とうたわれた】写真で見る 1963年撮影のブルートレイン「みずほ」 運行開始から30年以上経過して車両が老朽化したことに加え、航空機との競争で乗車率が低下。さらに北海道新幹線開業により、利用客減少が予測されることが背景となっている。 JR関係者によると、現段階でブルートレイン「あけぼの」(上野−青森間)が来年3月のダイヤ改正で廃止されるほか、14年度末に最後のブルートレインとなる「北斗星」(上野−札幌間)、15年度末には「カシオペア」(上野−札幌間)と「トワイライトエクスプレス」(大阪−札幌間)も姿を消す見通し。「北斗星」は年末年始やお盆期間中に限って臨時運行する。 電車方式の寝台特急「サンライズ瀬
大阪と新潟を結び、鉄道ファンや観光客に親しまれた夜行急行「きたぐに」が、今回の年末年始で臨時列車としての役目を終え、完全に引退した。昨春に定期運行から退き、繁忙期の臨時運行を想定していたが、車両の老朽化もあり、車両を所有するJR西日本が運行自体の廃止を決断した。名残を惜しむ声があがる中、JR西は今後、活用案を検討する方針。 きたぐには、昭和36年に金沢-新潟間で運転を開始し、57年から大阪と新潟を結ぶようになった。ベッドに加え、乗車料金の安い座席も設けられていることから、スキー客や登山客にも重宝された。 時代とともに新幹線や高速バスが整備され、航空網が発達するなかで、利用客が減少し、昨年3月で定期運行を取りやめた。それでも、昨年のゴールデンウイーク、お盆、今回の年末年始には期間限定で“復活”し、関西から北陸地方を経て新潟までを駆け抜けた。 運行の役割を終えた車両は廃車するケースがほとんどだ
向谷氏は日本を代表するフュージョンバンド、カシオペア(現在は活動休止中)のキーボード奏者として名が知れ渡る一方、電車の運転シミュレーターを製造・販売する株式会社音楽館(東京都世田谷区)の社長として大忙しの日々を送っている。このことは日経ビジネス2月13日号の「旗手たちのアリア~鉄道に安心捧げる音楽家」でも紹介したことがある。 その向谷氏がこの日、薄いグレーの制服・制帽を身にまとい車掌に扮して登場すると、鉄道ファンたちのカメラから一斉にフラッシュがたかれた。敬礼のポーズを決めながら、初めて会ったはずのファンたちと古くからの知り合いのように大声で語り合っている間に、発車時刻が到来。17時49分、定刻通り大阪駅のホームを滑り出した夢のブルトレの行き先は、かつてなかった路線となる上野駅。しかも、ここから日本海側へ遠回りする長旅だ。 夢を現実にする発想力とエネルギー 向谷氏が以前から親しくしているド
4月28日、29日に千葉の幕張メッセで行なわれる“ニコニコ超会議”。それに併せて、プロデューサーにミュージシャンの向谷実氏を迎えた、大阪から上野まで参加者を運ぶ臨時列車や関東圏を走るミステリートレインが計画されている。今回は、向谷氏への直撃インタビューで、さらに明らかになった情報をお伝えする。 ■復活のブルートレイン“ニコニコ超会議号” 大阪から上野駅まで参加者を運ぶ“ニコニコ超会議号”に関する情報は以下のとおり。 ・4月27日大阪駅を出発し、湖西線、北陸本線、信越本線、上越線、高崎線を経由して翌日の28日に上野駅に到着 ・使用される車輌は青森車両センターの24系ブルートレイン客車5輛 ・寝台はすべて開放寝台 ・大阪駅からはEF81型電気機関車のローズピンクが牽引 ・ヘッドマークは台座からつくる ■大阪駅を17時30分~18時頃出発。上野駅には9時~9時30分頃に到着 シバタ なぜ北陸本線
印刷 大勢の鉄道ファンに見送られ青森に向け出発する寝台特急「日本海」=16日午後5時47分、JR大阪駅、矢木隆晴撮影 大阪と青森を40年余り結んできた寝台特急「日本海」の最終列車が16日夕、大阪駅を出発した。約2千人の鉄道ファンが駆けつけ、引退を惜しんだ。これで大阪発のブルートレインはすべて姿を消す。 午後5時47分、列車が動き出すと、「ありがとう」という叫び声がホームに響き渡った。 20代の頃、北海道旅行のため毎年乗ったという大阪府摂津市の坂口八寿生さん(60)は、カメラを携えて乗り込んだ。「『日本海』は私にとって青春の思い出。時代の流れで仕方ありませんが、惜しいです」 「日本海」は1968年から寝台特急として走ってきたが、利用客は約20年前の4分の1に減り、廃止が決まった。 購読されている方は、続きをご覧いただけます
毎年3月に行われる、JRグループ各社のダイヤ改正。新型車両が華々しくデビューする一方、乗客が減少している列車や老朽化した車両が静かに姿を消していく。昨年は東北新幹線「はやぶさ」や山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」の運転開始など、“陽”の面が目立っていたが、今年は一転、“陰”の印象が強い。新型車両については特に大きな話題がないが、夜行列車では「日本海」「きたぐに」が廃止され(臨時列車化)、車両では東海道新幹線の100系、300系が引退するからだ。 今回、引退する列車・車両は、1970年代、80年代、そして90年代に造られたものだ。乗ってみると、車内のそこかしこに当時の“香り”が残っている。それぞれの車両を通して、その当時の雰囲気を振り返ってみたい。 まず最初に取り上げるのは夜行列車「日本海」。登場した70年代へタイムスリップしてみよう。 出発前の売店詣でが必須な食の事情 「日本海」は大阪と
客車が青色の「ブルートレイン」として親しまれてきた寝台特急「日本海」(大阪―青森)が、JRの来春のダイヤ改正を機に廃止されることが決まった。 利用客減少や車体の老朽化が理由で、旧国鉄時代から続く関西発着のブルートレインは全て姿を消す。 1968年10月に運行が開始され、88年の青函トンネル開業後は一時、北海道・函館を発着するなど、観光客やビジネス客の人気を集めた。現在は1日1往復しているが、片道約15時間かかることから、新幹線や空路の発達で利用客が減少していた。 ブルートレインは、2009年に東京駅発着の「はやぶさ」「富士」が相次いで廃止され、「日本海」のほか現在は、上野駅発着の「あけぼの」「北斗星」が残るだけ。
タイ国鉄(SRT)は5月28日・29日、JR西日本から譲渡されたブルートレインを改装したジョイフルトレイン2両を連結した特別寝台ツアー「バンコク-ラチャブリー1泊2日」を運行する。主催はタイ国政府観光庁(TAT)。 ジョイフルトレインはカラオケやミニバー、ヤマハの音響設備、ソニーの大型モニター、AU13型冷房装置を備えた特別車両。ソファやテーブルをゆったりと配置し、外装も紫に塗り替えた。SRTによると全3両の改装に約2,100万バーツを投じたという。 フリーランスのカメラマンで鉄道マニアのティーラウットさん(30)は「タイのブルートレインと日本のものとは違いベッドや椅子が小さいが、豪華な旅ができそうで楽しみ」と話す。 JR西日本では1997年から2008年まで、4回にわたって機動車と客車合わせてブルートレイン126両をタイ国鉄に譲渡。タイでは2004年に「バンコク-チェンマイ間」で運用を開
ブルートレインの「富士」がホームに到着すると鉄道ファンらが車両を取り囲むように撮影していた=23日午前10時38分、北九州市のJR門司港駅、恒成利幸撮影 東京と九州を往復し、昨年3月に廃止された寝台特急「富士」が23日、最後の臨時運転をした。終点のJR門司港駅では大勢のファンが別れを惜しんだ。 当選した140人が22日夜、鹿児島中央駅から乗車。日豊線を北上し、15時間の旅を楽しんだ。引退後も約20回臨時運転されたが、客車の老朽化で今回が最後となった。 25年前、就職試験で上京の際に乗ったという福岡県みやこ町の肥喜里(ひきり)一彦さん(43)は「当時は緊張で一睡もできなかった。今回は名残惜しくて眠れませんでした」。
かつて東京と熊本や長崎などを結んだブルートレイン「みずほ」。94年12月に廃止された=同年7月、JR博多駅で 来年3月12日の九州新幹線全線開通に伴い、新大阪-鹿児島中央を直結する予定の最速列車「みずほ」(仮称)のネーミングに関し、異論が相次いでいる。かつて東京と熊本などを結んだ寝台特急(ブルートレイン)と同名となることから、鹿児島県知事は「事前に相談があったら否定していた」と不快感を示し、鉄道ファンからも「最速列車の『格』にふさわしくない」との声が上がる。そうした声に配慮してか、JR側も「強い反対があった場合はよく相談しないといけない」と含みを持たせる。年内には正式決定する最速列車の名称の行方は--。 山陽新幹線と相互直通するのは、N700系をベースにした新型車両。名称は08年秋にJR西日本と九州が公募し、09年2月に最も応募数が多かった「さくら」に決定。その後JRは、同じ車両を使いなが
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