はじめに このたびゲーム保存協会では、1987年に日本ファルコムより発売された『イース(PC-8801mkⅡSR)』の開発版フロッピーディスクの保存を行いました。このディスクは、元ハドソンでPCエンジン版『イースI・II』の移植スタッフのひとりだった長山豊氏が所持されていたもので、日本ファルコムより開発用の資料として提供されたディスクのコピーであると思われます。日本ファルコム社からユーザーサポート交換用のフロッピーディスク一式を譲り受けて以来の、貴重な文化遺産の寄贈となりました。 開発版ディスクのチェック 保存したディスクの内容を確認してみたところ、この開発版は電波新聞社から1987年に発刊された山下章氏著『チャレンジ!アドベンチャー&ロールプレイングIII』(以後、”チャレアベ”)のイースの記事内で紹介された「初期プロト版」と同一のものと見受けられました。当たり判定を任意で変更できる機能
レトロPCとゲームの専門店「BEEP」を運営する三月うさぎの森(埼玉県羽生市)は、X68000用ゲームソフト「イースI&II(For X68000)(仮)」を2021年3月9日に発売すると発表した。価格は8800円(税別)。BEEPの通販サイトと秋葉原の店舗で販売する。 1987年から88年にかけて日本ファルコムが販売したPC-8801用のオリジナル版「イースI」「イースII」を忠実に再現した。イースIは1991年にもX68000版を電波新聞社が発売しているが、三月うさぎの森BEEPゲーム制作室でプロデューサーを務める丸山満さんによると、内容は異なるという。 「今回はPC-8801版のプログラムや音楽、グラフィックを再現するプラットフォームとしてX68000を使った。8bit機と16bit機の性能差を活用して遊びやすくなっている」。具体的には、画面のスクロールがPC-8801版より滑らかに
なんとかかんとかイース通史PLUSが出来た。 B5表紙フルカラー 64ページの本になった。 絶対に60ページ超えないって言ってたのに超えたとあいざわひろしにバカにされてしまった。ちくそう。 9/6に開催される大阪のこみトレの新刊の予定なのだけど、正直、大阪のコロナがひどいことになっていて、参加するかどうか本当にわからない感じになっているので、現時点ではイベントで頒布できるかは不明デス。 内容の説明は長めの前書きからの抄録でわかると思うので、以下で。 これはイース通史に出てくる人たちの人名辞典+概略史だ。 人名事典のそもそもは、通史を書いているときに、出てきた名前に説明をつけていたのだけど説明が短いうえに、あちこちに分散したり重なったりしていて、全体として「この人は何をやった人なのか?」がわかりにくくなっていたので、自分の覚書として書き始めたのだけど、これの内容が膨らんできて、通史とは別にあ
”イースの世界設定は『I』・『II』で完全に完結することを前提に作られており、最終的に現実の歴史とリンクするようになっている” 僕のツイート このデタラメには続きがあり「オリジナルスタッフはⅠ・Ⅱで終わらせるつもりで辞めた(Ⅲはつまり他が作ったことになっている)」とか「山根は続けたかったからⅠ・Ⅱでシナリオいじった」とか、もうよくこんだけデタラメを書けると呆れる代物だ。 このとんでもないデタラメはwikipediaのイースシリーズの初期の項目を筆頭に、何か所かで書かれていたのだけど、これにモトネタがあるのか不思議に思っていた。 というのも、山根のくだりはともかく、それなりに発想力のある話で、素人がゼロから考られるとはさすがに少々想像しがたく、何か元ネタがあったのかなあ? と調べていただけど、さっぱりわからず、ツイートしたのだけど…そしたら、このツイートを日本ではクトゥルーとレトロゲームにつ
このシリーズは様々な人にインタビューして、だいたいはっきりしたパソコン版の『イース1』から、海外版PCエンジン版(TurboGrafx 16)の『イースⅠ・Ⅱ』までの通史として、出来るだけ当時の事情なども織り込みつつ、書いていこうというシリーズだ。だから85年あたりから話は始まり、90年5月で終わることになる。 ただし30年も昔の話で連絡が取れない当事者も多く「様々な人から聞いて、どうやらこうらしい」という部分が多々あり、こうだろうと推測して埋めているところもあるので、知っておられる方は遠慮なく教えてくれるととても嬉しい。 それからコメント欄は承認制なので「表にするな」と書いてくれれば、表にしません。 さて本文。 1987年の6月の終わりから7月初め、『イースⅠ』が発売され、他機種の移植の終わった橋本さん(他の移植は進行中)と大浦さんで『イースⅡ』のストーリーを考えるミーティングをしたとき
アクションRPG「イースII(PC-9801版)」の配信が,Yahoo!ゲーム ゲームプラス内の定額制サービス「EGGY」で本日スタート 編集部:Gueed D4エンタープライズは,アクションRPG「イースII(PC-9801版)」の配信を,「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」内の定額制レトロゲーム配信サービス「EGGY」で,本日(2018年4月4日)開始した。EGGY月額パック(税込398円)で遊べるタイトルだ。 1988年に日本ファルコムがリリースしたイースIIは,同社が展開するイースシリーズの第2作。前作で六冊のイースの本を集めた赤毛の冒険家アドル・クリスティンが,本の魔力によって天空の世界へと導かれ,古代王国イースの謎に迫るという内容だ。 なお前作にあたる「イース(PC-9801版)」も,同じくEGGYで3月7日より配信されている(関連記事)。原点とその続編に触れたいという人は検討
先のNintendo Directで「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」(以下、「イースVIII」)が 日本一ソフトウェアから発売されるという発表がありました。 この発表を見た多くのイースシリーズのファンや日本ファルコムのファンは 「日本ファルコムの誤植では?」と思ったのではないでしょうか。 実はこれは誤植ではなく、本当に“日本一ソフトウェア”から「イースVIII」が発売されるのです。 そこで、「そもそもイースシリーズってなに?」ということから、この度の経緯について、 イースシリーズを世に送り出し続けてきた日本ファルコムの近藤社長と Switch版「イースVIII」を発売する日本一ソフトウェアの新川社長に インタビューをおこないました。 イースシリーズとは? ――初めに、「イースVIII -Lacrimosa of DANA-(以下、「イースVIII」)」がNinte
NIS Americaは先月から欧米で販売している『イースVIII -Lacrimosa of DANA-(以下、イースVIII)』のローカライズの品質について、メールを通じてユーザーに対し謝罪をおこなった(RPG Siteより)。NIS Americaの社長であるTakuro Yamashita氏は、『イースVIII』のローカライズの品質が自分たちの求める水準に達していないことを認め、ユーザーに深く謝罪した。 How the fuck do you turn english into engrish in your localisation? What the hell is NISA smoking? pic.twitter.com/q7SFsDzXtH — Hannes (@Rucean) September 17, 2017 Yamashita氏は今回の事態の原因究明をおこない再発
イースⅠ・Ⅱには未公開の隠しコマンドがあるって話を書いてたけど、これを同人誌に載せようと思ってすっかり忘れてたので、まああっしが突然死しても残るように、ここに書いておく次第だw もちろん、あっしが死ねばそのうちこのサイトも消えてしまうのだけど、まあイロイロな形で残るっしょ。 ●使用上の注意 デバッグメニューでは当たり判定消したりできるので、フツーに展開がハマることになる。そうなっても自己責任で。 つーか、これ、自己責任でよろしく。どーなってもあっしは責任取れんw オリジナル版はもちろん、アーカイブス版でもVC版でも動く。確認済みw これをフルに駆使すると「わかっていれば」、あっというまにゲームをクリアしたりできるので、まあTASにでも使ってみても面白いかも。 というわけで、24年も前のゲームの隠しコマンドを公開するのもなんなんだけど、公開しておく次第。 コマンドは続きでw ■イースI・II
5月のデモに向けて、チームではオープニングを作っていた。4月の半ばぐらいにはオープニングのコンテは上がっていたのだが、山根がなかなか北海道に来なくて、最初のうちは作業が進みにくかったが、いったんくると作業ははかどるようになっていた。 山根はコンテを書けるし、容量を計算出来るし、自分でドット打てるし、プログラムのこともちゃんとわかっていて、まさに期待通りの仕事が出来た。 ただ、問題は必ず期待できる圧縮率の最大値を計算してくるうえに、技術がわかっているせいで「こうすりゃ縮むじゃないですか、ゴー」とかケチをつけてくることだった。おかげで色数に4/8/16色をサポートするハメになり、めんどくさいプログラムが大量に実装されるハメになり、それでもメモリの減りっぷりから、いずれさらにツールとか実装しないときつい…と想像できる事態になりつつあった。 このメモリとの戦いは、最後には基本管理プログラムを2キロ
就職難が叫ばれる昨今、社名非公開で求人情報を出したとあるゲーム会社の求人が話題となっています。 その求人情報がこちら。 GameBusiness.jp / ゲームビジネスの明日を考えるメディア 応募職種はゲームプログラマー。普通の求人と少し異なるのは“社名非公開”であること。 じつは求人情報はすべて社名が公開されているわけではありません。極秘プロジェクトに携わる募集や他社に知られたくない募集、採用予定数が少ない募集などでは、あえて社名を非公開とするケースがあります。 おそらく、この求人もそのような理由からだと思うのですが、仕事内容をよーく見ると……。 ということで、ファルコムさんの求人みたいですね(笑)。 確認のためにファルコムさんの公式サイトを見てみると、なんと同じ内容の求人情報が出ていました。 ファルコム(正式名称は日本ファルコム株式会社)と言えば、『イース』シリーズや『英雄伝説』シリ
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 4月22日に発売されるPSP用ゲームソフト「イース フェルガナの誓い」の限定版に、ドラマCD「異説 ~もう一つのフェルガナ冒険記~」が同梱される。イース フェルガナの誓いを独自の解釈でドラマCD化し、今まで明かされることのなかった戦士ジェノスによる太古の戦い、齢50を過ぎたアドル自身による語りなど、盛りだくさんの内容となっている。 早速、ゲーム本編およびドラマCDに登場するキャラクターを演じるキャスト陣のみなさんにお話を伺った。今回お集まりいただいたのはアドル・クリスティン役の草尾毅さん、ドギ役の玄田哲章さん、エレナ・ストダート役の野中藍さん、シスター・ネル役の久川綾さん、マクガイア伯役の大友龍三郎さん、ニコラス司教役の島田敏さんの6名。 前列左から大友さん、久川さん、草尾さん、玄田さん、野中さん、島田さん。後列左から松村幸洋さん
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