ファーストサーバが6月に起こした大規模障害で、第三者委員会による調査報告書が公開された。担当者がマニュアルを無視し、独自プログラムでシステム更新を行なった際に事故が起きたという。 ヤフー子会社でレンタルサーバを手がけるファーストサーバが6月に起こした大規模障害について、同社は7月31日、第三者委員会による最終調査報告書の要約版(PDF)を公開した。報告書によると、担当者がマニュアルを無視し、独自方式でシステムメンテナンスを行った際に使用した自作プログラムにミスがあり、顧客データの消失につながったという。「軽過失の枠内ではあるものの、比較的重度の過失」と報告書は判断している。 報告書は、弁護士2人とセキュリティコンサルタント1人の計3人で構成する第三者委員会が作成した。フル版は同社の業務機密や、従業員の氏名などプライバシー情報が含まれるため、要約版のみを公開。「事故の原因究明に必要な情報は全