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「女性による犯罪」をアートで伝える理由とは? ベルリンのグループ展キュレーターに聞く 2023年1月19日 JAPAN 「母親らしくない行動」をしたから非難される。「女性だから」責任能力がない──。女性の罪は、法廷において女性性と絡めて見られることが多くある。ドイツのベルリンで2月19日まで開催されている「Guilty, guilty, guilty! Towards a Feminist Criminology」は、タブー視されがちな「女性の犯罪」に切り込んだグループ展だ。あえてアートからこのテーマを考察する理由を、キュレーターに聞いた。 「戦争は女の顔をしていない」とは、これまで耳を傾けられてこなかった第二次世界大戦に従軍した女性たちの物語をまとめたスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの本のタイトルだ。それならば「犯罪は女の顔をしていない」とも言えるかもしれない。犯罪学のなかでも特に女
フランスで、グスタフ・クリムトやマルク・シャガールの絵画など、ナチスが持ち主に強制的に売却させたり略奪したりした15点の美術品の返還が最終決定された。返還を認める法案は、1月25日に国民議会(下院に相当)において全会一致で可決され、2月15日に上院で承認される予定だ。 クリムトの《Rosiers sous les arbres(樹々の下の薔薇)》の横でスピーチを行うフランスのロゼリン・バシュロ文化相。オルセー美術館(パリ)でのセレモニーにて Alain Jocard/Pool Photo via AP ロゼリン・バシュロ文化相は、美術品を奪われたままにしておくことは「(本来の持ち主であるユダヤ人家族の)人間性、記憶、思い出を否定するもの」だと声明の中で述べ、法案可決を称賛した。 これらの作品の中には、1958年にフランスに移り住んだポーランド系ユダヤ人、音楽家で弦楽器職人のデビッド・センダ
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