小林製薬の紅麹問題をめぐり、アオカビが大阪工場で見つかり、プベルル酸を生成した可能性があることがわかりました。 小林製薬の「紅麹」サプリメントをめぐってはこれまでに、5人が死亡、283人が入院しました。 厚生労働省は5月28日、「プベルル酸」が腎臓に障害を引き起こすことが確認されたと発表しました。 (武見敬三厚労大臣)「プベルル酸については腎臓関係の健康被害が生じることが、学会の有識者の先生方との連携もとりおおよそ確認をされた」 プベルル酸はアオカビが作り出す天然化合物で、サプリには本来入っていない物質です。厚生労働省によりますと、プベルル酸をラットに繰り返し投与したところ、尿細管の壊死など腎臓に影響を与えることが確認されたということです。 大阪市は5月29日、アオカビが旧大阪工場の培養室や粉砕室の天井や壁など5つの部屋の計6か所から採取されたことと、そのアオカビがプベ