「能登町のイカキング」は格好の事例である…「税金のムダ遣い」から「復興の象徴」に大化けしたワケ 「騙すための物語」を信じてはいけない 「イカキング」に「税金の無駄遣い」批判 人は誰しも、時に間違えたり失敗することがある。さらに、何事も「塞翁が馬」である。人の思惑が及ばない「ファクト」「エビデンス」と違い、オピニオンは何が正解かをあらかじめ完璧に予測することはできない。それら本来の「当たり前」を、社会が改めて認め直すところから始めるべきだ。 たとえば、2024年1月1日に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた石川県能登町には、「イカキング」と名付けられた巨大なスルメイカのモニュメントが作られていた。 国がCovid-19の感染症対策として配布した地方創生臨時交付金から2500万円もの公金が、この制作に支出されたことに対し、当初は「税金の無駄遣い」などの激しい批判と嘲笑を受け、海外メディアで