ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (4)

  • shorebird 進化心理学中心の書評など - 訳書出現 人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす

    人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす 作者: ランディ・ソーンヒル,クレイグ・パーマー,望月弘子出版社/メーカー: 青灯社発売日: 2006/07メディア: 単行購入: 2人 クリック: 152回この商品を含むブログ (25件) を見る 5年ほど前に欧米で出版されフェミニストから総スカンを浴びた有名なが今回翻訳されて書店に並んでいる. よくある社会生物学論争の典型のような誤解の上の批判や,まさに自然主義的誤謬による批判が多かったと伝わってきているが,フェミニズム陣営では見方はまた異なるのだろう. (進化心理学的立場からみると)「レイプについて真実を研究すること」と「レイプを行うことの是非を主張すること」はまったく異なることだと思うのだが,21世紀になってもヒトの心理学的な性向を生物学的に考えることへの嫌悪は残っているのだろう.プラグマティックに考えても,戦争を防ぐには戦争のこ

    shorebird 進化心理学中心の書評など - 訳書出現 人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす
    nodemo
    nodemo 2024/05/19
    批判に対して『S. Gouldらによる相も変わらぬ難癖,変態フェミニストからの批判を読みますと』とか言ってるのを見ると、ほんとそういう動機で歪んでるんだろうなと思ってしまった
  •  Steven Pinkerによる投稿「The False Allure of Group Selection」に対する各方面からのコメント その2  - shorebird 進化心理学中心の書評など

    さてコメント欄にはグループ淘汰の守護聖人たるD. S. Wilsonや,名指しで批判されたとジョナサン・ハイトも登場する. D. S. ウィルソン 「グループ淘汰の中心的問題」 ウィルソンはまずピンカーのエッセイはグループ淘汰の中心問題を明確にしていないと噛みついている.このウィルソンの言う「中心問題」とは要するに「グループ内で個体にとって不利だがグループにとって有利な形質はいかに進化するか?」ということで,お得意のこれに関する学説史を展開し,それは可能であり,マルチレベル淘汰というフレームで分析できると締めくくっている. これはピンカーも当然わかっている話で,もう一度整理して述べるのはいいが,噛みつき方はいただけない.ピンカーは「グループ内で個体にとって不利だがグループにとって有利な形質はいかに進化するか?」をこのエッセイで問題にしているわけではない.グループ淘汰理論を使ってヒトの社会や

     Steven Pinkerによる投稿「The False Allure of Group Selection」に対する各方面からのコメント その2  - shorebird 進化心理学中心の書評など
    nodemo
    nodemo 2024/05/16
  •  Steven Pinkerによる投稿「The False Allure of Group Selection」へのコメントにかかるPinkerの回答 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    さてエッジに載せられたピンカーのエッセイには多くのコメントが寄せられたわけだが,ピンカーはこれらにまとめて回答している.それも見ておこう. スティーヴン・ピンカー リプライ まず冒頭でピンカーは強烈なパンチをかましている. コメンテイターたちのうちグループ淘汰理論擁護者によると「何故ヒトに道徳,共感,文化,言語,社会規範,さらには乳糖耐性や高地への生理的順応などの地域独自の適応があるかについては,グループ間競争が唯一の説明だ」ということになる.しかしグループ淘汰理論は遺伝子視点の進化理論,あるいは包括適応度理論と数理的に等価であり,両者は同一の予測を行い,実証的には区別できないはずだ. まさにここがグループ淘汰擁護者たちの妙なところなのだ.等価性を認めるなら後はどちらがより有用で生産的かというだけの問題のはずだ.少なくともD. S. Wilsonは「唯一の正しい」説明である理由について(筋

     Steven Pinkerによる投稿「The False Allure of Group Selection」へのコメントにかかるPinkerの回答 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    nodemo
    nodemo 2024/05/16
  •  「社会はなぜ左と右にわかれるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学 作者: ジョナサン・ハイト,高橋洋出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2014/04/24メディア: 単行この商品を含むブログ (26件) を見る 書は,社会心理学者でありポジティブ心理学で有名なジョナサン・ハイトによる道徳についてのである.前著「しあわせ仮説」においては,心の二重過程を「象と象使い」と極めてうまく表現し,しあわせとは何か,どのようにしてしあわせになれるのかを解説していたが,書においては道徳を取り扱っている.背景には現代アメリカで進行している政治過程の極端な二元化への憂いがある.原題は「The Righteous Mind」.このRighteousという単語には「唯我独尊的な」「自分だけが正しいと感じる」というニュアンスがあって,その背景とあわせると絶妙な題になっている. 構成としては大きく3部に

     「社会はなぜ左と右にわかれるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    nodemo
    nodemo 2024/05/15
    ジョナサン・ハイト、盲点だと思ったことに容易にショックを受けて、よくわからないまま擁護を撒き散らす人なのでは…
  • 1