池を再生する事業によって水位が下がった東京都立井の頭恩賜公園(東京都三鷹市、武蔵野市)の井の頭池で、池の中から、投棄されたとみられる自転車やバイクが続々と見つかっている。 引き揚げられただけでも現時点で200台以上に上り、公園を管理する都西部公園緑地事務所の担当者は「想像以上の数。どうして池の中に捨てるのか……」と困惑の表情を浮かべている。 池の水をいったん抜く作業が始まったのは今月18日。水位が下がるにつれて、自転車などが次々と姿を見せ、同事務所の職員らが引き揚げてきた。「数十台はあると思っていたが、こんなに多いとは予想していなかった」と同事務所の蛭間浩之・管理課長。過去には、1987年に池の底のヘドロを取り除く作業が行われており、投棄されたのは、それ以降とみられるという。 三鷹、武蔵野両市の場合、自転車を粗大ゴミとして処分する手数料は1000円。蛭間課長は「処分に困った人が投棄したり、