小林はこの「モエオチ!」で、古典落語を秋葉原文化に寄せてアレンジした新ジャンル“女子萌え落語”に挑戦している。今回のイベントは、この“女子萌え落語”のお披露目会。店舗イベントスペースには高座に座布団、金屏風からなる本格的な舞台が用意された。 1店舗目のAKIHABARAゲーマーズ本店で披露されたのは、アルバムに収録された演目「微レ存 ~フルボッコの神降臨~」。初めて描き上げたマンガを“コミケ”に出店したい女性が、オタク事情に詳しい先輩にアドバイスをもらううち、マンガのタイトルがどんどん長くなる、という「寿限無」をモチーフにした本格落語だ。高座に上がった小林は床にこすり付けるほど深々と頭を下げたが、これは彼女が尊敬してやまない落語家、故・立川談志のスタイルを真似たものだという。 小林は「微レ存微レ存妹百人萌え萌え祭り、ツンデレヤンデレのメイドコス水着コスブルマコス……」と「寿限無」同様に長い