月刊、別冊時代まで遡れば39年という歴史を誇り、1984年5月に週刊化されたプロレス専門誌『ゴング』が休刊の憂目に遭ったのは、2007年3月のこと。インターネットの普及に伴い、1990年代半ばから始まった出版不況、さらに総合格闘技バブルの影響によるプロレス冬の時代……このダブルパンチをもろに受け、『ゴング』1本で勝負していた会社サイド(日本スポーツ出版社)が経営難に陥り、結局ギブアップせざるをえなかった。(IRONNA) ただし、格闘技ブームにも陰りが見え始め、2000年代後半にはついにバブルがはじけた。その一方で、2005年11月、新日本プロレスの筆頭株主であったアントニオ猪木がゲーム会社『ユークス』に株式を譲渡し新日本を去っている。ユークスの子会社となり倒産の危機を免れた新日本プロレスは徐々に息を吹き返し始めた。さらに、劇的変化が訪れる。 2012年1月、トレーディングカードゲームの販