【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は29日の会議で、反食品浪費法案を可決した。中国国営メディアが報じた。大食い番組や動画の発信に関わった場合、最高10万元(約168万円)の罰金を科す。飲食店で食べ残しが多いケースも罰金の対象となる。 国を挙げて節約し、食料安全保障の強化につなげる狙い。飲食店は客が適量を注文するよう促さなければならず、食べきれない量を注文させた場合は最高1万元の罰金となる。 中国では、宴会で食べきれない料理を並べるのが招く側の礼儀だと考える人も多い。
中国で日本のオタク文化は人気がある……ことは、すでに10年以上前から指摘されてきた。いまやオタク世界での日中の融合が進み、アニメの「聖地巡礼」の場で中国人観光客を見ることも、コミケで中国人に出会うことも、逆に中国語がまったくできない日本人が中国人コスプレイヤーのファンになることもまったく珍しくなくなった。 そんな昨今の風潮を反映して、日本在住の中国人女性「はちこ」氏が今年6月27日に刊行したのが『中華オタク用語辞典』である。もとは彼女が2017年からコミケで頒布していた冊子を商業向けに再編集したもので、「萌え豚」「塩対応」「顔面偏差値」「脳内補完」といった、現代中国のオタク言葉やネットスラングが満載の楽しい本だ(これらの単語を実際に中国語でどう言うかは書籍で確認してみてほしい)。 男性同士の恋愛を好む女性、いわゆる今日の「腐女」は最初からその呼び方ではなかった。以下は筆者の個人的体験に基づ
2015年02月25日19:05 カテゴリオタクin中国 中国オタク「俺達が日本の中国人イメージに対応するために必要なものとはなんだろう!?」 ありがたいことに 「日本人が中国人に対して抱くイメージについて、中国のオタクな人達の間で話題になったりしていないか?」 という質問をいただいております。 日本関係の情報については全体的な量が増えるとともに段々とマニアックな方向のものも混じるようになっていますし、最近は中国オタク界隈において日本のアニメや漫画に出てくる中華系のキャラにありがちな設定や描写、定番のイメージに関するネタについてのやり取りもちょくちょく行われているようです。 そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた 「日本の中国人のイメージに対応するために必要なものとは?」 といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。 日本人が抱いている
【上原佳久】中国の南宋時代、12世紀ごろに刊行された漢詩選集「唐人絶句」が11日、東京・飯田橋の古書展示即売会で、4億6千万円で売り出された。東京・神保町の古書店「一誠堂書店」が保有していた。中国にあれば国宝級とも言われる逸品に、古書ファンたちが見入っていた。 同店などによると、「唐人絶句」は南宋の文人、洪邁が唐の漢詩を編んだもので、杜甫が李白に贈った七言絶句も収められている。高度な技術による木版印刷で、「宋版」と呼ばれる書物の一つ。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら
「業界のクリエイターは誰も政策の風向きを分かっていません。今は抗日戦争ドラマに身を潜めて隠れるしかないのです。」抗日戦争ドラマを作り出す中国の”政治”と”資本”の論理について。 ■はじめに 最近、中国で話題になっていたのは「抗日戦争ドラマが多すぎる」という話。昨年、主要テレビ局でゴールデンタイムに放映されたドラマ200本あまりのうち、抗日戦争ドラマが70本超を占めていたという。また抗日戦争ドラマのメッカ、横店映画城では同時に50作品もの抗日戦争ドラマが撮影されている、日本兵役として引っぱりだこの凶悪な人相の俳優は最大で1日8回も死ぬシーンをとった……などなどのエピソードも紹介された。日本メディアでもたびたび報道されたので、目にした人も多いのではないか。 なぜこれほど多くの抗日戦争ドラマが撮影されるのか。プロパガンダのため、愛国教育のため、中国政府が撮影させているに違いない……と思う方もいる
大人気ブログ『中国嫁日記』の作者、漫画家でイラストレーターの井上純一氏は、昨年春から経営する玩具会社の製造拠点、中国の広東省東莞市で暮らしている。2月末に刊行し、すでに3刷15万部となった『月とにほんご中国嫁日本語学校日記』(アスキー・メディアワークス)の原稿は、日中を行き来しながら書き上げた。反日暴動に揺れた昨年を振り返りながら、現代中国庶民のリアルな姿を井上氏が語った。 * * * ――広東省の東莞市へ移住されて、もうすぐ1 年ですね。ものすごい勢いで開発が進んでいる地区のようですが、まだ不便なところはあるのでしょうか? 井上:最大の問題はネットがのろいこと。光回線で4 メガですよ! その上に「金盾」(※中国政府によるネット検閲システム。多くのSNS やブログに接続できない)が存在します。最近リニューアルされて、勝手に通信の逆探知をしてルートを自動的に塞ぐシステムがつき、いっそう面倒く
当「再来一杯中国茶」は「中国の人と」「お茶を飲みながら」「じっくり話し合う」コラム。私がさまざまな縁で知り合った一般の中国人との会話を取り上げてきたのだが、今回は日本語学が専門の日本人、筑波大学・矢澤真人教授にお話をうかがうことにした。 矢澤教授は、大人気ブログを書籍化したベストセラー『中国嫁日記』と同じ作者による『月(ゆえ)とにほんご 中国嫁日本語学校日記』(井上純一著、アスキー・メディアワークス)で日本語の監修をつとめた方で、もちろん中国にも詳しい。このマンガは40歳オタクの日本人男性のもとに嫁いできた20代の中国人嫁が、都内の日本語学校で日本語を学ぶ中でのとまどいやドタバタを描くもの。主人公の中国人嫁、月(ゆえ)さんが「なんで日本語は○○なの?」とか「日本語の○○な表現はおかしい!」と素朴に感じた疑問を、マンガとマンガの間で矢澤教授が解説するという形になっている。 今や在日の全外国人
書家 石川九楊 四世紀の中国、東晋の政治家で書家である王羲之の展覧会が、東京国立博物館で始まっています。書道に親しむ人は誰もが知っている、名の知れた書ですが、一般には、いったいそれが私たちに何の関連があるのだろうと思う人も多いことでしょう。 私も子供の頃から書道の先生に「王羲之の書は最高だ」「王羲之『蘭亭序』以上の書はない」と聞かされてきました。書を見て、なるほどと腑に落ちるものではありませんでした。 美しく整った書なら、唐の時代の楷書の方が、はるかに勝っており、また鮮やかな書きぶりなら、宋の時代の黄庭堅(こうていけん)や米芾(べいはい)の書の方に軍配が上がるからです。 しかし沢山の書を見、書の歴史についておおよそ掴みえた今になって、王羲之の歴史上の位置がはっきりと見えるようになってきました。今日はそのあたりをお話します。 『万葉集』の中に「朝寝髪 われは梳らじ 愛しき 君が手枕
2013年01月08日19:05 カテゴリ日々の生活のあれこれ 中国人「そろそろ日本のラーメンと中国の拉面の違いをハッキリさせようじゃないか」 ありがたいことに以前、 「日本のラーメンに関して何か反応があれば紹介してください」 という質問をいただいていたのですが、つい後回しになってしまっていました。 思い立ったが何とやらで今回はそれに関してやらせていただきます。 なんだかんだでここしばらくの間で、中国では日本のラーメン「日式拉面」の人気がかなり広まったというか定着しつつあるように思えます。「味千」などの日本系ラーメンのチェーン店がかなり広まっていますし、日本に来た中国の方でラーメンにハマる方もかなり多いそうです。 しかしご存じの通り中国には様々な種類の麺料理がありますし、 日本のラーメンとは別に中国には 「拉面」(lamian) という日本のラーメンの発音に近い手のべ麺も存在します。 そし
日本の書道史に奈良時代から影響を与え続けている、4世紀の中国の書家、王羲之の筆使いを伝える新たな資料が、日本で見つかりました。 王羲之の資料は国宝に指定されているものもあり、専門家は「遣唐使が唐から持ち帰ったとみられる極めて貴重な資料だ」と話しています。 王羲之は4世紀の中国、東晋の書家です。 書を芸術に高めたとして「書聖」と称され、現代でも学校の教科書で書道の手本とされるなど大きな影響を与え続けています。 実際に本人が書いたもの、いわゆる「真筆」は戦乱などによってすべて失われ、模写や複製されたものしか残っていません。 このうち、今から1400年近く前、中国の唐の時代に皇帝の命令で「双鉤填墨(そうこうてんぼく)」という高度な手法で精巧に模写されたものは、王羲之の筆使いを忠実に伝える資料として特に高い価値があるとされています。 今回見つかったのは、この「双鉤填墨」による王羲之の書で、親しい人
アマゾンのサイトで「中国」と打ち込んで検索すると、「2014年、中国は崩壊する」とか「中国危機」、「捏造」、「策動」「中国に立ち向かう・・・」など、1ページ目から中国に対し、悪意や敵意をむき出しにした本が何冊も出てくる。「人気度」で検索し直してもその幾つかは上位に来るから、それなりに読まれているのだろう。そういう人たちはどういう読後感を持つのだろうか。「2014年、中国は崩壊する」という題名などは典型的だと思うが、荒唐無稽だったり、そうでなくても事実に基づかない煽りや罵倒が繰り広げられていると思われるこれらの書物を読んでも、たぶん何も身にはつかない。とすると、やはり憎しみや怒りを発散させたり、嗜虐性を満たしたりして、溜飲を下げたくて読んでいるのだろうか。 中国へは、20年前(広州〜貴陽)と昨年(上海)と、2回行った。短い旅行だから深くは接していないが、外国でいつも感じるのは、自分と大して違
横浜中華街や神戸南京町は華やかな非日常のチャイナタウンだ。飾り気のない「日常の中国」に出会いたければ、池袋北口に行けばいい。ここには1980年代以降に来日した新華僑の経営する店が約200店舗もある。西口なども加えた池袋駅周辺全体ではその数は300とも400とも言われる。中華料理店だけでなく、食材・雑貨店、旅行代理店、不動産仲介店、美容院、保育園、自動車学校、インターネットカフェなど様々な種類の店や施設がある。池袋の中華街は中国人の日常生活を支える街である。 駅の地下街から階段を上り、北口に出ると、中国語のフリーペーパーを配るおばさんがいた。横には携帯電話を耳に当て大声で中国語をしゃべるビジネスマン風の男。目の前には池袋の中国人に食材を提供する食品店のビルが立つ。「陽光城」と書かれた赤い看板が日射しを浴びて輝いていた。 ここには中華街の入り口を示す楼門もなければ、関帝廟もない。それどころか、
2012年02月19日21:25 カテゴリオタクin中国日々の生活のあれこれ 中国人「日本の沙悟浄が謎すぎる。何あの怪物?」 日本では中国の古典を元ネタにした作品は少なくありませんが、そういった作品に加えられる日本独自のアレンジの中には、中国の感覚では理解できないようなものもあるようです。 そういった中で「西遊記」はネタ元としても非常にメジャーな作品ですが、中国の感覚で 「これはない」 と思われてしまうような日本の独自の改変がある作品だったりします。 例えば、 「女性が三蔵法師役を演じる」ことや、 「沙悟浄がカッパになっていたりする」 のは中国の感覚からするとかなりありえないもののようです。 今回は、その「カッパの沙悟浄」について一つやらせていただきます。 沙悟浄は中国では「沙僧」や「沙和尚」と呼ばれることが多いようで、 中国における沙悟浄のイメージは、 百度版wiki百度百科の沙悟浄のペ
印刷 張択端「清明上河図」(北宋時代)から橋の場面=故宮博物院提供 中国・北宋時代(960〜1127年)の絵巻で、神品とたたえられる「清明上河図(せいめいじょうかず)」(張択端・画)が、日中国交正常化40周年の記念行事として東京国立博物館で来年開催される特別展「北京故宮博物院200選」(朝日新聞社など主催)に出品されることが決まった。北京の故宮博物院から東京国立博物館に12日、中国の国家文物局が出品を許可したと連絡が入った。中国から国外に出品されるのは初めて。 「清明上河図」は縦24.8センチ、長さ528センチの絹本製の図巻で、清明節(新暦では4月5日ごろ、中国では墓参りなどをする)の頃の北宋の都・開封(現在の河南省開封市)と郊外の風景を描いたとされる。 郊外の川べりの風景や、荷を満載した船、街道、大小の店、行き交う馬やかごなどが、墨と淡彩で描かれる。登場人物は約800人。中国の風俗
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