4日付の読売新聞に、「ワールド・ビュー "「愛国者」と「売国奴」"」と題された面白い記事が出ている。ネット版では公開されていないようなので、一部を紹介する。 ワールド・ビュー "「愛国者」と「売国奴」" 中国のインターネット上では、数知れない「愛国者」の群れが、狩りでもするかのように獲物を探している。フランス系スーパー・カルフールヘの不買運動のように外資系企業にかみつくこともあれば、欧米や日本の言い分に一定の理解を示した中国人に襲いかかることもある。 中国人の標的の多くが「漢奸」と呼ばれる。民族の裏切り者、売国奴という意昧で、中国では、相手に「永遠に罪人たれ」と宣告する最大級の侮蔑語だ。 「中国一の大罪人になった気分だったね」と言う。 ネットだけなら無視すればすむが、そうもいかない。「ネット愛国者」たちは、人の姿が見えない人海戦術で「漢奸」のプライバシーを暴いていく。彼の職場には、解雇を求