乱獲や環境破壊などの影響で漁獲量が減少し、高値が続くウナギ。実は、産卵場所やエサなど多くのことがわかっていません。その謎を解明して安定的な確保を目指そうと、東京大学などのチームが調査に乗り出しました。 ウナギ専門店で焼かれているのは「ニホンウナギ」。天然の稚魚を、国内で養殖したものです。ニホンウナギの稚魚は、乱獲などを理由に獲れる量が減少していて、おととし、絶滅危惧種に指定されています。 このうな重定食の上は3200円。仕入れ値の高騰が続き、4月から200円値上げしたということです。 「あんまり仕入れ値が高くなって、売値を高くするのは、お客さんに迷惑がかかるから、できれば抑えたいと思ってる。仕入れ値が安定し、もうちょっと下がってくれれば」(八ツ目や にしむら 松本清社長) ウナギについては、産卵場所やエサなどわかってないことが多く、卵から育てる“完全養殖”が難しいのが現状です。その謎