鳥取県境港市昭和町の境漁港で30日、クロマグロ約800匹が今年初めて水揚げされた。昨年より1日遅いものの、水揚げ量は25・4トン多い45トンだった。1匹当たりの平均重量は50〜60キロと良型で、港は活気づいた。 共和水産(境港市栄町)など2社の3隻が北陸沖の北部日本海で漁獲した。 午前7時ごろ、着岸した運搬船からクロマグロが手際よく運ばれた。競りを前にした式典では、関係者でつくる「境港天然本マグロPR推進協議会」の白須邦夫会長が「良型の天然ものを全国の皆さんに味わってもらいたい」と話し、三本締めで祝った。落札額は1キロ当たり平均1757円、最高値は2050円。昨年よりも平均は723円、最高値は850円下回った。 この日は、水揚げされたばかりのクロマグロを大阪市内の百貨店に運んで販売し、PRした。31日午前11時から、漁港近くの境港水産物直売センター内のさんまき直売店で解体ショーと即売