北九州市小倉北区鍛冶町の老舗うなぎ料理店「田舎庵」店主、緒方弘さん(69)が、イタリア・コマッキオ市の「うなぎ祭り」に招かれた。10月1日、祭り会場でかば焼きを調理し、約100食のうな丼を参加者に振る舞う。 コマッキオ市はイタリア北部のアドリア海沿いにあり人口2万3000人。天然ウナギの産地で世界一、ウナギを食べる町といわれる。市のホームページには、スープや赤ワイン煮、タマネギソースをかけたあぶり焼きなどのうなぎ料理が紹介されている。 祭りは1999年から毎年9、10月の週末に開催。緒方さんによると、テレビ番組ロケのため現地を訪れた予備校講師でタレントの林修さんから教えられて昨年、祭りに参加。現地産のウナギでかば焼き作りを実演し振る舞った。ふっくらとした焼き上がりと香ばしい風味が好評を博し、今年は市から招待を受けたという。当日は店から国内産のウナギも持参、現地産と食べ比べてもらう予定だ。