雪山を数ミリ単位で描きおこす〈スキーマップアーティスト〉スキー山をマップ化する縮尺の目と、アート化する自由な筆先 「手描きの〈スキーマップ〉は、そのスキー場のアイコンになる」。セスナで山を空撮、手描きでスキー山を数ミリ単位で描きおこす画家、別名“雪世界のミケランジェロ”の筆技。 画家ジェームズ・ニウスの筆先には、点で描かれた「葉」がある。少々ズームアウトすると、そこには葉が生い茂る「木」、そして木々の周りに真っ白な「雪」がみえる。キャンバスいっぱいにまでズームアウトすると、雪におおわれた山がある。“雪世界のミケランジェロ”の異名をとる画家が数ミリ単位で描いているのは「スキーマップ」だ。 スキー山を“手描きで”描きおこすアーティスト 「石を投げれば弁護士にあたる」ではないが、絵の具を投げれば画家にあたるんじゃないかというほど、この世に大勢「画家」はいる。そのなかでも法廷画家や宮廷画家と並んで