サウジアラビアの政府系ファンドから資金提供を受け、半導体や人工知能(AI)テクノロジーに投資している新設ファンドのトップが、米国の要請があれば中国から撤退すると表明した。 投資会社アラットのアミット・ミダ最高経営責任者(CEO)は「今のところ求められているのは製造とサプライチェーンを完全に分離することだが、もし中国との提携が米国にとって問題になるのであれば、われわれは手を引く」と述べた。 同社にはサウジのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が1000億ドル(約15兆5000億円)出資している。 米政府は国家安全保障上の問題を巡る一連の協議の一環として、半導体産業の発展を目指すサウジ当局に対し、中国と米国の技術のどちらかを選択する必要があると伝えたとブルームバーグが先に報じていた。
サウジアラビアは英日伊による次世代戦闘機開発の枠組=GCAPに「正式なパートナーして参加したい」と希望しているが、軍事産業総局のアフマド・アル・オハリ長官は米Breaking Defenseの取材に「英国を通じた協議は順調に進展している」と明かした。 参考:Saudi Arabia ‘keen’ to join GCAP fighter program, but localization a must: GAMI governor 現地化が伴わない武器取引はあり得ず、これはサウジアラビアにとっての信念だサウジアラビアのハリド・ビン・サルマン国防相は昨年3月、英国との新しい軍事協定に署名後「将来戦闘機システムの共同生産と研究開発プロジェクトを含む包括的なパートナーシップを通じて『Future Combat Air System program(FCASプログラム)』に参加する文書(意向表明書
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は22日、サウジアラビアとの間で国交正常化合意に達する「可能性が高い」との認識を示した。イスラエルとサウジは米国の仲介で合意に近づいており、成立すれば両国にとって外交政策の大転換となりそうだ。 ネタニヤフ氏はCNNのインタビューで、合意が成立すれば中東地域における「目覚ましい飛躍」になると表明した。 合意は「中東を永遠に変え」、「憎しみの壁」を倒壊させ、「アジアからサウジ、ヨルダン、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)を通るエネルギーパイプラインや鉄道、光ファイバーケーブルの回廊」を生み出すだろうとも指摘した。 ホワイトハウスは数カ月前からサウジと国交正常化協議を進めている。サウジは多くのアラブ諸国と同様、現時点ではイスラエルを承認していない。イスラム教の聖地の管理者としてのサウジの役割を踏まえると、こうした合意はイスラム世界におけるイスラエルの受け
英国はサウジに「サルマン皇太子のロンドン訪問」を要請したためGCAP参加に関する協議が行われると予想されているが、英国王立防衛安全保障研究所は「プログラム遅延に繋がる要素に日本は全て反対しており、イタリア参加も当初反対していた」と明かした。 参考:UK invites Saudi crown prince Mohammed bin Salman to visit 参考:Saudi CP Mohammad’s expected visit to Britain and GCAP 参考:Saudi Arabia’s bid to join GCAP: divisions, financial clout and geopolitical stakes 日本と英国ではGCAPに要求する各要素のバランスに違いがあり、この差を埋められるのかがポイント英国のスナク首相とサウジアラビアのサルマン皇太子は
サウジアラビアのハリド・ビン・サルマン国防相と英国のベン・ウォレス国防相が新たな軍事協定に署名、英国主導のFCASプログラム=テンペスト開発に参加(研究開発・共同生産)することになったと報じられている。 参考:Saudi Arabia to join UK-led FCAS program after signing new military agreement 参考:Saudi, British Defense Ministers Sign Agreement on Riyadh’s Participation in FCAS 新たな開発資金を獲得した英国のFCASプログラムは仏独西のFCASプログラムに先んじる可能性を示している日本、英国、イタリアの3ヶ国が発表した次世代戦闘機を開発するための新たな枠組み「グローバル・コンバット・エアー・プログラム(Global Combat Air
中国の習近平(シーチンピン)国家主席(左)を迎えるサウジアラビアのムハンマド皇太子=8日、サウジアラビア首都リヤド/Royal Court of Saudi Arabia/Anadolu Agency/Getty Images (CNN) サウジアラビアのムハンマド皇太子は8日、首都リヤドを訪れた中国の習近平(シーチンピン)国家主席を豪華レセプションで迎えた。両国は今回、中国・アラブ関係の新時代の前触れとなる一連の首脳会議に臨む。 サウジ国営テレビは盛大なセレモニーの様子を放映。事実上の指導者であるムハンマド皇太子はヤママ宮殿で習氏を迎えた。宮殿の敷地には両国の国旗が掲げられ、サウジ王室警備隊が剣を手にずらりと並んで音楽を演奏した。 両氏は温かい笑みを浮かべながら写真撮影に応じた。バイデン米大統領が今年7月にサウジを訪問した時とは対照的な雰囲気だった。
「中東きっての有名日本人」であるサラリーマン・鷹鳥屋明氏。SNSのアラブ人フォロワーは、なんと約10万人にも上ります。彼が実際に見聞した異色の中東体験記『私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?』から、中東で流行っている意外なスイーツについて、一部編集のうえでご紹介します。 アラブで、スフレチーズケーキが大人気 ドバイで大人気のパン屋「YAMANOTE」の日本式パンの成功を見てアラブ首長国連邦だけでなく、中東湾岸諸国で日本式のパン屋が次々と乱立しました。ですがどれも「YAMANOTE」の二番煎じ感は否めません。そしてこのような「日本式」の競争はパンだけでなく、新たなステージに移行しました。 最近中東で人気を博しているものが、チーズケーキです。それもレアチーズケーキやベイクドチーズケーキではなく、大阪に本店をかまえる「りくろーおじさんの店」と、福岡に本店をかまえる「てつおじさんの
<近年、世界で最も大きく変化している国、サウジで起きていることを知らねば中東の正しい理解はできない> サウジアラビアはここ数年、世界の中でも最も大きな変化を遂げた国の1つだ。今から5年前、当時副皇太子だったムハンマド・ビン・サルマン(MBS)は、石油依存を低減させる形に経済を改革し、活力あふれる穏健なイスラム教国を目指すとして「ビジョン2030」を発表した。非石油分野のGDP比率が2016年の55%から20年には59%に上昇したのに加え、持ち家比率が47%から60%に増加するなど、一定の成果を上げている。 中東全体への影響という点で重要なのは、サウジにおけるイスラム教の在り方が大きく変わったことだ。サウジはかねてより不寛容で過激なワッハーブ派を信奉する原理主義国家と揶揄されてきたが、MBSは18年4月、米誌アトランティックとのインタビューで「ワッハーブ派などというものは存在しない」と述べ、
Qasef Drone, used in Saudi attack by Yemeni Armed Forces. Photo: Internet サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設に対する無人機の攻撃ですが、イエメン政府の発表では、少なくとも3機種の無人機が使用された様です。それらにはQasef (Striker)、1,500-1,700km程飛行可能なSammad-3 (Invincible-3)、そして新たに開発されたジェット推進の無人機です。ジェット無人機は4発の誘導ミサイルを搭載し、発射誘導することができたようです。一部の機体にはサウジアラビアの防空システムを無力化する無人電子攻撃(EW)機が使用されたとイエメン政府は公表しています。また、囮の無人機も使用され、味方の無人機をカバーすることで防空レーダーを欺き攻撃を成功させたといわれています。 イエメン側の主張も
サウジアラビアは、外国人女性向けの厳格なドレスコード(服装規定)を廃止する。観光客を誘致して消費を促す取り組みに初めて乗り出し、石油に依存しない経済発展を目指す。 外国人女性は今後、「質素な服装」が求められものの、これまで着用が義務付けられていた全身を包むマントのような「アバヤ」を付ける必要はなくなると、サウジ観光国家遺産委員会の委員長で、ムハンマド皇太子の重要な顧問を務めるアハメド・カティーブ氏が明らかにした。 カティーブ氏はリヤドでブルームバーグTVに対し、政府は49カ国の国民を対象に観光ビザのオンライン申請を28日に開始すると述べた。それ以外の人々は海外の大使館や領事館で申請できると説明した。
[リヤド/ドバイ 17日 ロイター] - サウジアラビアは、高高度からの攻撃を抑止するため、数十億ドルを費やして西側から最新鋭の防空システムを購入してきた。だが、同国の巨大な石油産業の施設が大打撃を受け、安価な小型無人機ドローンや巡航ミサイルによる攻撃からの防御には、全く役立たないことが、図らずも証明されてしまった。 9月17日、サウジアラビアは、高高度からの攻撃を抑止するため、数十億ドルを費やして西側から最新鋭の防空システムを購入してきた。写真は被害を受けたアブカイクの石油施設。米政府15日提供(2019年 ロイター/DigitalGlobe) 14日の攻撃で、サウジの原油生産量は約半分に落ち込んだ。隣国・イエメンとの4年半に及ぶ戦争で何度も重要資産が攻撃を受けながら、同国が適切な防衛態勢を整えていない実態を露呈した。 サウジと米国は、恐らく今回の攻撃の背後には、イランがいるとの見方をし
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