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ブックマーク / blog.tinect.jp (129)

  • 「学習能力が高い人」が最強である理由。

    まだ駆け出しのコンサルタントだったころ。 私は様々な企業の「人材育成の仕組み」を作る手伝いをしていたことがある。 その際に必ず議論になるのが、「出世するには、どのような能力が必要なのか」だった。 この議論は複雑で、 「論理的思考力」 「コミュニケーション能力」 「目標達成能力」 「資格」 「人材の育成力」 など、様々な側面から検討がなされた。 しかし、個人的に最も説得力があったのは、ある会社の経営者の考え方だった。 * 「安達さん、他社さんでは、必要な能力に何を設定してるの?」 と、社長は、人材評価シートのサンプルを見ながら、私に問いかけた。 「御社と同じ規模・業態だと、やはりコミュニケーション能力と論理的思考力をあげる会社が多いですかね。」 と私は無難な回答をしたつもりだった。 しかし百戦錬磨の経営者を簡単にごまかすことはできない。 すぐに突っ込まれてしまった。 「それって質的に重要な

    「学習能力が高い人」が最強である理由。
    ijustiH
    ijustiH 2024/04/03
  • 不安になったら薬を飲め

    ずっと不安だった おれが自分の性格というものを説明しようとすると、以下のような言葉が並ぶ。内向的、心配性、後ろ向き、弱気、消極的、意志薄弱、怠惰、マイナス思考、ネガティヴ思考、悲観主義……。 陰キャで、非リアで、なんの前向きさもない人間ということになる。 今の時代、いや、いつの時代でも人間に求められる資質に反していることこの上ない。そして、その通りおれは底辺に近い人生を送っている。 それにしても、なんで、こうなんだろう。というか、世の中の人で、こうでない人がいるのはなぜなんだろう。少なくとも、こう見えない人は存在する。 おれは双極性障害(躁うつ病)持ちである。これはおれの性格の前提なのだろうと思われるかもしれない。 しかし、おれがそう診断されるずっと前、それこそ、物心ついたころから、おれは常にそうだった。 そして、常に不安だった。 幼少期の無力感 おれはちびだった。いや、いまも平均身長から

    不安になったら薬を飲め
    ijustiH
    ijustiH 2024/01/18
    不安という心情は知っていて、いま、不安ではなく何なら陽気に喋り続けて、でも超疲れて頭痛がしてグラグラして文字が読めず思考力が極端に落ちるんだけど、その症状に抗不安薬がてきめんに効いて、すごく落ち着く。
  • 仕事が早い人と遅い人の差は、何にあるのか。

    クライアントとの仕事の中で、あらゆる組織に「仕事の早い人」と、そして逆に「仕事の遅い人」が存在していることを見てきました。 では、仕事が早い人と遅い人の差は、何にあるのでしょうか。 * まずここでは、良質なアウトプットを期限内に余裕を持って仕上げる人を「仕事が早い」と称します。 それに対して、期限内に結果を出せない人や、期限ギリギリで低品質な成果を出す人を、「仕事が遅い」と呼びます。 ただし、この議論は、往々にして単純化されがちです。 仕事が遅い人は、優先度を間違っている! とか。 仕事が早い人は、PDCAが早い! とか。 仕事の速さは、「コミュニケーション力で決まる!」 とか。 キャッチな言葉で、仕事の速さに言及するという事が良く行われます。 しかし、この議題を単純化することは適切ではありません。 実際、仕事のスピードアップや効率化は一つの要因だけで操作できるようなものではなく、多岐にわ

    仕事が早い人と遅い人の差は、何にあるのか。
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    ijustiH 2023/10/31
  • エチオピアでは「それ、いい服だね!最高だよ!」と褒められても、軽率に喜んではいけない。

    佐々木 裕馬さん、という起業家がいる。 めっぽう変わった方で、少し前まで「失業率60%の国」ジブチにいたが、とつぜん最近、エチオピアで電動バイク販売のスタートアップを立ち上げた。(写真中央) エチオピアという国は総人口が約1.1億人でアフリカで2位。 しかし、そのほとんどが若者で、中位数年齢が19歳(日は48歳)と、日よりかなり若い。 GDPはアフリカ大陸の中で7位(2022年)と上位に位置し、急成長している国だ。 こういう国であるから、佐々木さんの電動バイクの事業は、立ち上げ好調だったようで、8月1日の発売開始から3週間で50台の初期ロットを売り切ってしまったと聞いた。 余談になるが、きわめて市場の可能性が大きいことから、関係者がかなり興奮しており、追加投資がかなり集まっている。 アフリカでの事業展開に興味のある方は問い合わせてみてほしい。 エチオピア人の気質は日人そっくり さて、

    エチオピアでは「それ、いい服だね!最高だよ!」と褒められても、軽率に喜んではいけない。
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    ijustiH 2023/10/27
  • 精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。

    「パパゲーノ」という言葉をご存じだろうか。 ひとつの人生観を表す言葉である。 人間、いつどこで不幸の渦に巻き込まれるかなんてわかったもんじゃないし、人生の「前提」なんて、あっという間に壊れた。 エリートだった。しかしある時崖から落ちるように崩れた。一度は持ち直したのに、再び不幸のどん底に叩き込まれた。 正直、生きていることに未練はない。それでもわたしは、日々息をしている。 限りなく普通っぽいわたし 「清水さんって、全く『そういうふう』には見えないですよね」。 よく、そう言われる。 「そういうふう」=「精神障害者」のことである。 まあ、障害と20年も付き合っているうちにこなれてきたというのもあるだろう。完治の見込みはない。「寛解」という落ち着いた状態のなかにいるだけのことだ。 「障害があっても希望を持って生きている人がいる」的な話をマスコミなんかで目にする。 そういう意味では、音楽という趣味

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    ijustiH 2023/09/12
  • コンサルタント時代の「200時間残業」は、実はそこまでツラくなかった。

    Twitter(X?)で、「200時間残業」という強いことばが拡散されていたので、目に留まりました。 200時間残業やれとはまったく思わないけど定時退社生活してて200時間残業10年やってたオレたちに同じ場所で勝とうとは思うなよとは思う — メン獄さん (@uudaiy) August 4, 2023 書籍も紹介されていたので、読んで見ると、ツイートの主は2009年から2021年までの12年、コンサルティング会社で働いていたのだといいます。 なるほどー。 私もちょっと時期はズレますが、2001年から12年半、コンサルティング会社に在籍していたので、「確かにそんな感じだったなー」と、思い出しながら、「つい最近まで同じようなカルチャーだったのかぁ」と苦笑してしまいました。 もちろん、世間様の反応は様々です。 これ。 残業200時間をしてる人間に、してない人間ってのは絶対に勝てません。明確に、数

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    ijustiH 2023/08/19
  • 長男の「アイスの譲り方」を見て、しみじみ感心した話

    身内褒めで大変恐縮なのですが、最近長男のとある行動にかなり感心したので、ちょっと書かせてください。 とある行動というのは何なのかというと、言葉にしてしまうと当の当にちょっとしたことなんですが、 「次女へのアイスの譲り方」 です。 しんざき家には子どもが3人います。長男15歳、高校一年生。長女次女、11歳の双子。 私との影響もあってか、子どもたちは全員好き、ゲーム好きです。長女次女がスプラやらぷよテトやらにハマる中、長男は最近私と同様ティアキンをやってまして、メインストーリーを進めもせずに、延々と水上闘技場でライネルを狩っては武器を強化したり、赤い月の度に希少イワロック周回をしてルピーを稼ぐことに熱中していました。楽しそうで何よりです。 さて、つい先日、義母からのお中元で美味しそうなアイスクリームのギフトセットをいただきました。 モロゾフってお店のものだそうで、めちゃ美味しかったです

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    ijustiH 2023/07/03
  • 頭を使って働く人に、読書が絶対に必要な理由。

    先日、次女がやっている国語のドリルの答え合わせをした時のこと。 来であれば、文中にある表現を用いて 「郵便局のドアをあけた」 と解答しなければならないところ、次女は 「郵便局に行った」 と書いていた。不正解である。 そこで、これは間違いだと指摘したところ、「なんで?」と返された。 そこで、想像してみて「おうちのドアを開けた」と「おうちに行った」とは、そもそも意味自体が違うでしょう、と説明する。 ところが娘は「おんなじようなものじゃない?」と首をひねる。 なるほど、娘の認識の中では、「ドアを開けること」と、その場所に「行くこと」は同一視されていたということだ。 そこで、娘には「わずかでも言葉が違う、ということはそもそも、意味が違うということ、文中に使われている表現を、そのまま使わないと意味が変わってしまうので、不正解になる」といい含めた。 * 上の話を「いちいち細かいなあ」と思う方もいるか

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    ijustiH 2023/06/22
    なんか言葉足らずなんだよな。郵便局の例も。だから読書というのも。
  • フルマラソンを完走して、限界まで追い込まないと人は壁にすらぶつかれないという事を理解した

    1/29に行われた東京チャレンジマラソンに出場し、完走した。 2021年から始めた毎日10キロ走り続ける生活も1年を超えたが、ひとまずフルマラソン完走という目標を達成できて感無量である。 35キロの壁は分厚かった フルマラソンを完走して最初に思った事の一つは「世の中には体験しないと理解できない世界があるんだなぁ」という事であった。 僕はそれまで人間の限界というのは心肺機能によるものであり、疲れてしまってもう一歩も動けないというのはゼーハーゼーハー言って、ヘトヘトの状態になるものだと思っていた。 だがフルマラソンにおける限界は心肺機能によるものではなかった。 心肺はむしろ余裕シャキシャキである。じゃあ何が僕を追い込んだかというと、脚である。 マラソンの世界では35キロの壁という概念がある。 これは35キロ地点ぐらいから途端にシンドくなるぞという警告であり、それをもって多くのベテランは 「最初

    フルマラソンを完走して、限界まで追い込まないと人は壁にすらぶつかれないという事を理解した
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    ijustiH 2023/02/17
    ごめんこれのどこでバカにされるほど人生を語っているの?
  • 「仕事で自己実現しよう」という価値観を生み出した人々の正体。

    先日のシロクマ先生の記事が、目を引いた。 「自己啓発」や「自己実現」の次に、どのような価値観が到来するのか? 実際、自己実現や自己充足を信奉可能なエリートたちは今後もそれらを金科玉条とし続けるだろう。 のみならず、そこに潜ませた正義や道理を非エリートに押しつけ、飴のかたちをした鞭で馬車馬のように働かせ、自分たちが勝ちやすいゲームの盤面を維持しようと努めるだろうとも思う。 なるほど、そんな考え方もあるのか、とひとしきり納得した。 「自分たちが勝ちやすいゲームの盤面を維持」というのも、そうなのかもしれない。 だがその上で、自分の見てきた、いわゆる「エリート」の面々を思い起こすと、 「そんなにみんな、仕事に期待していたかなあ?」 と、思い直した。 というのも、私が見てきた数々の企業の中で、「自己実現したいエリート」は、あまり見あたらなかったからだ。 実際のところ、日人のほとんどは、エリートも含

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    ijustiH 2023/02/16
  • 停滞感のある、いわゆる「中小企業っぽさ」の正体は何か。

    コンサルタント時代、私のクライアントの多くは、中小・零細企業でした。 数多くの会社に訪問しましたが、その時、一つ、気づいたことがありました。 それは「中小企業っぽさ」の原因です。 例えば「スタートアップ・ベンチャー」と「中小企業っぽい感じ」とは、何が違うのか。 「大企業」と「中小企業っぽい感じ」と何が違うのか。 もちろん、法律的には、中小企業庁のページには以下のような定義があります。 しかし、こういった定義はあくまでも形式的なものであり、「中小企業っぽさ」を出しているのは、他に原因がありました。 このように言うと、中小企業は「ワンマン経営」とか、「経営が不安定」あるいは、「古い」といったイメージがわく方もいるかもしれません。 しかし、規模が小さくても、いわゆる「中小企業っぽくない」会社は数多くありますし、大企業であってもワンマン経営の会社は数多くあります。 また、経営がとても安定していて、

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  • 長男が友人たちと旅行をすることになり、計画段階からニッコニコで見守っていた件

    身内褒めで恐縮なのですが、楽しいことがあったのでちょっと書かせてください。 先日、中学三年生の長男が、中学の友人たちと関西旅行に行っていました。で、色々と感心しました。 まず最初に、ちょっとこの画像を見ていただけるでしょうか。 なんの時刻表だ、と思われるかも知れないですが、長男が作った、友人たちとの旅行の行程表の一部です。 最初は手書きのメモだったんですが、彼最近Excelが使えるようになりまして、この表もいつの間にかExcel化されてました。 私は鉄道にそこまで詳しくないので、この行程表を作るのにどれくらい手間がかかったかまでは分からないのですが、相当きっちり考えられているように見え、よくまあここまで作り込んだなあ、とは感じます。 長男小さな頃からプラレール好きで、現在も順調に乗り鉄として成長しています。 進学先を選ぶ際も、「鉄道研究部がある中学に行きたい!」という強力な動機で中学受験

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    ijustiH 2023/01/04
  • 人は「買いたい」と言うものと、実際に買うものが違っていて、数字や統計だけではそれがわからない。

    筆者の70代の義父は、よく新製品、いわゆるスーパー家電を買って来るそうだ。 いままではそれを「義父は新しいもの好きなんだなぁ」と思っていたが、実は義父がスーパー家電を買うのには、別の理由があったらしい。 さて、それはなにか? みなさんはわかるだろうか。 父がケーキを買うのはケーキが好きだから……ではない! さっそくネタバレすると、「娘と会いたいから」。 2人の娘は家を出て近所に住んでおり、「マッサージチェアを買った」といえば、娘たちは「使ってみたいから今度行くよ」と実家に帰って来る。 義父の狙いは、そこにあったのだ。 事実、購入した製品は、簡単に人には貸せない大きい設置型の家具ばかりだったという。 このくだりを読んで、わたしは実家の父を思い出した。 我が家には物心ついたときから、「21時半のお茶会」がある。 いつ、なぜ始まったかわからない。でも、20時ごろ夜ご飯をべ終わってそれぞれの部屋

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    ijustiH 2022/12/27
    パラドックスみたいに書いてるけど、そう見えるのは個々のニーズというのの全体のKPI設定における位置付けがはっきりしていないからだよね。性質の違う話を混ぜて書いても、建設的な答えは出てこないと思うけど。
  • 中途採用面接の志望動機が「給料アップ」でも採用された人の話

    私が面接官を手伝っていた時、印象に残った出来事がある。 その日は午前中に中途採用の面接があった。面接を受けにきた応募者は31歳、年収450万のエンジニアである。彼は過去に2回、転職をしており、もし我々が採用を行えば4社目、ということになる。 彼のスキルは特に低くもなく、高くもなくといったところで、年齢相応のスキルと言った感じだ。 音を言えば、私が面接を手伝っていた会社は30前後のエンジニアが欲しかったので、彼の応募は有り難いものであった。 面接が始まり、役員の一人が質問をする。 「なぜ、転職を考えたのですか?」 通常であれば、ここで返ってくる回答は、「上流工程をやりたかったので…」であったり、「お客さんと直接話せる仕事がしたかった…」など、当り障りのない回答がほとんどだ。 しかし、彼は違った。開口一番、 「はい。もっと給料が欲しかったからです」 と言ったのだ。 通常であれば面接の際に志望

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    ijustiH 2022/12/19
  • なぜ「できない人」ほど、人に聞けないのか。 | Books&Apps

    できない人が質問をしに来ない、という傾向は、それなりにどこの会社でも見られるようである。 例えば新人が聞きに来ない、若手が聞きに来ない、あるいは「不出来なベテラン」だと、誰にも相談できなくて行き詰まる、なんて話もある。 つい先日も、あるテクノロジー系の企業で「聞きに来ないメンバー」をなんとかしたいが、どうすればよいか、という話があった。 聞くと、力量の低いメンバーの一人が、報告が苦手で、かつ聞きに来ないので、こちらがかなり監視をしているが、手間がかかってしょうがない、という。 仕事の進捗を入れたり、週報を書いたりするような社内システムもあるのだが 力量の低い人ほど入力率も低く、入力した報告の内容も拙いという。 結局、上司が直接、成果品を逐一覗いてチェックをしているそうだが、それも限界がある。 こまったこまった、という話だ。 * こういった事象について 「できない人」は、「何がわからないのか

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  • アフリカの「若者の失業率60%」の国に行ったら、「日本人はよく働く」の意味がようやくわかった

    10月の終わりから、11月の頭にかけ、知人の紹介でアフリカの「ジブチ」に行ってきた。 変わった体験をしたので、レポートしたい。なお記事に書かれていることは事実に基づいてはいるが、あくまでも私見だ。 ジブチは、アフリカ東部の小さな国で、面積は四国の約1.3倍だが、人口はたったの100万人。 国土はほとんど砂漠で、「世界で最も暑い国」の一つと言われている。 農業に向いている国土ではないので、料の自給率はたったの3%。 輸入がストップすると飢えてしまう。 入国にビザが必要で、日人はほとんどいないが、自衛隊がソマリアの海賊から船を守るという名目で派遣されており、唯一の海外自衛隊拠点がある国だ。 他にもジブチにはアメリカ軍、フランス軍、イタリア軍、そして中国軍が駐留しており、巧みな外交と絶妙な軍事バランスの上に国防が成り立っている。 なお、ジブチでは東洋人と言えば、中国人らしい。 街を歩いてい

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    ijustiH 2022/11/29
    なぜ物流が優秀なのか。
  • 頭の良い人は、議論に上手に負ける。

    昔、仕事技術として、「議論の負け方」について教えてもらったことがあります。 といっても、 「議論に負けるときには〇〇に注意しなさい」 といった、ディスカッションの注意事項に関する話ではありません。 この話は「議論するときには、うまく相手に花を持たせなさい」という話です。 でも、いったいなぜ、こんな技術が必要なのでしょう。 それは、端的に言うと、 「基的に、人は(自分が一番と思っているので)教わりたくない、知識をひけらかすヤツを敵視する」 からです。 例えば、コンサルタントとして私が教わったことの一つに、「知っていても、知らないふりをせよ」という技術がありました。 知識は、知らないふりをしたほうが対人関係がうまくいく 知らないふりをして困ることなんか一切ない。知ったかぶりよりも知らないふり。知っていても簡単に話さない。これが対人系の仕事の鉄則なんだよ。 これは「お客さんに花を持たせる技術

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    ijustiH 2022/10/29
  • 「自分らしく」はさっさと捨て、「得するキャラ」になりきるほうが、いろいろとラク

    2年ほど前、「教育係に任命されて苦労してる。仕事を辞めたい」と愚痴っていた友人と、先日ちょっとLINEのやりとりをした。 「結構前に教育係がイヤだって言ってたけど、その後はどう?」 「それはもう大丈夫、いまは仕事が楽しいよ」 「へーそうなんだ、うまくいってよかったね」 「うん。仕事と性格を切り離したらうまくいった」 仕事と性格を切り離す? どういうことだろう。 気になったので、ちょっとくわしく話を聞いてみた。 後輩が苦手な友人は、「いい先輩」になりきって克服した 「オレ、いままで部活もやってこなかったし、バイトも短期だけだし、末っ子だし、だれかに教えるって経験がなかったんだよね。そもそも年下がめっちゃ苦手で」 「年下苦手なのわかるわー」 「なんか、敬語で話しかけられると逆に緊張するというか、後輩に気を遣いすぎて相手に気を遣わせるというか」 「わかるわかる」 「でもさ、後輩の立場で考えたら、

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    ijustiH 2022/10/21
  • 実力も謙虚さもない年配者は、もう居場所がない。

    年功序列が衰退し、年下の上司を持つことが特に珍しくない時代になった。 マンパワーグループの調査*1によれば、直近3年以内に転職した35歳から55歳の正社員の約7割に「年下の上司」がいるという。 その「年下上司」について、よく言われることの一つが、「一緒に働きづらい」だ。 調査によってばらつきがあるが、上のマンパワーグループの調査では、約3割の人が、「年下と働きづらいと感じた」とされている。また、エン・ジャパンの調査では、約6割の人が「年下と働きづらい」*2と言っている。 正直なところ、これが「年下だから」働きづらいのか、それとも、こんな価値観の人は「相手が誰だろうと、働きづらさを感じる」のか、原因を切り分けるのは難しい。 ただ、エン・ジャパンの調査におけるコメントを見ると、一定数の人が「年上ならまだ我慢できるが、年下で自分より高い地位の人と働くのは嫌」と考えているのだと読み取れる。 『若い

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    ijustiH 2022/09/28
  • もしあなたが会社で「成果を出している」社員なら

    会社組織の運営は難しい。そしてその難しさの質は「多様性を維持しつつ、まとまりを保たなくてはいけない」という部分にある。 全員が画一的な思考になってしまった企業に未来はない。生態系において遺伝的多様性が重要であると言われる理由はある一つの災厄で種族が全滅することを防ぐためだ。世界的に有名な日映画監督である押井守氏は、その作品である「攻殻機動隊」の中で、「組織も人も、特殊化の果てにあるのは緩やかな死」と述べている。 だが、構成員全ての規範があまりにも異なる組織もまた、生き残ることはできない。外部との競争ではなく、内部闘争にリソースを大量に投入しなければならないからだ。意思決定は遅れ、行動はまとまらない。そういう組織は生き残ることはできない。 ■ 私がコンサルタントだった頃、ある商社に訪問した。社長は営業出身、威勢がよく、いかにも人好きのしそうな人物であった。ただし、内部の営業マンたちはそ

    もしあなたが会社で「成果を出している」社員なら
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    ijustiH 2022/09/06