これを受けて、博覧会協会が会場の260の地点で測定していたメタンガスの濃度を確認したところ、当初、メタンガスが存在する可能性が低いとしていた、パビリオンが立ち並ぶエリアの4か所でも検出されていたことが新たに分かりました。 メタンガスの濃度は、法令が定める基準の4分の1以下で、体調不良を起こした人は出ていないということです。 博覧会協会は、来月中に安全対策を取りまとめたいとしています。
ことし3月、大阪・関西万博の会場の建設現場で起きたメタンガスによる爆発事故で、博覧会協会が事故現場の新たな画像を公開しました。 この爆発事故について関西経済界のトップは「けしからん。気の緩みがあるんじゃないか」と指摘しています。 ■これまで公開の画像 事故の全容わからず ことし3月28日、万博会場の「夢洲」の西側に位置する「グリーンワールド工区」のトイレで、溶接作業中に火花が可燃性のガスに引火して爆発し、コンクリートの床が破損しました。 博覧会協会はこれまで、被害状況がわかる写真を1枚、報道機関に公開していましたが、破損個所が見切れており、被害の全容が分からない状態でした。 ■関西テレビに開示されたのは黒塗りの資料 関西テレビは、大阪市に情報公開請求を行いましたが、事故があった建物の外観以外は黒塗りとされました。 こうした中、博覧会協会は27日、現場を新たに撮影した画像3枚を公開しました。
来年開幕する大阪・関西万博に参加予定だったアルゼンチンが、撤退する方針であることが分かりました。 関係者によりますとアルゼンチンは当初、独自で設計・建設するパビリオン「タイプA」での出展を予定していましたが、予算面の問題により出展が難しくなったとみられます。 複数カ国が共同で出展する「タイプC」や、万博協会が建物工事を担うプレハブ型の簡易パビリオン「タイプX」などへの移行にとどめるよう国が促していましたが、現在は「撤退」する方針で協議が進んでいるということです。 ほかにメキシコやエストニア・ロシアが、すでに万博からの撤退を発表しています。 万博協会によりますと「タイプA」で出展予定の国は当初約60カ国でしたが、その後53カ国に減っていました(5月23日時点)。 協会幹部は、「出展のスケジュールが厳しい国に対して撤退を促すことはしない。各国の事情に寄り添いながら、タイプCもしくはXで出展がで
大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない この空気は東京五輪の前とよく似ている 大阪・関西万博開催まで1年を切ったが、日に日に「中止」または「延期」せよという声が弱まってきている気がする。どうせ、反対しても強行するに決まっているという諦めムードが漂っているのは、東京五輪の前とよく似ている。 これまでに挙げられた万博開催を中止すべしという「理由」を列挙してみたい。 第1は大幅な工期の遅れと膨れ上がる費用である。 「多額の税金が投入される会場整備費は、当初見込みの約2倍となる2350億円まで膨らんだ。独創的なデザインを競う海外パビリオンは想定よりも建設スケジュールが大きく遅れ、着工はわずか十数カ国(4月上旬時点)にとどまる」(47NEWS 4月15日 10:30) さらに昨年の東京新聞(11月
「誰がいつ望んだ?」大阪万博の次は「横浜花博」市の予算は1年で7倍、市議も危惧する「赤字に税金投入の可能性も」 社会・政治 投稿日:2024.04.30 06:00FLASH編集部 会場建設費の総額が、資材価格や人件費の高騰により、当初想定の1.9倍となる最大2350億円まで膨らみ、問題視されている「2025大阪・関西万博」。 吉村洋文大阪府知事は「万博は国家事業」と言い切り、批判をかわそうとしているが、2027年3~9月に「米軍上瀬谷通信施設跡地(神奈川県横浜市瀬谷区・旭区)」で開催される「2027横浜国際園芸博覧会(花博)」でも、同様の問題が持ちあがっている。 花博は、万博協会で会長を務める経団連会長の十倉雅和氏が代表理事(会長)になった『公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会』が運営組織となり、園芸文化の普及や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造や社会的な課題解決への貢献を目的
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる夢洲(ゆめしま)の建設現場で2024年3月28日に発生したガス爆発事故。2025年日本国際博覧会協会(万博協会)は24年4月19日、作業前に周辺のガス濃度を測定していなかったことを明らかにした。 爆発事故は、万博会場西側に位置する「グリーンワールド工区」の屋外イベント広場横にあるトイレ1階部分で24年3月28日午前10時55分ごろに発生した。 万博協会は、トイレ床上での溶接作業時に発生した火花が、床下の配管ピット内に充満していたメタンガスに引火したことが爆発の原因だったと明らかにした。トイレの延べ面積は約500m2。爆発によって1階のコンクリート床100m2ほどと、トイレの点検口が破損した。 同協会によると、配管ピット直下の土壌から埋め立てガスが発生し、ピット内にたまってガス濃度が高くなっていた。これまでも配管ピット内で作業する際は、事前に
技術的には実現可能なところまできている 開幕まで1年を切った大阪・関西万博において、目玉の一つとされているのが「空飛ぶクルマ」だ。高度な技術力の結晶であり、一般客にサービスとして提供できるようになれば100年に一度の交通改革となる、とさえ言われている。万博でお披露目となればそのインパクトは強烈なものになるだろう。しかし一方で、実現に向けては厳しい声が飛び交っている現実もある。 大阪の老舗タクシー会社である「大宝タクシー」は、タクシー会社として「空飛ぶクルマ」事業に唯一参画している企業だ。'22年に「そらとぶタクシー株式会社」を設立し、1台約7億円の機体を50台分購入する契約を結ぶなど、準備を進めてきた。 同社の舵取りを行うのは、双子の寳上(ほうじょう)卓音さんと寳上和音さん。現在30歳の若手経営者である二人は、万博での実現を目指す「空飛ぶクルマ」の現状についてこう明かす。 「すでに国内で高
大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日)は、大阪・夢洲で「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催予定だが、海外パビリオンの建設が遅れている事が問題視されている。今回、海外パビリオンの設計に関わる一級建築士が実態を明かした。 東京や大阪で大型の設計実績を持つある一級建築士は、現在3つの海外パビリオンに関わっている。なぜ万博の海外パビリオンの建設が遅れているのか。「一番大きな問題は工事を行う職人がいないこと。さまざまな要因があるが、能登半島地震の復興もあるだろう。それ以外の問題として、当社の前に受注した会社は、海外から来た図面を見ることすらできなかった。世界中の建築士が使っているソフトを日本の建築士は使える人が少ない。何か月も何もしないで…」と、データを理解するために海外の空間デザイナーと無為なやりとりを続けていたとぶっちゃけた。 日本の建築業界はCADと呼ばれる2次元製図用
大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日)は、大阪・夢洲で「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催予定だが、海外パビリオンの建設が遅れている事が問題視されている。今回、海外パビリオンの設計に関わる一級建築士が実態を明かした。 東京や大阪で大型の設計実績を持つある一級建築士は、現在3つの海外パビリオンに関わっている。なぜ万博の海外パビリオンの建設が遅れているのか。「一番大きな問題は工事を行う職人がいないこと。さまざまな要因があるが、能登半島地震の復興もあるだろう。それ以外の問題として、当社の前に受注した会社は、海外から来た図面を見ることすらできなかった。世界中の建築士が使っているソフトを日本の建築士は使える人が少ない。何か月も何もしないで…」と、データを理解するために海外の空間デザイナーと無為なやりとりを続けていたとぶっちゃけた。 日本の建築業界はCADと呼ばれる2次元製図用
関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)が24日、東京都内で講演し、2025年大阪・関西万博の運営費が赤字になった場合の対応について、「万博は国家プロジェクトだ」と述べ、一部で出ている地元が赤字を穴埋めする案を牽制(けんせい)した。全国的な万博の機運醸成に懸念があるとし、出席した財界関係者らに東京での盛り上げへの協力を呼びかけた。 万博運営をめぐっては、元大阪府知事の橋下徹氏が大阪府市による赤字負担を提案したが、吉村洋文府知事は府市による穴埋めの可能性を否定。府市と経済界で協議し、誰が負担するかを事前に決めるべきだとの考えを示している。 この日、財界人向けのセミナーで講演した松本氏は、万博が赤字になった場合の対応を問われ、「万博は国家プロジェクトであり、大阪のプロジェクトではない」と強調した。 万博の運営費は入場券の売り上げで賄うことになっていることから、安定的に運営するためにも、
どうする万博 どうする万博 「無責任すぎてありえない」大阪万博の赤字「府と市で負担も」吉村知事の発言に批判殺到…キャンセル料はすでに840億円の泥沼 どうする万博 「無責任すぎてありえない」大阪万博の赤字「府と市で負担も」吉村知事の発言に批判殺到…キャンセル料はすでに840億円の泥沼 2024年4月21日、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)に出演。 共演した大阪府の吉村洋文知事に、開催まであと1年を切った大阪万博で赤字が出た場合、「大阪府・市で持ったらいいじゃないですか」と提案した。 万博の運営費は当初809億円と見積もっていたものの、1.4倍となる1160億円に上昇。 運営費は、主に入場券の売り上げ収入でまかなう。 だが、万博協会が4月12日に公表したところでは、10日時点の販売枚数はおよそ130万枚。 企業購入分700万枚はめどがついたと
開幕まで1年を切った2025年大阪・関西万博をめぐって、なんとも“ガッカリ”な報道が相次いでいる。 【写真あり】これはしょぼい!「リング」の手すりが不安… 4月22日、乗り物で展示を楽しむ本格的な「ライド型」のパビリオンがゼロになる可能性を共同通信が報じた。 2005年愛知万博においては、電気事業連合会のパビリオン「ワンダーサーカス電力館」で、電車型ライド「フク丸エクスプレス」が人気を博した。また、全長300メートルの軌道上を走るドイツ館の透明な水滴型のキャビン「エクスペリエンス・ドロップ」にも連日、2時間待ちなど長蛇の列ができた。 だが、大阪万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲の地盤は軟弱。共同通信によると、土砂を取り除いた場所にくいを打たず建てる「浮き基礎」と呼ばれる工法が大半で、建物重量には事実上の制約があるという。また、ライド型展示はレール設置や安全対策が必要で、一定の重量がある乗
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