厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の後遺症で困っている人に向け、生活上の注意点などをまとめたリーフレットを作成した。「無理せずしっかりと休養を取ることが大切」としている。同省のホームページやX(旧ツイッター)で見ることができる。 疲れやすい、だるいといった症状がある場合は、一日を無理なく過ごせるような生活の計画を立てたり、職場に自分の健康状態を伝えておいたりすることを推奨。せきや息苦しさがある場合は腹式呼吸を意識する。集中力の低下が見られる場合は、やるべきことをメモしておくことなども勧めている。 また復職の際は周囲の理解が重要だと指摘。職場に対し、本人や医師と相談してテレワークの活用などで業務を調整することを求めた。 個人の状況によっては、傷病手当金、労災保険、障害年金などの対象になる可能性があるとしている。