--- ロジカルな読書で楽しくスキルアップ --- 物理系研究者による論理的な視点で一冊の本を切り裂く本格派書評ブログ. ブログ読者には、読書で楽しくスキルアップし、 豊かな人生を歩んでもらえるよう運営しています. 更新頻度はきまぐれです. 総得点 (15点満点) : 15 点 内訳 文章 (1-5) : 5 点, 内容 (1-5) : 5 点, 感動 (1-5) : 5 点 2010年9月号のクーリエ・ジャポンに"シンギュラリティ(特異点)"なるコトバが出てきた。その記事を読んでから、シンギュラリティという考え方に多大なる興味をもつようになってしまった。その考え方を提唱しているのが、本書である。 まず本書を手にして最初に驚くことが、その分厚さである。一瞬、百科事典かと思わせるほどのボリュームと威圧感で購入者の心を試す。見事に返り討ちにあった私は、本書の購入をためらい、その10分の1程度の
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Olga Kharif (BusinessWeek.com記者、オレゴン州ポートランド) 米国時間2010年2月22日更新 「Wal-Mart Picks Up Digital VUDU」 小売業で世界最大手の米ウォルマート・ストアーズ(WMT)は2月22日、映画やテレビ番組のネット配信サービスを手がける米ブードゥーを買収すると発表。これを機に、娯楽向けデジタルコンテンツ販売の取り組みを加速することが予想される。 ブードゥーが配信する映画やテレビ番組は、販売またはレンタルの形で、ブルーレイディスク再生装置や韓国LGエレクトロニクス製の一部のテレビなど、インターネット接続できる家電機器で視聴できる。 今回の買収の成果について、ウォルマートの副会
ラスベガス発--Ray Kurzweil氏は電子書籍端末について、いくばくかのノウハウを持っている。 近代の文字認識ソフトウェア開発などに携わってきた、コンピューティング分野のパイオニアであるKurzweil氏はこの30年間、デジタル技術を使った読書体験の向上に取り組んできた。そして、学習障害を持つ人々をコンピュータでいかに支援できるか、というテーマに長年取り組んできた同氏がいま、一般大衆に狙いを定めている。 Kurzweil氏の最新プロジェクトである「Blio」は、新興の電子書籍分野を強化し、ソフトウェアによって電子書籍を単なる印刷版の電子コピー以上のものに変えようとする取り組みである。2月にリリース予定の「Blio eReader」は、フルカラーの電子書籍に、ウェブコンテンツや動画、プロのナレーターによるオーディオブックを追加する機能を統合したソフトウェアである。 Kurzweil氏に
原文タイトル:Calling All Transhumanists 原文掲載サイト:www.forbes.com 著者名:Courtney Boyd Myers 原文公開日時:2009年10月2日 世界がシンギュラリティ(技術的特異点)に到達するのはまだ先のことだが、年次会議でフューチャリストと「マンマシン」の夢が結びつく。 技術に関するフューチャリスト(未来研究者)は「シンギュラリティ」についての話を好む。「シンギュラリティ」とは、技術の進歩が急速に進み、人工知能が人間の知能と融合しこれを超え始める時点のことを言う。フューチャリストにとっては、キリスト教原理主義者にとっての「携挙」(注:地上のキリスト教徒が不死となりキリストに出会う瞬間である)と同じような意味を持つものである。 こうした事態を歓迎、あるいは逆に恐れる人々が、今週末にニューヨーク市で開催された第4回「シンギュラリティ・サミ
著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "Will Spiritual Robots Replace Humanity by 2100?" の日本語訳である。 2100年までに精神的ロボットは人類にとってかわるだろうか? Will Spiritual Robots Replace Humanity by 2100? 2000年4月にダグラス・ホフスタッター(『ゲーデル・エッシャー・バッハ』の著者)が「2100年までに精神的ロボットは人類にとってかわるだろうか?」という問題についての討論会をスタンフォード大学で開催した。参加者には、ビル・ジョイ、レイ・カーツワイル、ハンス・モラベック、ジョン・ホランド、そして私などがいた。問題は重大なものだった。 私は、問題を構成する一つ一つの言葉を分析して、問題に答えることにし
レイ・カーツワイル「ポストヒューマン誕生」という本から「これはすごい」と思った箇所を抜粋します。社会の変革に貢献したのはなによりも一般人の生産性の向上だったとドラッカーは語りましたが、カーツワイルの予想通りに技術が発展するとすれば、21世紀は爆発的な生産性の向上を通して社会が後戻りできないほどに変容する時代ということになるでしょう。 ナノテクと脳科学とAI 革命はすでに始まっています。コンピュータの高性能化・低コスト化により、今までは難しかったことが簡単にできるようになります。たとえば、人間の脳内の活動をそっくりそのままコンピュータでシミュレートすることも可能になります。 モラヴェックの分析によれば、網膜は、輪郭と動きの検出を毎秒1000万回も行う。ロボットの視覚系の開発に何十年も費やしてきた経験から、モラヴェックは、これらの検出動作の一回分を人間のレベルで再現するには、約100回のコンピ
「エコノミスト誌」(2009年6月2日号)巻頭の「闘論席」に興味深い記事が載っていた。 脳科学者の池谷裕二氏による「センスキャム」についての寄稿。 既にご存知の方もあるかと思うし、要約して紹介するのがいいのだろうが、エ~イ面倒くさい、そっくり引用させてもらおう。 『センスキャムという装置が注目を集めている。2004年には、米マイクロソフト社が試作品を披露したので、ご存知の方もいるかもしれない。 これは首からつりさげるデジタルカメラで、日常的なシーンを自動的に記録する、いわばビジュアル日記である。 最近は小型化や軽量化や広角化が進み、赤外線センサーと可視光センサーも備え、部屋を出入りしたり、誰かが目前を横切ったときに、自動でシャッターを切る仕組みになっている。 訪れた場所や会った人など、その日の行動履歴が、毎日約2000枚の断続写真として保管される。 実際に使用した人によれば、半年前のことで
これまでもさまざまなスーパーコンピューターが作られ、膨大な計算が必要な研究に対してその演算能力を発揮し、人類の科学の発展に寄与してきたわけですが、このままスーパーコンピューターが順調に成長し続けると、どうやら2025年には人間の脳内にあるニューロンのシミュレーションさえ可能になるそうです。 一体どういう理屈でそんなことになってしまうのか、1990年から近未来に至るまでのスーパーコンピューターの成長を見てみましょう。 グラフは以下から。 Singularity is Near -SIN Graph - Growth in Supercomputer Power 黒の実線部分が実際の計画とスーパーコンピューター名、そして白い横断歩道みたいな線がトレンドライン、つまり傾向線。現在までの勢いでトレンドラインを描くと、なんと以下のようになります。 2013年……人間の脳の機能をシミュレーションするの
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