松屋フーズは5日、豚丼の販売を9日までに終了すると発表した。これで牛丼の代用メニューとして販売されてきた豚丼は、大手3社とも販売を終了した。 豚丼は2004年ごろに牛海綿状脳症(BSE)問題で牛肉の大量調達が難しくなったときに、大手牛丼チェーンが代用メニューとして投入した。 調理法は牛丼と同じく、豚肉を玉ねぎなどとともに煮て作る。調理設備がそのまま使えることもあり、各社とも自信をもって販売してきたが、人気はいまひとつのまま牛肉流通が正常化して牛丼が復帰。次第にメニューの片隅へと押し出されていた。 最初に撤退したのはゼンショーの「すき家」で、2009年4月に終了。続いて吉野家は昨年12月に、新たに焼いて調理するタイプの異なる「焼味豚丼 十勝仕立て」を発売。これにともない、従来の牛丼代用型の豚丼を休止した。大手で最後まで主力メニューとして残していたのは、松屋だけとなっていた。
ゼンショーホールディングスは6日、展開する牛丼チェーン「すき家」で販売している牛丼の「肉1.5盛」を、10日午前9時から「中盛(ちゅうもり)」にリニューアルすると発表した。 これまで並盛りと兼用だった容器を専用のものに変え、いっそうの定着を図る。中身はこれまでとほぼ同じで、並盛りと比べてご飯の量がやや少なく、肉の量が約6割多い。価格も変わらず380円。 並盛りではご飯の量が多いと感じる女性などを中心に幅広い客層がターゲット。同社は「ご飯よりもおかずを好む現代の食スタイルにあっている」としている。牛丼代用の「豚丼」消滅へ 最後の砦の松屋も9日に販売終了
健康機器大手のタニタ(東京都板橋区)は21日、カジュアルダイニングを展開する「きちり」(大阪市)と業務提携し、レストラン事業に参入すると発表した。東京・丸の内に来年1月、「丸の内タニタ食堂」をオープンする。 タニタは体脂肪や内臓脂肪などを測定できる体組成計の製造、販売で国内外で高い知名度を誇り、近年はインターネットを活用した測定情報の管理やカウンセリング、フィットネスクラブの運営などソフト面の事業にも力を入れてきた。 “ヘルシーランチ”として知られる同社社員食堂のレシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」が続編とあわせて累計420万部を突破、読者から「食堂を一般にも開放してほしい」との声が寄せられたことも後押しとなり、今回新たにレストラン事業への参入を決めた。 「丸の内タニタ食堂」は「丸の内国際ビルヂング」の地下1階にオープン。午前11時-午後3時のランチのみの営業で、同社社員食堂と同じ日替わり
「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受け、ユッケなどの生食用牛肉を扱う食肉処理業者や飲食店を対象にした厚生労働省の新基準が10月1日から施行される。「生の牛肉は食中毒の危険性が高い」として表面加熱を義務付け、罰則を新設する従来より厳しい内容の上、施行までの期間も短く、焼き肉店関係者からは「ユッケは出せない」と悲鳴も上がる。 新基準の対象はユッケと牛刺し、牛たたき、タルタルステーキ。違反すると営業停止のほか、悪質な場合は2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金が科される。 関西を中心に焼き肉店を展開する会社の実験では、従来基準で提供できるのは元の肉の8割程度だが、新基準では3~4割になると判明。この会社の担当者は「現在は800円前後のユッケが2千円を超えることもあり得る。これでは提供できない」と頭を抱える。
クリックして拡大する【食を楽しむ】グッドスマイルカフェでは7月18日まで「魔法少女まどか☆マギカ_カフェ」として運営中。「キュゥべえプレート」(手前)や「お菓子の魔女の執着デザート」(奥)などキャラにちなんだメニューを楽しめる=千葉県松戸市_(C)Magica_Quartet/Aniplex._Madoka_Partners._MBS/ 午前11時の開店を待たずに、長い行列ができる。オープンすると店内はすぐ満席に。日が傾き始めるまで、時間待ちの列が途切れることはない。休日ともなれば、日が暮れても入店を待つ人が店の前に並ぶ。 千葉県のJR松戸駅西口から歩いて4分。繁華街ではなく、勤め人が多いオフィス街でもない、街道沿いにある店に、これほどの人が集まるのには理由がある。話題のテレビアニメーション「魔法少女まどか☆マギカ」をテーマにしたカフェになっているからだ。 ■期待を裏切らない店内 フィギュ
焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」で発生した集団食中毒の影響で、近畿の焼き肉店でも原因とみられるユッケなど生肉の販売を取りやめる動きが広がっている。業界関係者からは今後の食肉消費への影響を懸念する声も出ている。 焼き肉大手チェーン「焼肉屋さかい」(名古屋市)では2日、大阪府内6店舗を含む全国143の直営店とフランチャイズ店で、ユッケの販売を中止した。 焼肉レストラン「じゅうじゅうカルビ」を全国経営するトマトアンドアソシエイツ(兵庫県西宮市)も集団食中毒の発覚後、ユッケやタタキなど生肉の販売を見合わせた。担当者は「生肉に不安を感じるお客さまもいるので、今後の対応をしっかり考えたい」と話す。 影響の広がりを懸念する声も上がった。大阪市北区の「堂山町本陣」の男性店長(30)は「ユッケやレバ刺しなどは人気商品だから販売停止は考えていないが、衛生面にはこれまで以上に注意を払う。消費者が必要以上に心配し
イトーヨーカドー船橋店(千葉県船橋市本町)の爆破を予告したとして、県警船橋署は27日、威力業務妨害の疑いで、同県市川市のアルバイト、野村圭史(よしふみ)容疑者(30)を逮捕した。同署の調べに対し、野村容疑者は「クレームをしたが、相手にしてもらえず腹が立った」などと容疑を認めているという。 同署の調べでは、野村容疑者は5月8日午前10時半ごろから午後0時50分までの間、3回にわたり同店代表電話に「店内に爆発物を仕掛ける」などと電話し、同店の業務を妨害した疑いが持たれている。同店は警備員を増強し、店内の捜索をしたが、爆発物は見つかなかったという。 同署によると、翌9日の午後2時ごろ、野村容疑者が同店サービスカウンターで「報道で見たが、爆発物が仕掛けられたんだってね」と話したことから逮捕に結びついた。報道された事実はなかった。 同署によると、クレームは「飲食店で頼んだラーメンの中に、うどんの麺が
ゼンショーが展開する牛丼チェーン「すき家」の9月末の店舗数が1087店舗となり、吉野家ホールディングス(HD)傘下の「吉野家」の1077店舗を抜き、単独の店舗数で牛丼チェーン首位に躍り出た。 ゼンショーは、“郊外型牛丼店”をテーマに、家族連れでも来店できる店舗を構築。「牛丼=男性」の図式を打ち破り、新たな客層を開拓したことが奏功した。
アジサイの葉は有毒なので、ご用心−。茨城県は22日、つくば市内の飲食店で料理に添えられていたアジサイの葉を食べた客8人が食中毒症状を訴えたと発表した。2人が病院で検査を受けたが、全員快方に向かっている。 県によると、アジサイの葉などには「青酸配糖体」と呼ばれる有毒成分が含まれ、胃の中の消化酵素と反応することで、青酸(シアン)が生成され、中毒症状を引き起こすという。 店はアジサイが有毒植物と知らず料理に使ったとみられ、県は「アジサイの葉による食中毒は極めて珍しい」(食の安全対策室)としている。 つくば保健所によると、13日夜、同市金田の飲食店にいたグループ19人のうち、34〜60歳の男女8人が、食事を始めて約30分後におう吐などの症状を訴えた。8人はいずれも「鳥肉梅しそ和え」に添えられていたアジサイの葉を食べていたことが判明した。
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