長野市は、3月末で廃止された長野電鉄屋代線跡地の活用に関する基本構想案をまとめ、4日夜、沿線の若穂地区の住民に説明した。線路敷地は自転車道、遊歩道として整備し、市内8駅は休憩所にしたり、建物を全て撤去したりする。地元からの意見を受け、道路などへの活用を検討している須坂、千曲両市と調整しながら最終的な活用方法を決める。 構想案によると、長野市分16・3キロの線路敷地を自動車やバス専用道路として活用することは、踏切やトンネルがあるなどの理由から難しいと判断。自転車道や遊歩道として整備することにした。 8駅のうち、若穂地区の綿内や信濃川田、松代地区の金井山、松代の4駅は休憩所や代替バス待合所として改修。信濃川田駅は若穂地区住民自治協議会の要望に沿い、使用しなくなった車両を展示するなどする「屋代線トレインメモリアルパーク」として整備する。 松代駅を含む一帯は、市が来年6月までに国の認定を目指