白川郷マイカー規制で合意 保全を優先、住民ら決定 2012年12月24日10:00 乗り入れを制限するよう住民から村に要望が出される村道=大野郡白川村荻町 大野郡白川村荻町の世界遺産の合掌造り集落内への観光客のマイカー乗り入れ規制で、23日に開かれた荻町区の定期総会「大寄合(おおよりあい)」で大多数の住民が規制に同意し、正式に村に要望を出すことが決まった。産業としての観光より世界遺産の保全を住民が選択した形で、荻町区長で荻町交通対策委員長の佐藤一弘さん(54)は「これで世界遺産の価値は上がると期待している」と話した。 要望するのは、集落を貫く村道(旧国道156号)約1キロの通年での乗り入れ制限。また、制限に伴って、飲食店の貸し切りバスや障害者のための村営駐車場とバスターミナルの整備などを求める。規制は法的拘束力はなく住民が自主的に実施するもの。村側も、21日の村議会定例会で、住民の要望を受