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ウリポに関するLianのブックマーク (10)

  • とりぶみ 【書評】ジョルジュ・ペレック全作品

    (場面) ワタクシであるところの大塚晩霜と、およそ10年前からタイムスリップしてきた大塚晩霜が、警察の拘置所でうなだれて座っている。 【大塚】 で……。何が知りたいんだ、10年前のオレよ……。 【おおつか】 はえ。ジョルジュ・ペレックってゆう、フランスのさっかのひとのことが、しりたいんでつ。 【大塚】 演技ヘタすぎだろ。10年前のオレ、そんな口調じゃないわ。 【おおつか】 あなたのちのうていどにあわせたら、こんなかんじかな、って。 【大塚】 くされファック。まあいい、ペレックの何が知りたいんだよ? 【おおつか】 いろいろ、ほんがでてるみたいだけど、なにからよんだらいいのかな、って。 【大塚】 なるほど。1作1作ぜんぜん違う作風だもんな。いきなり初心者向けじゃない地雷ふんだらマズイよな。 【おおつか】 はえ。そおゆうわけです。 【大塚】 じゃあ、2017年現在、日語に翻訳されている作品をざ

    とりぶみ 【書評】ジョルジュ・ペレック全作品
  • お知らせ:東京大学フランス語フランス文学研究室 | Université de Tokyo Département de Langue et Littérature Françaises » シンポジウム「声と文学」開催のお知らせ9月27日

    仏文研究室の主催によるシンポジウム 「声と文学」 が開催されます。 みなさまふるってご参加ください。詳細は下記をごらんください。 シンポジウム「声と文学」 第1回 「声の不在と現前」 時:9月27日(土) 場所:東京大学文学部1号館315 1.声の不在と現前 13:00-15:15 司会:塚昌則(東京大学) 野崎歓(東京大学): 歌声と回想──ルソー、シャトーブリアン、ネルヴァル 佐藤典子(九州大学):デ・フォレと〈声〉の不在──『紅雀と呼ばれた若者』から 塩塚秀一郎(京都大学):W島を描写する〈声〉は誰のものか?──ペレック『Wあるいは子どもの頃の思い出』における証言の問題 2.フィクションの声 15:45-18:00 司会:鈴木雅雄(早稲田大学) 郷原佳以(関東学院大学):セイレーンたちの歌と「語りの声」──ブランショ、カフカ、三人称 武田はるか(中央大学):想像する声──ベケットと

    Lian
    Lian 2014/09/17
    9/27 シンポジウム「声と文学」
  • とりぶみ 【書評】ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』

    久しく文章を書いていないのですが、リハビリとして書評をしてみます。(書き上げてから勘定してみたら原稿用紙45枚に及んでいることが判明。興味のない方は里芋を剥いたりボトルシップを作ったりした方がマシです) 取り上げますのは、フランスの作家ジョルジュ・ペレックが著した『人生 使用法』。パリの集合住宅を10×10の格子状に分割し、1部屋1章として全100章、室内を徹底描写する大長編小説です。書籍自体も巨大で、日版では二段組で600ページ弱、加えて索引が100ページ強、辞典並のサイズのです。 批評家の中には、『ユリシーズ』『失われた時を求めて』『城』などと並ぶ二十世紀小説の傑作と賞賛する人もいるそうですが、私も同感です。「トマス・ピンチョンは一冊の小説の中に世界の全てを包括しようとしている」と評されますが、『人生 使用法』はまさしくそれで、「直方体のの中に地球上のあらゆる事象が詰まっている」

    とりぶみ 【書評】ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』
  • 言葉に明け暮れた生涯 - 作品メモランダム

    ★デイヴィッド・ベロス『ジョルジュ・ペレック伝――言葉に明け暮れた生涯』(酒詰治男訳、水声社、2014/03、ISBN:4801000266) David Bellos, Georges Perec: A Life in Words (Harvill Press, 1993) ジョルジュ・ペレック Georges Perec は一九三六年三月七日にパリに生まれたが、それはドイツ軍の首都侵攻の四年三ヵ月前のことだった。名はフランス語のものだが、姓の方はフランス語でなら perrek と綴られる。フランス語圏の者ならだれもが知っているように、Perec というのは、書かれても、発音されても、ブルターニュに由来するベレック Bellec、ペロス=ギレック Perros-Guirec のような姓に匹敵するもののように思われる。だから Perec という姓を見聞きする者は、それを名乗る者がフランスの

    言葉に明け暮れた生涯 - 作品メモランダム
  • レーモン・クノー『100兆の詩篇』 - Requiem Waltz

    水声社の『レーモン・クノー コレクション』を予約していたので、その特典の『100兆の詩篇』が届いた。 機械的、あるいは数学的にテキストを置き換え、変換しては増殖させていくなどの手法を駆使する潜在的文学工房Oulipoの首魁レーモン・クノーによる、おそらく世界で最も薄くもっとも長大な詩集。 たった10Pほどの紙の片面に、切り取り線付きで14行の詩句が印刷されている。このページをそれぞれ14の紙片に切り分け、1〜10Pのそれぞれから1つずつ紙片を選んで並べる。 すると、そこに14行の詩句からなるソネットが出来上がる。 つまりこのには、10Pのなかにある14の選択肢の組み合わせから成る詩が収められており、その組み合わせからなる10の14乗=100兆通りの詩が収録されているということになる。 それは1秒に1つの詩を読むとしても317万年ほどかかり、また1分に90枚印刷するレーザープリンタでも21

  • blog 水声社 » Blog Archive » 1月の新刊:『リモンの子供たち』

    塩塚秀一郎訳 四六判/上製395頁/定価3200円+税 ISBN978-4-89176-863-8 C0397 1月10日頃発売! 太陽は糞便でできている! 実在の〈狂人〉たちをテーマに『不正確科学百科事典』を執筆する、シャンベルナックとブルジョアの一家、リモン家。二つの世界が交錯しながら、突飛な〈狂人〉たちの言行が、破局へ向かう時代の空気を照らし出す。人間の愚かさを根源的に問う、クノーの知られざる傑作。 日ウリポ史上、最大の新シリーズ、ついに完結! * コレクションは、今回配分をもって完結となります。長い間のご愛読、誠にありがとうございました。 なお、全巻ご購読特典は、塩塚秀一郎氏(『リモンの子供たち』)、久保昭博氏(『地下鉄のザジ』『はまむぎ』)の共訳で、現在鋭意編集中です。出来次第のお届けとなります。もう少々お待ちください。

    Lian
    Lian 2013/01/09
    "日本ウリポ史上、最大の新シリーズ、ついに完結!" / "全巻ご購読特典は、塩塚秀一郎氏(『リモンの子供たち』)、久保昭博氏(『地下鉄のザジ』『はまむぎ』)の共訳で、現在鋭意編集中です"
  • blog 水声社 » Blog Archive » 9月の新刊:『文体練習』

    松島征・河田学・原野葉子・福田裕大訳 4/6判上製260頁/定価2200円+税 ISBN978-4-89176-867-6 C0397 9月28日頃発売! 何の変哲もない一つのエピソードを99通りの文体で書く、ただ、それだけ。 クノーの代名詞ともなったロングセラーが、新訳で生まれ変わる! ウンベルト・エーコが自ら翻訳するほど愛し、イタロ・カルヴィーノは 「それ自体で独自のジャンルを構成する作品」と評し、 ウジェーヌ・イヨネスコがこれと同じ試みをしたいと切望した、クノーの出世作。 「ここには、練習が99個あります。フランス語のさまざまな様式や、 レトリックの文彩や、それにめっぽう文学的なジャンルなどを使いながら、 おなじひとつのささいな出来事がちがったふうに語られてゆくのですが、 当の出来事ときたらほとんど小話の、それも下書き程度のものでしかないのです。 このには序文もなければ結論もありま

  • 7月上旬刊行予定:クノー『棒・数字・文字』 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    2012年7月6日取次搬入予定 【文学/批評】 棒・数字・文字 レーモン・クノー=著  宮川明子=訳 月曜社 2012年7月 体2,800円 46判変型(タテ190mm×ヨコ122mm)並製352頁 ISBN:978-4-901477-96-3 棒ってなに? 数字で文学? クノー文学を開く鍵! 知の巨人がのこした足跡の書、待望・無謀の翻訳なる!型破りな批評的エッセイ集。 主な内容:小説の技法/ジョルジュ・リーブモン=デセーニュとの対話/アカデミーの言語/ギュスターヴ・フロベールの『ブヴァールとペキュシェ』/ウィリアム・フォークナーの『蚊』/ヴィクトル・ユゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』/ジョイス語訳の一例/ジャック・プレヴェール/絵文字/活版印刷が生む妄想/ミロあるいは先史時代の詩人/潜在文学 原書:Bâtons, chiffres et lettres, édition revue

    7月上旬刊行予定:クノー『棒・数字・文字』 | URGT-B(ウラゲツブログ)
    Lian
    Lian 2012/06/27
    次は文体練習では? と思ったら月曜社か
  • blog 水声社 » Blog Archive » 〈レーモン・クノー・コレクション〉刊行記念イベントのご案内

    2011年 12月 12日 コメントは受け付けていません。 小社より絶賛刊行中の〈レーモン・クノー・コレクション〉全13巻の 刊行を記念したイベントが開催されます。 クノーについては一家言あるかたも、このシリーズではじめてクノーに 触れたかたも、ぜひぜひふるって足をお運びください。 * レーモン・クノーってだれ? 豊崎由美(書評家)× 塩塚秀一郎(フランス文学者) 作家? 編集者? ウリピアン? アマチュア数学者? 元シュルレアリスト? ガリマール社で百科全集の編集を担当し、マルセル・デュシャンやウンベルト・ エーコも参加する秘教的な芸術研究集団《コレージュ・ド・パタフィジック》の 中心的メンバーであり、奇妙キテレツな文学集団《ウリポ(潜在文学工房)》の 発起人でもあり、またその作品もSFから偽名小説、自伝的小説など多岐にわたり、 様々な顔を持つレーモン・クノー。 一つの出来事を99通りの

  • blog 水声社 » Blog Archive » 《レーモン・クノー・コレクション》刊行開始!

    2011年 9月 13日 コメントは受け付けていません。 水声社30周年記念出版、最終弾! 新シリーズ《レーモン・クノー・コレクション》、まもなく刊行開始! *上のサムネイルをクリック ↑ 秘教的な芸術研究集団コレージュ・ド・パタフィジック会員で、 潜在文学工房(ウリポ)の代表メンバーであるレーモン・クノー(1903-76)。 彼のほぼすべての小説作品を、全13巻に集成します。 百科辞典的な幅広い知識と技巧をこらした多様な作品群を、 すべて新訳および改訳で、邦初訳の作品も収録。 これまで明らかにされなかったクノーの全貌が明らかになる、 日ウリポ史上最大のシリーズの刊行が始まります! 記念すべき第1回配は、 『地下鉄のザジ』と『サリー・マーラ全集』を2冊同時に刊行します! 世界中で愛される『地下鉄のザジ』は、田舎から出てきて、 パリのガブリエル伯父さんに預けられた、少女ザジの物語。 彼

    Lian
    Lian 2011/09/13
    ついに情報きたーーーーーーーー!!!!
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