「夫」への誹謗中傷はなかったのに マイノリティーの被害のリスク 〝満足感〟につなげない 今年5月、ある女性研究者が、ツイッターアカウントのプロフィール画像を、自分の写真からぬいぐるみの写真に変えて、フォロワー以外からは投稿を見られない「鍵付き」の状態にしました。理由は、「批判や意見論評を超えた誹謗中傷が相次いだ」からです。 ツイッターを使っていると、女性やマイノリティーには使いにくいなと思うことがあります。SNSの中傷と、女性であることに関係はあるのか。取材しました。 「女性と分からないように」 その研究者は、ロシアによるウクライナ侵攻を巡って連日のようにテレビに出演してきた筑波大・東野篤子教授(現在、ツイッターアカウントは誰でも見られる状態になっています)。 出演後、ツイッターには、東野さんの容姿を揶揄するような内容や臆測に基づく中傷が、直接的・間接的な形で相次いでいたのです。 知人に相