NIPPOが契約に反して道路工事などに再生骨材が混入した舗装材を使っていた問題で、製造したのは同社の子会社18社に上ることが分かった。新規骨材を使用した舗装材と偽って出荷していた。契約違反の材料を使用した工事は公表済みの21件に加え、新たに12件判明した。NIPPOが2024年5月22日に明らかにした。 同社は24年4月20日、国土交通省と東日本高速道路会社、中日本高速道路会社から受注した工事で、契約違反の材料の使用があったと公表している。今回、西日本、首都、阪神、本州四国連絡の4高速道路会社と内閣府沖縄総合事務局を対象に加えた調査結果をまとめた。 調査対象は、同社が元請けとして受注し、22年5月以降に完了した工事などのうち、新規骨材を使用したアスファルト合材が設計で指定された184件。合材製造の自動計量装置による印字記録などから、使用された骨材を特定した。 再生骨材が混入していた工事が3