イランのライシ大統領らを乗せて離陸したヘリコプター=イラン・アゼルバイジャン国境付近で19日、IRNA・WANAロイター イランメディアによると、墜落したのは米国のベル社が1960年代に開発した「ベル212」。専門家はロイター通信に対し、墜落した機体は、対米関係の悪化や経済制裁の影響で航空機やヘリの輸入が難しくなる79年のイスラム革命以前に導入されたモデルとの見方を示す。 イランでは革命が起きるまで親米のパーレビ王朝が世俗主義的な政策を進めた。当時イランは米国から多数の航空機やヘリコプターを購入。民間機ではイラン航空が77年に導入した米ボーイング社の「747SP」を約10年前まで運用していたほか、現在もイラン空軍では革命前に導入された機材が使用されている。 イランでは機体の更新が思うように進まず、部品の輸入も難しいことから安全性に懸念が示されてきた。米メディアによると、ザリフ前外相は今回の
イラン北西部の東アゼルバイジャン州で19日、ヘリコプターが墜落し、ライシ大統領やアブドラヒアン外相など搭乗していた8人全員が死亡しました。 国営メディアは霧などの悪天候が事故につながったという見方を伝え、当局が遺体を収容するとともに事故の原因を調べています。 事故を受けて首都テヘランをはじめイラン各地で20日、追悼集会が開かれ、広場などを埋め尽くした人々が犠牲者に祈りをささげました。 最高指導者のハメネイ師は5日間、国をあげて喪に服すると発表し、この期間にライシ大統領の出身地である北東部のマシュハドなどで葬儀が行われる予定です。 大統領の職務については、当面モフベル第1副大統領が代行するとともに、来月28日に新しい大統領を選ぶ選挙が行われることになり、今後国内で政治的な駆け引きが活発化する見込みです。 また、イランがパレスチナのガザ地区でイスラエルと戦闘を続けるイスラム組織ハマスの後ろ盾と
イランで2022年に反政府デモに参加した後に死亡した10代の少女が、イランの治安部隊に所属する男性3人に性加害を受けて殺害されたとする報告書をBBCが入手した。治安部隊がまとめたものとみられる。(文中一部敬称略)
アメリカ・ABCは19日、アメリカ当局者の話として、イスラエルがイランの施設に対しミサイル攻撃を行ったと伝えました。 ▼【続報】米国に“反撃行う”と通告があったとの報道も イスラエル、イラン施設にミサイル攻撃か ABCによりますと、イスラエルが19日、イランの施設に対してミサイル攻撃を行ったということです。 また、イランメディアは、中部の都市イスファハンの近郊で爆発音が聞こえたと報じました。攻撃と関連があるかどうかは明らかになっていないとしています。 イスラエルとイランの間では、まずイスラエルが今月1日、シリアにあるイラン大使館を空爆したとみられ、13日にはイランがその報復として、イスラエルに対し無人機などによる攻撃を行いました。 これを受けてイスラエルは、イランに対する報復を宣言していました。
イランがイスラエルに対して大規模攻撃を実施したことを巡り、イスラエル軍のハレビ参謀総長は15日、「イスラエル領土にこれだけ巡航ミサイルなどが発射されれば、対応することになる」と述べ、反撃する考えを示した。一方、イスラエルの戦時内閣は15日、2日連続でイランへの軍事作戦を協議したが、声明などは出していない。国際社会からは自制を求める意見が相次いでおり、イスラエル政府は慎重に対応を検討している模様だ。 イスラエルメディアは15日、戦時内閣がイランに対して報復する方針だと報じる一方、「全面戦争を回避しつつ、イランに打撃を与えることを議論した」とも伝えた。報復の方法や規模について、外交への影響も踏まえた議論が続いているとみられる。
イランによるイスラエルへの攻撃を受け、国連安全保障理事会は14日(日本時間15日午前)、緊急の公開会合を開いた。地域紛争への拡大を食い止めるため、両国に最大限の自制と緊張緩和を求める声が相次いだ。 会合の冒頭でグテレス事務総長は「破壊的な全面戦争の現実的な危険に直面している」と警告。大規模な軍事衝突に至った場合に矢面に立つのは民間人だと警告した上で、「この地域も世界も、これ以上の戦争は許されない」と述べた。 常任理事国の米国と英国はイスラエルの防衛を全面的に支援しながらも、戦火の拡大を回避する必要性を強調した。米国のウッド国連次席大使は、イランの攻撃を安保理として非難するよう呼びかけ「イランやその代理勢力が米国やイスラエルに追加の行動を起こした場合、イランはその責任を問われる」と警告した。一方、非常任理事国のアルジェリアはイランへの直接的な非難を避け、パレスチナ自治区ガザ地区での攻撃を続け
がれきの中を捜索する救助隊ら=2日、シリア首都ダマスカス/Louai Beshara/AFP/Getty Images (CNN) イランが今週中に中東でイスラエルあるいは米国の権益を狙った「相当な規模」の攻撃を仕掛けるとの判断を強めた米国が高度な警戒態勢に入り、対応措置の準備を急いでいることが7日までにわかった。 バイデン米政権の高官がCNNに明らかにした。この攻撃は「不可避」との見方をしており、イスラエル側も同様の認識を抱いているという。 イランはシリアの首都ダマスカスにある自国の大使館施設が今月1日に空爆された後、イスラエルの仕業と断定し、報復を宣言していた。 米政権高官によると、米国、イスラエル両国政府はイランによる攻撃は異なった多数の方法で起こされる可能性があると予期し、この事態に対処する態勢づくりを急速に進めている。権益に加え、個人も標的となるリスクがあるともした。 バイデン大
シリアの首都ダマスカスのイラン大使館周辺に1日、イスラエル軍によるものとみられる攻撃があり、イラン革命防衛隊の上級司令官が死亡した。レバノン治安筋がロイターに対し明らかにした。写真は4月1日、イスラエル軍によるものとみられる攻撃を受けたダマスカスのイラン大使館周辺で撮影(2024年 ロイター/Firas Makdesi) [ダマスカス 1日 ロイター] - シリアの首都ダマスカスのイラン大使館周辺に1日、イスラエル軍戦闘機によるものとみられる攻撃があった。イラン政府はこの攻撃で上級司令官3人を含む7人が死亡したと発表。イランは厳しい対応を取るとしており、イスラエルとの緊張が高まっている。 イラン革命防衛隊は声明で、精鋭部隊「コッズ部隊」の上級司令官モハンマド・レザ・ザヘディ氏を含む軍事顧問7人が死亡したと発表。イラン国営メディアによると、同国政府はザヘディ氏が標的だったとの見方を示している
(CNN) 過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)は4日、イラン南東部の都市ケルマンで前日に発生した連続爆発の犯行声明を出した。 爆発はイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が埋葬されている墓地周辺で2回発生した。国営イラン通信IRNAによると、少なくとも84人が死亡、284人が負傷。1979年のイラン革命以来、最も犠牲者の多い事件となった。当日は4年前に米軍に殺害されたソレイマニ氏の命日で、多くの人が追悼で墓地を訪れていた。 ISISは爆発から24時間以上たってから出した声明で、実行者2人が爆薬を詰め込んだベストを起爆させて自爆したと主張した。 実行者2人の氏名も挙げ、ソレイマニ氏の墓の近くにいた「多神教者」の集会を標的にしたとも述べた。ISISはイランで多数派を占めるイスラム教シーア派を異教とみなし、以前からその寺院や聖地を標的にしている。 ISISはこれ以上
イスラエル軍は19日、イエメン近くの紅海を航行していた貨物船がイエメンの反政府勢力フーシ派に乗っ取られたと発表しました。貨物船は日本企業が運航していたものですが、日本人は乗船していませんでした。 イスラエル軍は19日、イエメン近くの紅海で、トルコからインドに向かっていた貨物船が、イエメンの反政府勢力フーシ派に乗っ取られたと発表しました。 乗っ取られた貨物船は日本郵船が運航する船で、会社によりますと日本時間の19日夜、船を所有するイギリスの会社から連絡があったということで、乗組員はあわせて25人で詳しい安否などは分かっていませんが、日本人は含まれていないということです。 イスラエル軍は乗っ取られた船はイスラエルの船ではなく、イスラエル人も乗船していなかったとしています。 その後、イエメンの反政府勢力フーシ派の報道官が、紅海を航行中だった船を乗っ取ったとするビデオ声明を発表しました。 この中で
イランで去年、スカーフのかぶり方をめぐり逮捕されたあと、死亡した女性についていち早く報じ、大規模なデモが広がるきっかけを作ったともされる記者2人に対し、イランの裁判所は「国の安全を脅かした」などとして禁錮7年と6年の判決を言い渡しました。 イランでは去年9月、「ヘジャブ」と呼ばれるスカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された女性が急死し、警察による暴行を疑う抗議デモが各地に広がりました。 この事件をいち早く取材して亡くなった女性の家族や葬式の様子を伝え、デモが広がるきっかけを作ったともされる地元紙の記者、ニルファル・ハメディさんとエラへ・モハンマディさんは直後に逮捕され、1年以上にわたって刑務所で勾留されてきました。 イランの裁判所は22日、「敵対するアメリカ政府と協力し、国家の安全を脅かした」などとして、ハメディさんに禁錮7年、モハンマディさんに禁錮6年の判決をそれぞれ言い渡しました。
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