裏金に「気付かなかった」場合、議員はセーフ…自民が認める 野党「今までと同じ」 あちこち抜け穴の自民案 参院政治改革特別委員会は11日、派閥の裏金事件を受けて自民党が提出した政治資金規正法改正案の質疑を行った。政治家の監督責任強化を目的とした「確認書」制度や、使途公開の義務がない政策活動費の領収書の10年後公開を巡り、野党は「再発防止に全く役立たない」などと自民案の問題点を追及した。
【ソウル=木下大資】韓国軍は9日、北朝鮮が8日夜以降にごみをぶら下げた風船を韓国側へ飛ばしたことを受け、2018年に中断していた南北軍事境界線付近の拡声器による北朝鮮向け宣伝放送を再開した。拡声器放送は北朝鮮が最も嫌う心理戦の手段とされ、南北の緊張が高まる可能性がある。 韓国軍合同参謀本部は、9日時点で北朝鮮が約330個の風船を飛ばし、80個が韓国内に落下したと確認。紙くずなどが付いており、有害物質はなかった。大統領府は同日の国家安全保障会議(NSC)で、対抗措置として拡声器放送の再開を決定。「北朝鮮の政権にとっては耐え難いが、軍や住民には光と希望の情報を伝える。今後、緊張の高まりの責任は全面的に北朝鮮側にある」と表明した。
米国の現代芸術財団の2024年アーティスト賞に輝き、現地時間の先月8日、ニューヨークで開かれた式典に招待された。受賞したボイスパフォーマンスの紹介映像が流れると、「グレート」などの歓声が上がり、喝采を浴びた。両手を躍動させ、喉歌をベースとする発声は、誰にもまねができない。ちょうどその日、北米で観測された皆既日食に沸く熱気を持ち込むような驚きが会場に広がった。 財団はアーティストたちがアーティストのために設立、維持する北米では唯一の組織。絵画や彫刻、ダンス、演劇、詩などの分野で、芸術家たちが革新的と認める表現者を選ぶのが特徴だ。「世界のアーティストに自分の活動を評価してもらえ、勇気づけられた」と胸を熱くした。 ボイスパフォーマンスの声は言葉ではなく、五十音にも入らない。聞く人は「これはなんだ」「どうすればこんな音が出るの?」とまず驚く。鳥や獣の鳴き声と感じる人も、多重人格の声などと受け取る人
「やられた」。風間さんは直感した。いつも画面上に表示されているアンテナマークが全て消え、電話など電波の必要な操作が何もできない。駆け込んだ携帯ショップで調べてもらうと、予想どおり何者かに乗っ取られていた。 「僕を名乗る誰かが名古屋市内で機種変更手続きをして、携帯機能も情報も、全部そっちに移った」。店から本人確認はマイナカードの目視だったと聞いたが、自分のカードはずっと家にある。「免許証の偽造は知っていたが『マイナカードで来たか』と」。職業柄、氏名や生年月日といった個人情報を公表しており、偽造の際に悪用されたとみられる。スマホに入れていた決済アプリなどを悪用され、タクシー代などに計10万円余が使われた。
宮田毬栄さん(87)といえば、日本で初の女性の文芸誌(『海』=休刊)編集長。また、歴史上の言論テロ「嶋中事件」(1961年)を、標的となった中央公論社(嶋中鵬二(ほうじ)社長=当時)の社員として体験した貴重な証人でもある。さらに退社後には、合唱の定番曲「大地讃頌(さんしょう)」も作詞した詩人・大木惇夫(あつお)の次女として、父の軌跡をつづった著書『忘れられた詩人の伝記』(中央公論新社)で読売文学賞評論・伝記賞受賞の文筆家でもある。 作家ともよく打ち合わせをしたという東京・久我山の「カフェ・デ・マエストロ」で伺う宮田さんの体験談はいずれも圧巻だ。中でも、編集者として、人生さえもかけた仕事とは-。
宮崎雅雄(みやざき・まさお) 神奈川県横須賀市出身。岩手大農学部卒業、同大学院連合農学研究科博士課程修了後、理化学研究所や東海大の研究員などを経て、2011年、母校の岩手大に特任准教授として着任。20年から現職。21年、マタタビ反応についての研究成果を米科学誌で発表した。動物の嗅覚研究に取り組み、企業との製品開発などにも取り組む。ネコよりイヌ派で、イヌの研究もしており、家ではイヌを5匹飼っている。 研究室で飼育しているネコ「セル」を抱く岩手大教授の宮崎雅雄さん。世界的な科学誌が名前の由来で、他に「サイエンス」など17匹のネコがいる=盛岡市の岩手大で ネコにマタタビをあげると、転がったり葉をなめたりかんだり。日本では300年以上前から知られ、「マタタビ踊り」とも呼ばれるネコの不思議な反応で、その理由は「マタタビの匂いを嗅いで酔っぱらっているから」と考えられてきました。岩手大農学部教授の宮崎雅
同性婚を認めない民法や戸籍法の規定が憲法違反だとして、全国の同性カップルらが国を訴えた裁判で、3月14日の札幌高裁判決(斎藤清文裁判長)は「憲法24条1項に違反する」との初判断を示し、「同性間の婚姻も異性間と同じ程度に保障している」と踏み込んだ。憲法学者はこの判決をどう受け止めたのか。ポイントや意義を、憲法を専門とする慶応大法学部の駒村圭吾教授(63)に聞いた。(奥野斐) 同性婚訴訟 戸籍上、同性の2人の結婚を認めない民法や戸籍法は憲法違反だと訴えた裁判。原告には、戸籍上はともに女性だが、一人がトランスジェンダー男性で、男女として暮らすカップルもおり、原告らは「同性婚」ではなく、「婚姻の平等」を求める「結婚の自由をすべての人に」訴訟と呼んでいる。2019年に札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5地裁に提訴。21年に東京地裁に追加提訴。これまでの地高裁判決7件のうち「違憲」「違憲状態」は6件に上
卒業式や入学式での「日の丸・君が代」強制を20年以上続ける東京都教育委員会。今年も、過去に不起立を理由に処分を受けた教員の再任用を拒否した。国際機関は是正を求めてきたが、強制の根拠となる通達は撤回されていない。思想・良心の自由を掲げる教員らは、都教委からの圧力が変わっていない現状を訴える。(宮畑譲)
見えない人はWebをどう閲覧? 本紙サイトの課題にがくぜん、求められる「不十分と認める勇気」【動画も】
ロシアの軍務に就かされている男性の写真を見せるインドの家族=2月、インド北部ジャム・カシミール地方(SOPA IMAGES提供、ゲッティ=共同) 【ニューデリー共同】出稼ぎなどのためロシアに渡ったインド人の若者らが、意に反してウクライナ戦線に送り込まれ、ロシアの軍務に就かされているとインドメディアが6日までに報じた。あっせん業者にだまされたとみられ、ミサイル攻撃で死亡した男性もいるとされる。インド政府は除隊させるようロシア側に働きかけている。 報道によると、失業中だったインドの若者12人が昨年12月、出稼ぎあっせん業者に警備の仕事があると持ちかけられ、ロシアに渡航した。しかし実際はウクライナの戦闘地域で軍務を強いられたという。うち1人の男性(23)は今年2月に前線で訓練中、ミサイル攻撃があり死亡した。
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