アニメ映画の女性キャラクターの改造フィギュアを販売したとして、著作権法違反の罪に問われた鹿児島市春山町、会社員の被告(46)は31日、鹿児島地裁(此上恭平裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。 検察側は、被告が200~300体の改造品を製作・販売し、120万円以上を売り上げたと指摘。違法性を認識しながら「生活費と遊興費欲しさに販売を繰り返した」とした。追起訴する方針。 起訴状などによると、被告は昨年9月17日、インターネットオークションで、露骨な性的表現の胴体を正規品に組み合わせるなどした改造品1点を、県内男性に約2万5000円で販売。東京のアニメ会社の著作権を侵害したとされる。マニアの間で「魔改造」と呼ばれる人形だった。