優生思想が話題になっているので思う事をNoteに纏めておこうと思う。 この記事を書くにあたり参考にした本は「やわらかな遺伝子」マット・リドレー著だ。 本記事の内容優生学とは、優れた遺伝子を選別して未来へ繋ぐことで、人類全体をアップデートしようという思想だ。今では危険思想とみなされている。 本記事では優生学が現れた背景を軽く説明し、そのあとに優生思想が何故悪いかを説明する。そのあとに、コペルニクス的に遺伝子に対する見方を180℃転回してはどうか?という提案をする。つまり、遺伝子は全てを決定する神ではなく、道具箱に入っている道具だという考え方を提案する。 この記事が何かを考えるきっかけになれば幸いだ。 優生学が産まれた背景を簡単に優生学の登場の背景には、遺伝子への理解が深まった事がある。つまり、遺伝子が人の体の特徴や性格など非常に多くの点を規定する事がわかってきたのである。 特に1800年代後