ヒューマンコンピューターインタラクション(HCI) のトップ国際会議のひとつである ACM CHI 2023 に、荒川(カーネギーメロン大学)と矢倉(筑波大学)が後藤先生(産総研)と共同で執筆した大規模モデルを使った行動変容のためのAIデザインを提案する論文 “CatAlyst: Domain-Extensible Intervention for Preventing Task Procrastination Using Large Generative Models” が Full paper で採択されました。本記事ではその内容について簡単に紹介したいと思います。 1. 背景ChatGPT や GitHub Copilot に代表されるような大規模生成モデルは、我々の知的作業に欠かせないものとなりつつあります。情報をまとめたり、文章やコードを生成したりという用途であれば、十分実用に耐