2023年1月23日、優生保護法裁判・熊本地裁において、原告側の勝訴判決がでました。裁判が始まってから初めてのことです。しかし、国は判決を不服とし、控訴する可能性があります。現代書館は、今こそ読者の一人ひとりに、「障害のある人が国から強制不妊手術をされた」という事実が、いかに過ちであったか、想像力をもって考えてほしいと願っています。そのきっかけになればと思い、藤井渉著『ソーシャルワーカーのための反『優生学講座』』第1章を無料公開することといたしました。「国は被害者に謝罪すべきだ」と思われた方は、どうか、その声をあげてください。(編集部) 『ソーシャルワーカーのための反『優生学講座』』藤井渉著 2200円+税 現代書館第1章 狭い現場から少し距離をとって見つめ直す1 「リスク」という言葉の不思議(略) いったい、「リスク」とは何なのでしょうか。「責任」とは誰にとっての「責任」なのでしょうか。