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もくじ潜在的な患者数は少なくない人間の心はマルチ・ネットワーク強い感情の動きが症状を生み出す平穏な生活で症状は軽快する相談窓口/支援団体/サービスなど潜在的な患者数は少なくない長年、解離性障害の患者の治療にあたってきた専門医・岡野憲一郎さんにお話を伺いました。 解離性障害の症状としては、主なものとして以下の四つがあります。それらがひとりの人に重なって現れることもあります。 ①解離性同一障害:複数の人格が入れ替わる多重人格として知られる。 ②解離性健忘:記憶の一部分が飛んで、思い出せなくなる。 ③解離性遁走:ふだんの生活圏から離れて、知らない場所に行ってしまう。 ④離人症:自分や世界についての現実感がなくなってしまう。 解離性障害は「100人に1人の割合で発症する」というアメリカでの研究データもあるくらいで、実はありふれた病気だと考えられています。しかし、患者は解離性障害であることを隠すこと
障害があることと女性であること、それが重なったとき、どのような悩みに直面するのでしょうか。 過去の調査では、多くの障害のある女性が、性被害を受けたり、子どもを産むことを反対されたりといった経験があると示されています。 性や生殖の悩み、家族や介助者との関係、仕事や経済的なこと… どんな支援が必要なのかを考えていくために、みなさんの体験談やご意見をお寄せいただきました。
「メンタルヘルス」 基礎情報と相談窓口もくじメンタルヘルスとはメンタルヘルスに関連する疾患困りごとや悩み歴史メンタルヘルスとはメンタルヘルスとは、体の健康ではなく、こころの健康状態のことをいいます。体と同様にこころの健康状態が良くなければ、さまざまなこころの病(精神疾患)になります。 精神疾患は誰もがなる可能性があります。厚生労働省の統計によると、精神疾患により医療機関を受診している(外来・入院含む)患者の数は年々増える傾向にあり、平成29年(2017年)の調査時には約419.3万人でした。患者数の増加を受け、厚生労働省は精神疾患を、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病とともに「5大疾病」として指定し、地域医療における重点的な対策を促しています。 メンタルヘルスに関連する疾患こころの病(精神疾患)の種類にはいろいろなものがあります。厚生労働省の平成29年(2017年)の調査で多いものから順に
「診断をどう受け止めたらいいかわからない…」 「誰も相談する人がいない…」 「助けを求めた療育機関がいっぱいだった」 「周囲の理解を得られなくて、孤立した」 幼稚園や保育園をやめざるを得なかったケースもあると聞きます。 子どもと笑顔で向き合うために。 子どもたちが元気で大きくなるために。 いつか社会で自立していく日のために。 発達障害のある子どもの子育ての現状と親御さんの思いを、お寄せいただきました。 ※このカキコミ板は、2013年4月のハートネットTVで募集したものです。
「暴力被害(虐待/DV/性暴力)」 基礎情報と相談窓口虐待DV性暴力虐待児童虐待2022 年度に、子どもが親などから虐待を受けたとして児童相談所が相談を受けて対応した件数は、21 万 9000 件あまりで過去最多を更新しました。(こども家庭庁まとめ) 虐待の内容としては、件数の多いものから順に 「心理的虐待」・・・子どもの前で家族に暴力を振るうなど 「身体的虐待」・・・殴る蹴るなどの暴行を加える 「ネグレクト」・・・育児を放棄する 「性的虐待」などがあります。 高齢者虐待高齢者が介護施設の職員などから受けた虐待の件数は、2022 年度は 850 件余りと過去最多となりました。(厚生労働省まとめ)こうした虐待が起きた要因は、「教育・知識・介護技術などに関する問題」が最も多く、次いで「職員のストレスや感情コントロールの問題」でした。一方で家庭内での家族や親族などによる虐待は、2022 年度は、
もくじ「躁」と「うつ」を繰り返す「躁」状態とは「うつ」状態とは社会的損失が大きい病気であると気づきにくい相談窓口/支援団体/サービスなど躁」と「うつ」を繰り返す「最高」から「最低」へと気分が激変します。 双極性障害の「双極」というのは、「2つの極がある」という意味です。著しく気分が高揚する「躁(そう)」状態と、意欲が低下し憂うつになる「うつ」状態という正反対の状態を繰り返すこころの病です。かつては「躁うつ病」と呼ばれていました。 うつ病と混同されやすいのですが、うつ病は「うつ」状態だけが現れます。それに対し、双極性障害は「躁」状態と「うつ」状態を繰り返すもので、両者は異なる病気です。双極性障害のうち、社会生活に支障があるほどの躁とうつを繰り返すタイプをI型、軽い躁(軽躁)とうつを繰り返すタイプをII型といいます。そのほか、軽い躁と軽いうつを繰り返したり、躁とうつが同時に現れたり、必ずしも診
もくじ 症状で困っていること周りとの関係で困っていること相談窓口/支援団体/サービスなど 統合失調症は、およそ100人に1人がなる、とても身近な病気です。しかし、「どんな病気なのか知らない」という方も多く、誤解が生じやすいとも言われます。ハートネットTVでは、統合失調症の当事者が周囲の人に「これだけは知ってほしい!」というお悩みやお困りごとについてのアンケートを実施。その結果、245人の統合失調症のみなさん(家族、支援者の代筆含む)が回答を寄せてくださいました。アンケートを監修した精神科医・高木俊介さんの考察と合わせて、結果をご覧ください。 高木俊介さん精神科医 臨床のかたわら、地域での暮らしの支援を行う多職種チームACT-Kを立ち上げ、医療と福祉の垣根を超えた活動で当事者との関わりを続けてきた。 症状で困っていることアンケート調査は、大きく3つの設問があり、それぞれに選択肢と自由記述欄
カサンドラ症候群とは、発達障害者への報われない支援の毎日から、精神的苦悩や疲弊が大きくなりすぎて、パートナー自身が精神的にサポートが必要になる状態のことです。こういったまだ手の差し伸べられていない支援が必要な人のことも取り上げてもらえないでしょうか?(たけ) この投稿は、ハートネットTVのカキコミ板に書き込まれたものです。
「自分は依存症かもしれない」と悩んでいる方、「やめたいのにやめられない」と苦しんでいる方、家族や恋人、友人の「依存症かもしれない行動」に困っている方…どんな方でも歓迎です。何か一つでも、あなたが楽になるきっかけが見つかることを願っています。 監修:松本俊彦(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部/自殺予防総合対策センター) もくじどこからが依存症?「非物質系」の依存とは?アディクションと習慣の違いは?やめられないのはなぜ?相談窓口/支援団体/サービスなどどこからが依存症?最近、「依存症」という言葉は、ニュースやワイドショーなどで何かと使われるようになってきました。しかし、依存症に関する正しい知識はまだまだ世の中に広く知られているとはいえず、誤解や偏見も多いのが実情です。そうした中で、さまざまな情報が氾濫し、自分や家族の状態に「これって依存症?」と混乱す
もくじそもそも「発達障害」ってなに?障害のある子どもの“偏食”相談窓口/支援団体/サービスなどそもそも「発達障害」ってなに?番組に寄せられる、乳幼児期の子育てに関する不安やお悩み。 なかでも多いのが、「うちの子は、もしかして発達障害なのでは」という不安の声です。そもそも「発達障害」とは、どのようなものなのでしょうか。 発達障害は、脳の働き方が他の人と少し異なっているために起きるといわれています。「ある特定の分野だけが極端に苦手」など、周りからはわかりにくい障害です。 発達障害には、主に3つのタイプがあります。 ●自閉スペクトラム症 ことばの遅れ、コミュニケーションが苦手、特定のものへの強いこだわり などが特徴 ●ADHD(注意欠如・多動症) 注意力が散漫、落ち着きがない、衝動的 などが特徴 ●学習障害 読み、書き、計算などの学習のうち、特定の学習(ひとつ、または複数)に関して極端な困難があ
ここ数年、精神医療や福祉の現場で、「精神疾患の親に育てられた子ども」の存在に、少しずつ光が当たるようになってきました。そこで明らかになってきたのは、当事者が抱える壮絶な生活の実態と生きづらさです。親に病識がなく未受診だったり、周囲の大人から病気のことを説明してもらえないなど、理由の分からないまま混乱の日々を送っていたという人が少なくありません。「家族のことは誰にも話せない」「自分がなんとかしなくては」と抱え込み、「誰も助けてくれない」と絶望したり、「親を殺したい、でも見捨てられない」などの葛藤に苦しんだという声。さらには、大人になってからも、自己肯定感が持てない、対人関係の困難さなど、さまざまな生きづらさを抱えるケースが多いと言われています。しかし、こうした問題は、社会にほとんど知られていません。 そこで、子どもたちの苦しみを少しでも減らすために社会はどう向き合えばいいのかを考えるため、精
もくじ男の子のカラダ女の子のカラダ避妊・性感染症LGBTQ+こころの悩み 男の子のカラダ “ネタ”にされがちな男子の性。でも、実はひとりで悶々と悩む人が多いのも事実。決して“デマ”や“空気”に惑わされないで。 Q 仮性包茎はむけていた方がいい?「仮性包茎が恥ずかしいです。普段からむけていたほうがいいんですか?」(10代男子) A そんなに悩むことはありません。仮性包茎の場合は、大きくなった時に出てくるため、それほど悩むことはありません。ですが真性包茎の場合はずっと皮をかぶったままなので、ちゃんとできるかな? と心配になりますよね。正確な数字ははっきりしないものの、日本人男性の7割前後が仮性包茎と言われています。仮性包茎が恥ずかしいなら、多くの男性が恥ずかしい生き物になってしまいます。ちゃんと皮をむいて洗っていれば、仮性包茎自体に医学的な問題はありません。 Q マスターベーションで、強い刺激
もくじまずは正しい診断を薬物療法精神療法双極性障害と上手に向きあう相談窓口/支援団体/サービスなど(監修:東京女子医科大学神経精神科教授 坂元薫 ※所属は監修時) まずは正しい診断をうつ病とは薬も治療方針も異なります。 双極性障害は、放置していて自然に治る病気ではありません。正しい治療をしないまま放っておくと、再発を繰り返し、次第にその間隔が短くなってきてしまいます。 しかし、早期に発見して正しい治療を行えば、コントロールすることができる病気です。適切な治療を受け、再発を予防しながらうまくつきあっていけば、社会生活をおくることは十分に可能です。 そのためには、まず、何よりも正しい診断を受けることが大切です。「うつ病」と間違われることが多いのですが、「うつ病」と双極性障害では治療方法が違いますから、うつ病の治療をしてもよくなりません。現在「うつ病」と診断されていて、何度も再発を繰り返したり、
もくじ出生前検査とは検査結果でつらく悩むことになる可能性もさまざまなサポート支援情報出生前検査とは出生前検査とは、産まれる前におなかの赤ちゃんの状態を調べる検査です。大きく「非確定検査」と「確定検査」に分けられ、以下のような種類があります。 【非確定検査】 ・超音波検査(エコー検査) ・新型出生前検査(NITP) ・母体血液マーカー検査 【確定検査】 ・羊水検査 ・じゅう毛検査 まず、通常は「非確定検査」を受けます。身体への負担が少なく、あくまで、病気や障害の可能性を調べる検査です。その結果、陽性だった人は、診断を確定するために羊水検査などの「確定検査」に進みます。妊婦健診で行われる超音波検査も、出生前検査のひとつです。 日本では2013年から行われている「新型出生前検査(NIPT)」は、血液検査によって採血した妊婦の血液から、おなかの赤ちゃんにダウン症候群、18トリソミー、13トリソミー
あまり世間に取り扱われていない脇見恐怖症を取り上げていただきたいです。 脇見恐怖症とは視界に人(重度になると物)が入ると、その対象物に視線がいってしまう症状です。たとえその人を見ようと思わなくとも、自然とみてしまいます。それにより相手に不快な思いを与えてしまい、罪悪感を抱きます。 例えば私の場合、道を歩いているとすれ違う人を否応なしに見てしまうため、申し訳なくて始終下を向いています。 この病気に苦しむ方は大勢いらっしゃいます。また、自身が自覚していないだけで実は脇見恐怖症だったということも多いです。まだまだ認知度が低いため、大勢の方々に病気の存在を知っていただきたいと思うのです。 ※この投稿は、ハートネットTVのカキコミ板に書き込まれたものです。
番組に寄せられたみんなの投稿の説明
もくじ 境界性パーソナリティー障害(BPD)とはよくある困りごと治療と回復へのために周囲の人ができること相談窓口/支援団体/サービスなど境界性パーソナリティー障害(BPD)とは 境界性パーソナリティー障害は、青年期までに発症することが多い精神疾患の一つで、英語ではBorderline Personality Disorder、略してBPDとも呼ばれます。 気分の不安定さや著しい衝動性などを特徴としていて、症状は多種多様ですが、代表的なのは次のようなものです。 ・見捨てられるのが不安で、必死にしがみつき相手を困らせる ・自殺企図や自傷行為を繰り返す ・めまぐるしく気分が変動する ・対人関係が両極端(理想化と過小評価)を揺れ動き、不安定 こうした症状は周囲の人にとって負担になりがちですが、多くの場合、本人も「感情のコントロールができなくて苦しい」「見捨てられるのが怖い」「自分には価値がない
もくじ 不器用さを理解するキーワードは「協調」包括的支援で子どもの生きづらさを軽減する大人になってもDCDの課題は続く発達の速度や道筋はそれぞれ異なる相談窓口/支援団体/サービスなど不器用さを理解するキーワードは「協調」DCD(発達性協調運動障害)とは、「協調」という脳機能の発達に問題があるために、運動や動作にぎこちなさが生じたり、姿勢に乱れが生じ、日常生活に支障が出てしまう発達障害です。「協調」とは、視知覚、触覚、固有覚(自分の体の動きの認識)などの身体の外部や内部から絶えず入ってくる多数の情報をまとめ上げ、本人の運動企図(何をしようか)・運動計画(どのようにしようか)に基づいて、身体の動きの速さ、強さ、タイミング、正確さ、姿勢やバランスなどを適切にコーディネートして運動・動作を行い、さらにその結果もふまえて、体の動きを微調整していくという、「脳」の一連の機能です。 DCDの子どもは、
このサイトは、障害や病のある人、「生きづらさ」を抱えている人、支える家族や共感する人たち、さらには社会を変えたいと願う全ての方々のための総合情報サイトです
もくじ8050問題とは内閣府によるひきこもりの実態調査8050問題とは「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題で、背景にあるのは子どもの「ひきこもり」です。ひきこもりという言葉が社会に出はじめるようになった1980年代~90年代は若者の問題とされていましたが、30年以上が経ち、当時の若者が40代から50代、その親が70代から80代となり、長期・高齢化。こうした親子が社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなることもあり、社会問題になっています。 内閣府によるひきこもりの実態調査2016年の実態調査では、ひきこもりの人たちは全国で54万人と公表されました。しかし、この調査は対象が15歳から39歳までの若者で、8050問題として表れているひきこもりの実態を反映していませんでした。2018年に40歳から64歳までの中高年層を対象にした調査が行われると、中高年のひきこもりは推計で61万
「発達障害」 基礎情報と相談窓口もくじ発達障害とはよくある困りごとコミュニケーションのポイント発達障害とは発達障害とは、幼少期から現れる発達のアンバランスさによって、脳内の情報処理や制御に偏りが生じ、日常生活に支障をきたしている状態のことです。発達障害の人は得意、不得意の差が非常に大きく、そのために周囲から「本当はできるのに、やる気がないのではないか」などと誤解されて苦しむことも少なくありません。 発達障害は行動や認知の特徴(「特性」)によって、主に次の3つに分類されます。 ・ASD(自閉スペクトラム症)対人関係の困難さや特定の物事へのこだわりを特徴とします。聴覚や視覚、触覚など感覚の過敏性をともなうこともあります。 ・ADHD(注意欠如・多動症)「不注意」「衝動性」「多動」を特徴とします。人によって「不注意」が優勢になるタイプ、「衝動性」「多動」が優勢になるタイプがあります。 ・LD(学
向き合う 死にたい 生きるのがつらい このウェブサイトは、 ふだんあんまり口にはできない気持ちを吐き出し、 分かち合える“居場所”を目指しています。
もくじ 「苦手なこと」を理解する職場での知恵と工夫支援や制度を利用して働く相談窓口/支援団体/サービスなど(監修:昭和大学附属烏山病院 病院長 加藤進昌)※所属は監修時 「苦手なこと」を理解する 発達障害のある人が日々の生きづらさを軽減していくためには、どうすれば生活上の不適応を減らせるかがポイントになります。そのためには、まず、ありのままの自分を受け止め、「どのような場面でつまずきやすいのか」を分析し、理解することが大切になってきます。 自分の苦手なことが整理できると、具体的に何に気をつけたらよいかがわかり、今後の方策を立てるために役立ちます。苦手なことを完璧に克服することは難しいかもしれませんが、意識を変えたり、生活を工夫することによって、「障害」を「凸凹」の範囲に収めることができる可能性は十分にあります。 では、当事者のみなさんは、実際にどんな工夫をしているのでしょうか? 次節では
監修:松本俊彦(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部/自殺予防総合対策センター) もくじうわべだけ止まっても生きづらい「回復」とはどうなること?「回復」に必要なもの相談窓口/支援団体/サービスなど うわべだけ止まっても生きづらい「生きることがなんだか苦しい」という思いを抱えていませんか? アディクションからの「回復」とはどういうことを指すのでしょうか? これにはさまざまな捉え方があり、一つに定義することはできません。ただ、多くの人がイメージするのは、断酒する、パチンコをやめる、過食やリストカットをしなくなる、といった「その行為をやめる」というものでしょう。この点について考えてみたいと思います。 実は、アディクションの当事者や、治療・支援に関わる人たちの間では、「やめることは簡単だが、やめ続けることは難しい」とよく言われます。いったんやめることができて
もくじ そもそも「発達障害」って?なぜ大人になるまで見過ごされるのか診断と治療相談窓口/支援団体/サービスなど (監修:昭和大学附属烏山病院 病院長 加藤進昌)※所属は監修時 そもそも「発達障害」って?発達障害とは、幼少期から現れる発達のアンバランスさによって、脳内の情報処理や制御に偏りが生じ、日常生活に困難をきたしている状態のことです。特定のことには優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手といった特徴がみられます。こうした得意なことと苦手なこととの差、いわば凸凹は誰にでもあるものですが、発達障害がある人は、その差が非常に大きく、そのために生活に支障が出やすいのです。 発達障害は行動や認知の特徴(「特性」)によって、主に次の3つに分類されます。図のようにそれぞれは重複することもあり、人によっては複数の特性をあわせ持つ場合もあります。 ・コミュニケーションおよび相互関係の障害 人の
もくじ治療を取り巻く現状薬物療法認知行動療法強迫性障害と上手に向きあう相談窓口/支援団体/サービスなど (監修:千葉大学 子どものこころの発達研究センター長 清水栄司) 治療を取り巻く現状適切な治療を行えば、回復が期待できます。 強迫性障害の治療をめぐる状況は、2000年代に入ってから大きく前進し、適切な治療を行えば回復が期待できるようになってきました。 現在、強迫性障害の治療法には、薬物療法と認知行動療法があります。2つを併用すると、より改善効果が上がるとされています。しかし、強迫性障害は症状の程度も現れ方も人によってさまざまなので、治療の効果も人によって違います。治療法は、本人の状態や、別のこころの病をあわせ持っているかいないかなどによっても異なります。いずれにしても、専門医の指導のもとで時間をかけて行います。 自己判断をせず、まずは精神科や心療内科などで、正しい診断を受けましょう。
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