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世界禁煙デー
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スパイクしなければ開発計画が不確実なものになる、しかしそのスパイクがいつ完了するのかわからない、そのような経験はないでしょうか。スクラムでは、ソフトウェア開発の不確実性を乗り越えるためにスパイクを実施しますが、スパイクそのものの不確実性は残ったままです。スパイクとは不確実なものを早期に確実なものに変えるための手法であり、不確実性をはじめからなかったことにできる魔法のアイテムではないからです。 私は HRMOSプロダクト本部で人財活用システム「HRMOSタレントマネジメント」のプロダクト開発をしているエンジニアの Suzaking です。私たちのチームでは、未経験の技術要素を使用し、1スプリントで完結せず完成までに数ヶ月を要する機能を開発した際に、スパイクの不確実性という課題に直面しました。 この記事では、私たちのチームがスパイクそのものの不確実性にどのように向き合い、どうやって乗り越えたの
モダンな品質組織に変わるには。ビズリーチのSODA構想 ~JaSST’24 Tokyo 登壇レポート~ ソフトウェア業界全体のテスト技術力の向上と普及を目指して、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)が主催するソフトウェアテストシンポジウム「JaSST’24 Tokyo」が2024年3月14日・15日に開催されました。 株式会社ビズリーチからは、SODA推進グループの高橋裕之が、株式会社カカクコム 荻野 恒太郎様と共に、近年の品質組織に求められていることを「ビズリーチ」や「食べログ」での品質部門改善の事例を交えてお話させていただきました。このブログでは、株式会社ビズリーチの発表内容のご紹介と、当日いただいた質問への回答をご紹介させていただきます。 また、このお話の続編となる事例について、4月16日より開催の「DevOpsDays Tokyo 2024」の登壇にてお話しする予
セキュリティ人材の不足が社会的な問題になっているのは皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。日本は3年連続で1組織あたりのサイバー攻撃が世界一の状況にありながら、欧米と比べ国家的な支援制度・法制度が乏しく、せっかくの人材も海外へ流出し、国内の少ない人材のパイを奪い合っているのが現状です。 Visionalグループでは、全社横断組織としてセキュリティ室があります。今回はそんな社会課題の解決と、Visionalグループが目指す事業とセキュリティの真の「共存」への1つの解決案として、セキュリティ室が実施する「サイバーセキュリティ社内留学制度」をご紹介できればと存じます。一方通行の文章とならないよう、実際に参加された留学当事者にも忌憚無く語っていただきました。皆様の組織のセキュリティ施策のご参考になれば幸いです。 まずは自己紹介です。私、佐藤はCEH (Certified Ethical
「業務で学んだことをアウトプットする機会はありますか?」「部署を横断するつながりはありますか?」 いずれも自社の採用活動に関わる中で、学生の方からよくいただく質問ですが…。答えはもちろん「Yes」です! Visional には、グループの各プロダクトに所属するエンジニア、デザイナーなどが参加する LT 大会「プロダクト交流会」があります。コロナ禍によって薄れてしまった横のつながりを復活させるべく、2023 年より有志メンバーにるプロジェクトとしてスタートしました。 去る 10 月、第 3 回の交流会のテーマは「秋の新卒フィーチャー会」。 2023 年 4 月に新卒入社し、現場に配属されてから半年間のリアルな苦悩や学びを、新卒社員がシェアしてくれました。 この記事では、登壇したうちの 4 名に話を聞き、その舞台裏に迫ります。聞き手は 2015 年に新卒入社し、プロダクト交流会の運営メンバーで
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」でプロダクトマネージャーを担当している原田と申します。 「ビズリーチ」は、採用企業様、ヘッドハンター様、求職者様それぞれに特化した機能を提供しています。私はこのうち採用企業様向けの領域を担当しております。 この記事では、採用企業様向け領域において、機能、利用者、データ等の急速な拡大に比して顕在化する「表示速度・処理速度上の問題」を解決するために、クロスファンクショナルなチームが協力しあい、本質的な課題に優先度をつけ、大きな改善を果たしたプロセスをご紹介します。 背景 | 「表示速度」の課題 「ビズリーチ」は累計27,000社以上の企業様に導入いただいており(2023年10月末時点)、急成長を続けています。 これに伴い、データ量の増加とシステムの負荷が増大しており、お客様からのフィードバックと自らが利用した経験を通じて、この「表示速度が遅い」と
Visionalグループ 株式会社ビズリーチでは、2023年4月に入社した新卒プロダクト職(エンジニア/デザイナー)を対象とした新卒研修を約3ヶ月の間実施しました。最初の約1ヶ月間はビジネス職と合同で顧客志向を中心に学び、その後はプロダクト職としてモノづくりのプロセスや品質の基礎を学びました。 研修を通して得た学びや変化について、受講した社員が3回にわたりご紹介します。 本記事では、テスト駆動開発(TDD)の日本での第一人者として知られる和田卓人(@t_wada)さんを講師としてお招きし、品質の大切さを学んだ「TDDワークショップ」について、プロダクト職(エンジニア)の渋谷がお伝えします。 TDDワークショップの概要 ワークショップの構成 TDDとはプログラム実装前にテストコードを書き、そのテストに適合するようにコードを実装する開発手法です。今回のTDDワークショップでは、@t_wadaさ
「品質」は重要だと言われることは多いですが、「品質とは何か?」「品質を確保する/向上させていくために何をすれば良いのか分からない」ということは多いのではないでしょうか? 会社の組織規模が大きくなると、それに伴い新たに問題が発生することもあります。 「品質を確保する/向上する」方法については状況によるところが多く、完璧な正解はないと思っています。 株式会社ビズリーチの品質改善グループでは、プロダクト開発の品質をより良くするためのプロセス改善活動を行っており、BizDevOpsを円滑にする品質改善開発プロセスモデルを定義しました。この記事では、プロセスモデルを定義するための株式会社ビズリーチの状況を踏まえた私たちの考え方や、定義したプロセスモデルの実践について、「コンセプト編」と「実践編」に分けて紹介します。 本記事は後編にあたる実践編になります。まだコンセプト編をご覧になっていない方は前編記
「品質」は重要だと言われることは多いですが、「品質とは何か?」「品質を確保する/向上させていくために何をすれば良いのか分からない」ということは多いのではないでしょうか? 会社の組織規模が大きくなると、それに伴い新たに問題が発生することもあります。 「品質を確保する/向上する」方法については状況によるところが多く、完璧な正解はないと思っています。 株式会社ビズリーチの品質改善グループでは、プロダクト開発の品質をより良くするためのプロセス改善活動を行っており、BizDevOpsを円滑にする品質改善開発プロセスモデルを定義しました。 この記事では、プロセスモデルを定義するための株式会社ビズリーチの状況を踏まえた私たちの考え方や、定義したプロセスモデルの実践について、「コンセプト編」と「実践編」に分けて紹介します。 本記事は前編にあたるコンセプト編になります。 品質改善グループについて Visio
Visionalグループ、株式会社M&Aサクシードは法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」を提供しています。この業界はDX化の大きな可能性を秘めており、弊社のエンジニアも日々新規プロダクトの開発に勤しんでいます。 現在は立ち上げフェーズということもあり、スピード感が求められる中で開発を進めていますが、今後の事業成長を見据え、QAチームとしてデリバリーの増大に追いつくためにプロダクトの品質を高める必要があると考えました。そしてプロダクトの品質レベルを高めるための1つとして、プロダクト外の「組織品質」を改善する取り組みを行いました。 この記事では、 そもそも組織品質とはなにか なぜ組織品質に着目したのか その結果プロダクトの品質がどう改善したのか についてご紹介します。 「M&Aサクシード」の開発組織構成について 「M&Aサクシード」には複数チームから成るサービス開発グループが
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は2009年にサービスを開始し、スカウト可能会員数は190万人以上(2023年1月末時点)のユーザーにご利用いただくサービスに成長しました。 今回、その「ビズリーチ」の認証基盤としてIDaaS(Identity as a Service)のOkta Customer Identity Cloud(Powered by Auth0)(以下Auth0という)の導入を行いました。 本記事では認証基盤を刷新するに至った背景とAuth0を用いて100万を超えるユーザーをログアウトさせることなく移行した方法についてご紹介いたします。 前提 本記事で得られる情報 本記事を読むことで以下のような情報を得ることができます。 IDaaSを選ぶ理由 IDaaSを用いて認証・認可を運用中のプロダクトに組み込んだ事例 運用中のプロダクトに組み込む際に発生しうる課題と対
このブログでは、ビズリーチが推進するSODA構想(SODA : Software Outcome Delivery Architecture)についてプロダクト組織の観点から説明しています。プロダクト組織が進むべき未来に向かうための「計器飛行」とは何か、計器飛行のポイントやプロダクト組織が目指すべき方向について解説します。また、航空機が「空の上でなんの標識もないのに」ちゃんと目的地に行ける秘密と照らし合わせて、プロダクト組織における「ロードマップ」と「マイルストーン」の重要性に触れます。全3回(前編・中編・後編)の前編。 はじめに ビズリーチでは、プロダクト組織が進むべきゴールに向かうための「計器飛行」を実現すべく、その土台となるSODA構想(SODA : Software Outcome Delivery Architecture)を進めています。 今回のブログでは、SODA構想とは何か
はじめに 「HRMOS タレントマネジメント」(以下、「HRMOS」)では1年間かけて、自動 E2E テストの導入から開発・運用をしてきました。 最終的には、画像のように ChatOps でいつでも簡単に開発者が E2E テストを実行できる環境が整備されました。 この記事では、1年間で溜まった知見をもとに主に以下の内容に触れていきます。 「HRMOS」における自動 E2E テストの導入の理由 自動 E2E テスト(Autify)の導入までの道筋 自動 E2E テストの DevOps 連携 自動 E2E テストの活用による品質担保 自動 E2E テストの導入や、その活用法に悩んでいる方の助けになれば幸いです。 「HRMOS」における自動 E2E テストの必要性 「HRMOS」では日々ユニットテスト、インテグレーションテストなどの様々なテストが CI で動いています。 加えて、開発者も bra
私は「大きな社会の課題解決に挑む会社であること」、「不確実な状況下で事業づくりにチャレンジができること」に惹かれて新卒でVisionalに入社してから、約3年半新規事業でソフトウェアエンジニア兼プロダクトマネージャーとして手探りながらも事業開発に関わってきました。本記事では、その経験を元に、エンジニアから見たプロダクト開発における越境についてご紹介します。 これまでプロダクト開発を進める中で、事業の解決すべき課題にフォーカスするためには特定の役割のみに閉じているカタチでは実現できないと感じる場面が多くありました。世の中に価値あるプロダクトを提供するために、職種や立場にとらわれず、個々がオーナーシップを持って役割を染み出しながら、事業開発に向き合うということをここでは「越境」としています。 ここからは、私が「BizHint」で実際に行った「メールマガジン配信」における制作改善業務の具体的な体
Visionalグループ 株式会社ビズリーチは、お客様への価値提供を高めていくために、モノづくりのプロセスをよりよくするための活動を行っています。今回は、「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」への登壇と合わせ、これまでの登壇やブログで発信したプロセス改善に関わる内容をまとめました。 改善活動についての発信まとめ 『「エセ自己組織化」症候群から脱却し、約束を守るプロフェッショナルなアジャイルチームになるには -アジャイル時代のマネジメント進化論-』Regional Scrum Gathering Tokyo 2023 Visionalは、2023年1月11日(水)より開催の「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」に協賛しています。セッションにて発表した内容についてご紹介します。 世の中のスピードの変化に合わせ、開発手法に「
去る2022年9月29日(アメリカ時間)にState of DevOps 2022が公表されました。 State of DevOpsとは、年に1回DORA(Google Cloud内のチーム)が発表しているソフトウェアのデリバリーパフォーマンスに関する調査結果レポートです。State of DevOpsでは、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスの指標でもあるFour Keysや、Four Keysの改善効果が高いとされるケイパビリティについての詳細な内容が記載されています。 株式会社ビズリーチでは、日々プロセスをより良くするための活動を行っており、今回State of DevOps 2022の発表に伴い私が所属するプロセス改善部内でState of DevOps 2022に関する調査と議論を行いました。今回はプロセス改善部でまとめた内容を前編と後編の2部に分けて紹介したいと思います。 後編
ソフトウェアデリバリーパフォーマンスに関する考察(前編) - State of DevOps 2022では何が示されたのか 去る2022年9月29日(アメリカ時間)にState of DevOps 2022が公表されました。 State of DevOpsとは、年に1回DORA(Google Cloud内のチーム)が発表しているソフトウェアのデリバリーパフォーマンスに関する調査結果レポートです。State of DevOpsでは、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスの指標でもあるFour Keysや、Four Keysの改善効果が高いとされるケイパビリティについての詳細な内容が記載されています。 株式会社ビズリーチでは、日々プロダクト開発のプロセスをより良くするための活動を行っています。今回State of DevOps 2022の発表に伴い私が所属するプロセス改善部内でState of
「HRMOS」シリーズでは多数存在する機能間での体験を統一するための様々な取り組みを続けています。 今回、HRMOSプロダクト本部プラットフォーム開発部では、ユーザー体験の向上とアーキテクチャ改善を目的として 「HRMOSタレントマネジメント」 内に複数あった認証基盤を統合しました。 本記事では、認証基盤統合に至った背景と、それをスピーディかつ安全に進めるために行ったプロセスや工夫をご紹介します。 構想から完遂までの約6ヶ月間の内、設計およびプロトタイプ作成に要した前半3ヶ月、実際に本番システムに段階的に変更を加えていった後半3ヶ月という大まかな流れに沿って説明します。 統合前の課題 「HRMOSタレントマネジメント」は内部的に「従業員データベース機能」を提供するモジュールと「評価管理」などの機能を提供するモジュールに分かれています。実はこれらのモジュールはそれぞれ個別の製品として同時期に
去る10月14日、技育祭2022[秋]に登壇させて頂きました。 本記事では、そのとき頂いていた質問に答えたいと思います。 プログラム言語は知っておいた方が良いか? 「アウトプットを小さく」とはどういう意味? ビズリーチではQCDSのうち、どこを固定しているのか? の3本です。 なお、「技育祭」とはサポーターズさんが主催する「エンジニアを目指す学生向け」テックカンファレンスです。最近は、春と秋の年2回開催されています。私のセッションは189名の方が聴きにきてくれたそうで、ありがとうございました! 当日は、「はたらく」前に知るべきIT企業5つのヒミツ、と称してセッションを担当しました。資料はこちらになります。 セッション冒頭では、Miroで簡単なアンケートを取りました。まず最初に『どこで聴いてくださってるんですか?』と質問したところ、なんと全国津々浦々から聴いてくださっていました。勝手に関東の
はじめに 「HRMOS」では主に AWS を利用してサービスを運用しているのですが、 この度稼働中のサービスをオレゴンから東京にリージョン移行を行う という一大プロジェクトを遂行しました。 AWS も今や東京や大阪リージョンがあり、日本でサービスを展開するならばこれらを利用すると思われるのでリージョンまるごと移行する機会というのはなかなか出会えないのではないかと思います。 このプロジェクトは私たち SRE チームが2020年11月ごろから約1年ほどかけて実践したもので、主になぜこのようなプロジェクトを実施する必要があったのか、どのように進めていったかを中心にご紹介します。 プロジェクトで実践した技術的な話を詳細に書いているととても長くなってしまうため、そちらはまた別の機会にご紹介したいと思います。 プロジェクト発足 「HRMOS」の従業員データベースシステムというのは「HRMOS」シリーズ
はじめに HRMOSプロダクト本部の徳吉です。 この度、株式会社ビズリーチの社内表彰の場で、FY22下期の最高技術賞を頂きました。 評価を頂いた取り組みの一部として、「M&Aに関わる作業を年2回実施」「IEYASU、イージーソフト社のシステムDD(システムデューデリジェンス)」がありました。この取り組みは社内のエンジニアを含め一般的にあまり身近ではなく、謎過ぎる、かつ興味を持って頂けそうな内容なので、この場を借りて、「M&Aに関わる作業」について深掘りして解りやすく紹介させていただきます。なお、IEYASU株式会社、イージーソフト株式会社は現在株式会社ビズリーチの一員となっています。 ※文中では「システムデューデリジェンス」については「システムDD」と表記します。 M&AになぜシステムDDが必要なのか M&Aの際にシステム会社を買収する場合、IT資産としての現在の価値だけでなく未来的に維持
「ビズリーチ・キャンパス」は2016年にリリースされ、当時 Thymeleaf + Knockout.js の MPA として開発されていました。 現在、事業拡大に伴うユーザーの増加・機能開発に対応し、システムとしてのスケーラビリティを上げやすくするため、アーキテクチャの見直しや改善の真っ只中です。 この記事では改善活動で具体的に取り組んだことをご紹介します。フロントエンドの環境改善・統制の一例として、参考となれば幸いです。 ビズリーチ・キャンパスとは? 「ビズリーチ・キャンパス」のシステムは、企業・大学・OB/OG・学生・Adminのそれぞれのアプリケーションがあります。 就職活動をサポートするサービスなので、就活時期に合わせてピークが訪れ毎年新しい企画を実装・実行しながら進化を続けています。 当初の開発体制は? 事業に直結する新機能・施策の開発を主にしているスクラムチームの他に、ネイテ
Visionalグループ株式会社ビズリーチでは、2022年4月新卒入社のエンジニア職、デザイナー職(あわせてプロダクト職と呼んでいます)を対象とした新卒研修を、約2か月半の間実施しました。 今回のプロダクト職への新卒研修は「品質」に重きを置いて行われました。 本記事では、その新卒研修で大切にしていることや、それを通して得た学びと変化について、受講した新卒社員がお伝えします。 「モノづくり」において大切にしていること Visionalは、HR Tech領域を中心に複数の領域で事業を展開しております。 それらの多くは企業様の業務に密接に関係しており、また個人の生活や人生に関わるものです。 つまり、品質が保たれているものを継続的にデリバリーし、お客様のご期待に応えることが求められています。 モノづくりを行う上で大切なことは多くあります。 その中でも品質はモノづくりと切っても切り離せない関係です。
「HRMOS採用」では、採用に関するデータをElasticsearchに保存し検索機能で利用しております。 以前はEC2インスタンスにインストールしたElasticsearchを利用していましたが、スケールやメンテナンスしづらいことからAWSのマネージドサービスであるAmazon OpenSearch Serviceへの移行を行いました。 移行の際には、ユーザに安心・安全な利用をしていただけるように、下記の4つの観点に気をつけました。 データのロストがないこと セキュリティ的に安全であること 機能・非機能ともに劣化がないこと ダウンタイムなしで移行完了させること この記事では、特に ダウンタイムなしで移行完了 に至った3つの工夫を紹介します。 ※以降、Elasitcseasrch=ES、Amazon OpenSearch Service=AOSと記載します はじめに 「HRMOS採用」とは
レトロスペクティブ(a.k.a レトロ)。アジャイル開発の中で良く見かける言葉。スプリントの振り返りの時間として、何が良かったか悪かったかの議論の場であり、これからどのように進めていくかが、ここで話されています。新しいことに取り組んだり上手く回ってないことを止めたり継続的にチームを改善していく重要な場になっています。 ただ、ある時、改善の場であるはずのレトロスペクティブ自体があまり変わらなかったことにチームが気づきました!フラグが立ちました。社内には「変わり続けるために、学び続ける」のバリューがあります。変わらないことはスタグネーションのリスクが高くて、将来の新たな課題に直面したときに耐えられないかもしれません。 私たちは、昔のスタイル(Keep-Problem-Try)から離れて、称賛 を重視する Celebration Grid を取り入れました。この記事はその変化の学びを共有していき
「LeanとDevOpsの科学」を実際にチームに適用した際の工夫 - talk at DevOpsDays Tokyo 2022 こんにちは、株式会社ビズリーチでプロセス改善活動をしている賀茂といいます。 少し前になりますが、2022年4月21日にDevOpsDays Tokyo 2022にて発表をしたので、発表内容の補足と発表後に会場の方からもらった質問について答えたいと思います。 発表内容について 今回は『ファクトから始める改善アプローチ 〜「LeanとDevOpsの科学」を実践して〜 』と題して「LeanとDevOpsの科学」という書籍の実践事例を発表してきました。 「LeanとDevOpsの科学」について 前提として今回の取り組みは「LeanとDevOpsの科学」という本を参考にしています。 「LeanとDevOpsの科学」では開発組織のパフォーマンスを測る指標(Four keys
以下では、この表データは \(X\) という行列にまとめられているとします。上記テーブルに含まれる user_id 数を \(N_U\) , item_id 数を \(N_I\) とするとき、 \(X\) は \( N_U \times N_I\) 行列であり、その第 \(i\) 行は user_id として \(\mathrm{user}[i]\) を持つユーザーに、第 \(j\) 列 は item_id として \(\mathrm{item}[j]\) を持つアイテムに対応するとします。このマッピングのもと、 \(X\) の \(i\) 行 \(j\) 列の要素は、以下の式で与えられます。 $$ X_{ij} = \begin{cases} 1 & (\text{if } \mathrm{user}[i] \text{ and } \mathrm{item}[j] \text{ had
アジャイル開発の浸透で、顧客やステークホルダーとの対話に応じて臨機応変な対応が可能になり、大きな手戻りは減ったかもしれません。それでも、なお、ソフトウェア開発の本質的な複雑さや不確実性は、分割されたと言えるものの、誰もが満足できる状態で解決された、とは言えなさそうです。それでもプロセス改善の探求を繰り返していくなかで、私たちは「ロバストネス分析」にたどり着きました。単なる懐古主義ではなく、実際に以下のような問題への解を見出すことができましたので、その事例を紹介します。 開発者の間で、プロダクトのイメージに齟齬があり、手戻りが発生してしまう 開発の途中で、想定外の作業が発生し、事前の見積もりを大幅に超過してしまう 開発者以外の人物がプロダクトの仕様を把握するとき、あるいは、開発者本人が時間のたったプロダクトの仕様を把握するとき、時間がかかってしまう ロバストネス分析を導入した経緯 私たちは、
しかし、for式の役割は反復処理のみに留まりません。for式を反復処理の専用構文と捉えてしまうと、以下のコードは一見意味不明なものに見えるでしょう。 「ここで行っているのはfor式によるEitherの合成だよ」と一言で説明しても、Scalaを学び初めた人にとっては、なかなかピンとこないのではないでしょうか。 def placeOrder(unvalidatedOrder: UnvalidatedOrder): Either[OrderError, PricedOrder] = for { validOrder <- validateOrder(unvalidatedOrder) availableOrder <- checkStock(validOrder) pricedOrder <- priceOrder(availableOrder) } yield pricedOrder def
去る2021年12月10日。Apache Log4jの脆弱性がセキュリティ界隈で大きなニュースになったことをご存知でしょうか。この脆弱性は、攻撃も非常に容易で、危険性もとても高いため、数多くの企業が緊急脆弱性対応を余儀なくされました。この記事を読まれている方の中には「対応が大変だった」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。 Visionalでは、全13プロダクトの緊急脆弱性対応を7時間で実現しました。 全国の警察施設のセンサーで観測された攻撃数のグラフを見ますと、攻撃が増え始めたのが2021年12月12日頃です。それより2日前に、プロダクト開発部が13部門もある中で、全部門の回答が7時間で出そろったのですから、爆速対応と言っても過言ではありません。 これは、セキュリティ室とプロダクト開発部が一丸となって成し遂げた快挙です。 …恥じらいもなく厚顔で申し上げましたが、2年前までは事業部と
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