7月19日公開の映画『化け猫あんずちゃん』(原作:いましろたかし)が、第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出! 本編は実際に役者さんが演じた映像をもとにアニメーションに描き起こす「ロトスコープ」という手法で制作されており、主人公のあんずちゃんは森山未來さんが声と動きを演じました。ということで、モーニング編集部は『あんずちゃん』の大ブレイクを予感し、いち早く動かねばとお話を伺いました。 ──映画をご覧になっていかがでしたか? 森山: キャラクターのほぼすべての声と動き、そしてSE(効果音)や環境音を、できる限り実写撮影時の生の音を使っていて、動きにおいてもリファレンス(参考)になるものが実写ですから、それぞれの役者さんの動きのクセなどを活かしたアニメーションになっていて、生々しさが他の作品とは違う、なんだか不思議なものを観ている感覚がしました。 ──さりげない場面ですが、最後の二人乗りの