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レイングッズ
blog.goo.ne.jp/charlotte622
2021年のフランス映画「すべてうまくいきますように」を観に行った。 芸術や美食を好み、ユーモアと好奇心にあふれ、何より生きることを愛 していた85歳の父・アンドレ(アンドレ・デュソリエ)が脳卒中で倒れ る。体の自由が利かなくなったという現実を受け入れられず、安楽死を 願う。そして人生を終わらせるのを手伝って欲しいと長女のエマニュエ ル(ソフィー・マルソー)に頼んだのだ。エマニュエルは妹のパスカル (ジェラルディン・ぺラス)と、父の気が変わることを望みながらも、ス イスの合法的に安楽死を支援する協会とコンタクトをとる。 フランソワ・オゾン監督作品。安楽死(尊厳死)という重いテーマを扱い ながらも、どこかユーモラスな雰囲気で観られるのはフランス映画なら ではかもしれない。勝手気ままに生きてきたエマニュエルとパスカル姉 妹の父・アンドレが脳卒中で倒れる。一命はとりとめたが、アンドレは 体の自由
2018年のフランス映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香の ミッション」。 私立探偵やボディガードを請け負う凄腕のスナイパー、通称「シティー ハンター」ことニッキー・ラーソン(リョウ/フィリップ・ラショー)は、 相棒のローラ・マルコーニ(カオリ/エロディ・フォンタン)と共に日々 様々な依頼を請け負っていた。そんな2人の元にある日、その香りをか いだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という危険な任務が持 ち込まれる。香水が悪用されれば世界は危機に陥ることは必至で、48 時間というタイムリミットの中、2人は香水を取り戻すために奔走する。 北条司氏の漫画「シティーハンター」をフランスで実写映画化。フィリ ップ・ラショー監督・脚本・主演。フランスでも「シティーハンター」 が人気があるとは知らなかった。本作はフランスでも大ヒットしたそう だ。フィリップ・ラショーは小学生の頃から
2022年の日本映画「とべない風船」を観に行った。 陽光あふれる瀬戸内海の小さな島。数年前の豪雨災害で妻子を失って 以来、自ら孤立している漁師の憲二(東出昌大)は、疎遠にしていた父 の繁三(小林薫)に会うために来島した凛子(三浦透子)と出会う。凛子 もまた、夢だった教師の仕事で挫折を味わい、進むべき道を失ってい た。最初はお互いに心を閉ざしていた2人だったが、温かくてお節介 な島の人々に見守られ、少しずつ打ち解けていく。 傷ついた心の癒しと再生を描いた人間ドラマ。瀬戸内海の島で漁師を している憲二は、数年前の豪雨災害の時、妻が「お父さんが心配だか ら様子を見に行く」と言って息子と一緒に車で出かけ、そのまま2人 とも死んでしまったことをずっと後悔していた。自分が止めていれば、 という思いに苛まれていたのだ。それ以来無口で自ら孤立した存在に なっていた。島には昔教師をしていたため皆から「先生」
2019年の韓国映画「真犯人」。 ある晩、ヨンフン(ソン・セビョク)の妻・ユジョン(ハン・スヨン)が殺害され、 ユジョンと不倫関係にあったとされるヨンフンの親友・ジュンソン(オ・ミン ソク)が逮捕される。それから半年、廃人同様の生活を送っていたヨンフンの 元に、ジュンソンの妻・ダヨン(ユソン)が訪れ、夫の無実を証明したいと言う。 彼女は、夫は不倫をするような男ではなく、そのことはヨンフンもよくわかっ ているはずだと訴える。最初は彼女を疎ましく思ったヨンフンだったが、真実 を明らかにすることを決意。そして、サンミン(チャン・ヒョクジン)という男 の存在に辿り着くが、彼の口から思いもよらない真実を知ることになる。 ミステリー映画。観ていて誰のことも信じられなくなる、なかなかおもしろい 作品だった。ヨンフンの妻が刺殺され、発見したのはヨンフンである。近くに 住んでいるヨンフンの親友・ジュンソンは
2020年のアメリカ映画「アンテベラム」。 南北戦争前夜のアメリカ南部。ある綿花工場では黒人奴隷たちが過酷な 労働を強いられ、虐待されていた。奴隷の女性エデン(ジャネール・モ ネイ)は、ある悲劇をきっかけに仲間と共に脱走計画を立てる。一方、 現代のアメリカ。人気作家で社会学者でもあるヴェロニカ(ジャネール ・モネイ/2役)は新しい本の出版記念イベントに参加すべく、ニューオ リンズを訪れていた。友人たちとのディナーの後、ヴェロニカは愛する 家族の元へ帰ろうとするが、その途中、ヴェロニカは誰もが予想しなか った事態に巻き込まれる。 異色のサスペンス・ミステリー。アメリカ南部、ある綿花工場では黒人 奴隷たちが白人の主人たちの監視下で過酷な労働を強いられていた。奴 隷の1人である女性・エデンは、仲間の悲惨な死をきっかけに別の仲間 と共に脱走計画を立てる。一方、現代のアメリカ。作家で社会学者でも あ
2016年のフランス・ベルギー合作映画「少女ファニーと運命の旅」。 1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、フランスも支配下 に置かれた。13歳のユダヤ人の少女ファニー(レオニー・スーショー)は、 幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、密告者の通報によって 別の施設に移った。しかし、その施設にもナチスの手が伸びてきたため、 更に別の施設に移ることになる。しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりの ため、移動中に引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅に取り残された9人 の子供たちは、ファニーがリーダー役になってスイスの国境を目指すこと になる。 ユダヤ人女性ファニー・ベン=アミの自伝を基に、ナチスドイツ支配下の フランスからスイスへ、子供たちだけで旅を続けた実話を映画化。監督は ジャック・ドワイヨンの娘ローラ・ドワイヨン。フランスとスイスの距離 感がよくわからないが、子供たちだけで
今年映画館で観た映画、おもしろかった順に。 1) ただ悪より救いたまえ(韓国) 2) 男たちの挽歌(香港) 3) 愛する人に伝える言葉(フランス) 4) 不都合な理想の夫婦(イギリス) 5) 冬薔薇(日本) 6) ナイル殺人事件(イギリス・アメリカ) 7) さかなのこ(日本) 8) ライダーズ・オブ・ジャスティス(デンマーク・スウェーデン・フィン ランド) 9) 窓辺にて(日本) 10) L.A.コールドケース(アメリカ・イギリス) 11) ベイビー・ブローカー(韓国) 12) 峠 最後のサムライ(日本) 13) アネット(フランス・ドイツ・ベルギー・日本) 皆様、今年も私のブログに訪問してくださってありがとうございました。 来年もよろしくお願い致します。良いお年をお過ごしください。 寒いベル。
1972年のイギリス・アメリカ合作映画「フレンジー」。 ロンドン、テムズ川沿いの街では、ネクタイで女性を絞め殺す殺人事件が続 いていた。その頃、リチャード・ブレイニー(ジョン・フィンチ)は勤め先の バーをクビになり、友人のロバート・ラスク(バリー・フォスター)のところ にやって来た。それから2年前に離婚したブレンダ(バーバラ・リー・ハン ト)の経営する結婚相談所に来て金を貸してくれと言い、口論になる。翌日 ブレンダがネクタイ殺人の犠牲者になったことから、ブレイニーが容疑者と して追われることになる。 アルフレッド・ヒッチコック監督が久々に故郷のイギリスに戻って作ったサ スペンス映画。ロンドンでは女性をネクタイで絞め殺す殺人事件が続き、人 々の話題をさらっていた。かつて空軍で英雄だったが今はうらぶれた生活を 送っているブレイニーは、離婚した妻のブレンダが絞殺される直前に会って いたため、ネク
2022年の日本映画「この子は邪悪」。 心理療法室の院長・窪司朗(玉木宏)の一家は5年前に交通事故に遭い、司朗は 脚に障害が残り、妻(桜井ユキ)は植物状態になり、次女は顔に重度の火傷を負 い、長女の花(南沙良)は軽傷だったものの心に深い傷を抱えることとなった。 花はある時、母親が心神喪失状態で、その原因を探っているという高校生・四 井純(大西流星)と出会い、次第に心を通わせていく。そんなある日、花の母が 奇跡的に目を覚まし、司朗が家に連れて帰ってくる。司朗や次女は久々の家族 団らんを喜ぶが、花は母にどこか違和感を覚える。 サスペンス映画だろうか、ホラー映画だろうか。設定に色々無理があるが、な かなか不気味でおもしろかった。くぼ心理療法室の長女・花は高校生くらいの 年齢だが学校へは行っていない。花の家族は5年前に遊園地の帰りに交通事故 に遭い、花は軽傷で済んだものの、父の司朗は脚に障害が残り
2009年のアメリカ映画「ステップファーザー 殺人鬼の棲む家」。 士官学校を卒業し、実家に戻ってきたマイケル(ペン・バッジリー)。そこには 母スーザン(セーラ・ウォード)や妹弟と共に、デヴィッド(ディラン・ウォル シュ)という母の新しい恋人が同居していた。最初は彼に反感を抱いていたマ イケルだったが、次第に打ち解けていく。ある日スーザンは近所の老婆から、 デヴィッドが一家殺害事件の指名手配犯に酷似していると指摘される。すると、 それを耳にしたデヴィッドは老婆を事故死と見せかけたように殺害する。その 後も変わらずに人当たりの良い継父を演じるデヴィッド。しかし、マイケルだ けは彼の怪しさに気づき始め、素性を探っていく。 サイコ・サスペンス。冒頭から犯人はわかっているのでミステリーの要素はあ まりないし、設定に突っ込みどころが満載なのだが、ハラハラしてまあまあお もしろかった。離婚したスーザンは
2019年の日本映画「記憶にございません!」。 国民からは史上最悪の嫌われ総理と呼ばれた総理大臣の黒田啓介(中井貴一) は、演説中に一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶を失くしてしまう。各 大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室の場所、自分の妻や息子 の名前すらもわからなくなってしまった啓介は、金と権力に目がくらんだ悪 徳政治家から善良な普通のおじさんに変貌してしまった。国民の混乱を避け るため、啓介が記憶を失ったことは最高機密として隠され、啓介は首相秘書 官の井坂(ディーン・フジオカ)たちのサポートにより、何とか日々の公務を こなしていった。 三谷幸喜監督・脚本のコメディ。暴言や傲慢な態度から史上最低の支持率を 叩き出した総理大臣の黒田啓介。演説中に一般市民から石を投げられ、頭に 当たって記憶喪失になってしまう。病院のベッドで目覚め、何が何だかわか らない彼は、病院を抜け出してパ
2010年のアメリカ映画「シャッター アイランド」。 1954年、連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)と相棒 のチャック・オール(マーク・ラファロ)は、孤島(シャッターアイランド)にあ る精神異常の犯罪者ばかりを収容しているアッシュクリフ精神病院を訪れる。 この島でレイチェル(エミリー・モーティマー)という患者が謎のメッセージを 残して失踪した。捜査を進めていく中でテディとチャックは、島に謎が多すぎ ることに不信感を強めていく。 マーティン・スコセッシ監督によるミステリー。孤島にあるアッシュクリフ精 神病院は精神疾患を持つ犯罪者ばかりが収容されている。孤島であるため本土 とは行き来が難しい環境であるにも関わらず、レイチェルという犯罪者が行方 不明になる。そして連邦保安官であるテディとチャックが捜査のために派遣さ れる。レイチェルは自分の子供3人を殺害して逮捕されたが、こ
2022年の日本映画「窓辺にて」を観に行った。 フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者である妻・紗衣(中村ゆり) が担当している売れっ子作家と浮気していることに気づきつつも、何も感じ ない自分にショックを受けていた。ある日、文学賞の取材で出会った高校生 作家・久保留亜(玉城ティナ)の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれた市 川は、この小説にモデルがいるなら会わせて欲しいと願い出る。 今泉力哉監督・脚本による大人のラブストーリー。セリフが多く、会話劇と いう感じである。フリーライターの市川茂巳は昔小説を書いて出版したこと があるが、その1冊だけでもう小説を書いていなかった。市川は編集者をし ている妻の紗衣が浮気をしていることに以前から気づいていたが、怒りも悲 しみも湧かず、そのことに自分自身戸惑っていた。ある日、文学賞の取材に 行った時、受賞した高校生作家の久保留亜に出会う。取材陣が
2020年のフランス・ベルギー合作映画「シンプルな情熱」。 パリの大学で文学を教えるエレーヌ(レティシア・ドッシュ)は、ある パーティーでロシア大使館に勤める年下の男性アレクサンドル(セル ゲイ・ポルーニン)と出会う。エレーヌは彼のミステリアスな魅力に 強く惹かれ、瞬く間に恋に落ちる。自宅やホテルで逢瀬を重ね、彼と の抱擁がもたらす陶酔にのめり込んでいくエレーヌ。今まで通り大学 での授業をこなし、読書も続け、友達と映画館へも出かけたが、心は 全てアレクサンドルに占められていた。エレーヌは年下で気まぐれ、 既婚者でもあるアレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびる日々 になってしまう。 フランスの作家アニー・エルノーの自伝的小説の映画化。夫と離婚し、 息子(10歳くらい)と2人で暮らしているエレーヌは、大学で文学を教 えていた。ある日ロシア大使館に勤める年下の男性アレクサンドルと 出会い、一
2016年のアメリカ映画「スイス・アーミー・マン」。 遭難して無人島に漂着した青年ハンク(ポール・ダノ)。いくら待てども 助けは来ず、絶望して命を断とうとした時、波打ち際に男の死体(ダニ エル・ラドクリフ)が打ち上げられているのを発見する。死体からは腐 敗ガスが出ており、浮力を持っているのに気づく。その力は次第に強ま り、死体は勢いよく沖へと動き出す。ハンクはその死体にまたがるとジ ェットスキーのように発進し、無人島脱出を試みる。何とか別の島へ辿 り着いたが、そこにもまた人はいなかった。ところが死体が「僕の名前 はメニー」と言って、しゃべり出す。 サバイバル・コメディというのだろうか。ジャンル分けがしにくいが、 シュールでとてもおもしろかった。無人島で絶望を感じた青年ハンクは 首を吊って自殺しようとしていたが、波打ち際に若い男の死体らしきも のを見つける。人工呼吸や心臓マッサージをしてみた
2009年のドイツ映画「ザ・ドア 交差する世界」。 自らの不倫中に娘を事故で亡くし、妻にも愛想を尽かされ全てを失った 画家のダヴィッド(マッツ・ミケルセン)。5年後、彼はある日自殺を試 みるが、そこで不思議な扉を発見する。扉を開けてトンネルを通ると、 そこは娘を失ったあの日につながっていた。信じられない思いながらも、 ダヴィッドは娘を救出することに成功する。ところが自宅にいる時彼は 不審者と見なされ襲われてしまい、揉み合っているうちに相手を死なせ てしまう。その相手は「5年前の自分」だった。ダヴィッドはそのまま その世界で人生をやり直そうとする。 SFサスペンス。おもしろかったのだが、少しわかりにくかった気もす る。私はSFというか、タイムスリップとかパラレルワールドとかが苦 手なのだ。深く考えると余計わからなくなってしまう。画家のダヴィッ ドは近所の女性と密会をしている最中に娘が自宅のプ
1964年のアメリカ映画「2000人の狂人」。 車で旅行中に南部の小さな村に迷い込んだ6人の若者たちは、折しも村で 開催されていた「100年祭」の主賓として歓迎される。しかし、実はこの 村の住人たちは全員、100年前の南北戦争当時に北軍によって虐殺されて いた。亡霊となって復活した村人たちは、若者たちを陽気に殺戮していく。 スプラッター・ホラーだが、スプラッター・コメディと言ってもいいかも しれない。タイトルが印象的。南部のある田舎の村で、男が道路標識を入 れ替えて、通りかかった車を自分たちの村に誘い込んでいた。車に乗って いるのは旅行者たちで、3台の車にそれぞれカップルが乗っていた。カッ プルたちは村に入り込むが、そこで大勢の人々に大歓迎される。なんでも その村ができて100年の祭りの最中だということだった。6人の若者は半 ば強引に宿泊していくように勧められ、ホテルを紹介される。 村はも
2008年のイギリス・アメリカ合作映画「ある公爵夫人の生涯」。 18世紀後半のイギリス。貴族の娘ジョージアナ・スペンサー(キーラ・ ナイトレイ)は、17歳の時に最も裕福な公爵の1人であるデヴォンシャー 公爵(レイフ・ファインズ)の元へ嫁ぐ。聡明で美しい彼女は公爵夫人とし てイギリス中の人々に愛されるが、夫のデヴォンシャー公爵はジョージア ナに男子の後継者を生むことだけを望み、自分はエリザベス・フォスター (ヘイリー・アトウェル)という女性との愛人関係を続ける。 故ダイアナ妃の祖先にあたるデヴォンシャー公爵夫人のスキャンダラスな 実話を映画化。貴族の娘ジョージアナは有名なデヴォンシャー公爵の元に 嫁ぐが、公爵は彼女に関心を持たず、後継ぎの男子を生むことだけを要求 した。ジョージアナは17歳と若く、公爵はいくつかわからないが割と年 を取っているように見える。年の差婚のようだが、どうして美しいジ
2015年の韓国映画「悪のクロニクル」。 模範警官として名誉ある大統領賞を受賞し、昇進を目前にした刑事の チェ課長(ソン・ヒョンジュ)は、同僚たちとの会食の後、帰宅途中の タクシーの運転手にナイフで襲われる。乱闘の末に運転手を殺してし まったチェは昇進への影響を恐れ、証拠を隠滅してその場を後にする。 ところが翌朝、チェが殺した運転手の死体が、警察署の目の前にある 工事現場のクレーンに吊るされた状態で発見される。チェを中心とし てオ刑事(マ・ドンソク)や後輩のドンジェ(パク・ソジュン)たちと特 別捜査班が組まれるが、チェは事実を隠し通すべく奔走する。そんな 中で不可解な出来事が続発し、チェは次第に追い詰められていく。 サスペンス映画。冒頭である男が12人を毒殺した容疑で逮捕され、 男の息子(小学生くらい)がその様子を雨に打たれながら見ている様子 が写し出される。そのシーンは後に重要な意味を帯
2012年のフランス・ドイツ合作映画「パッション」。 自らの地位を広告会社の重役まで押し上げた、野心的な女性クリスティーン (レイチェル・マクアダムス)。アシスタントのイザベル(ノオミ・ラパス)は、 そんなクリスティーンに憧れを抱いていた。しかし、狡猾なクリスティーン にアイデアを横取りされ、大勢の同僚たちの前で侮辱され、恋人にも裏切ら れてしまったイザベルは、クリスティーンに対して殺意を抱くようになる。 ブライアン・デ・パルマ監督によるサスペンス・ミステリー。ベルリンの広 告会社で働くイザベルは、美人で有能な上司のクリスティーンを羨望のまな ざしで見ていた。2人は仲が良かったが、ある日クリスティーンがイザベル の手柄を横取りし、イザベルはショックを受ける。更に恋人にも裏切られ、 同僚たちの前で恥をかかされたことから、イザベルはクリスティーンに殺意 を抱くようになる。女性社員が女性の上司か
1997年のアメリカ映画「ザ・ワイルド」。 初老のチャールズ(アンソニー・ホプキンス)は大富豪で実業家。彼は若く美しい ファッションモデルの妻・ミッキー(エル・マクファーソン)、彼女の専属カメラ マンのロバート(アレック・ボールドウィン)、その助手のスティーヴ(ハロルド ・ペリノー・ジュニア)と共にアラスカへ旅行に訪れる。チャールズはミッキー とロバートが不倫関係にあるのではと疑っていた。ある日、ミッキーを残して3 人で自家用機で出かけるが、不慮の事故で墜落し、彼らはアラスカの原生林に投 げ出される。それぞれの胸に思いを抱えながら、協力して脱出を目指す3人。だ が、彼らの前に凶暴な人食い熊が立ちはだかる。 サバイバル・サスペンス。大富豪のチャールズは大変な読書好きで博識。彼は年 の離れた美しいモデルの妻・ミッキー、カメラマンのロバート、助手のスティー ヴと共にアラスカ旅行に来ていた。チャー
今日はノエルの5歳の誕生日です。 ついこの間子猫だと思っていたのに…ほんとに子猫の成長は早いです。ベル との関係もまあまあ(笑) これからも元気に暮らしてね~
2009年のイギリス映画「ディセント2」。 アパラチア山脈の洞窟から命からがら逃げ出してきたサラ(シャウナ・マク ドナルド)が森で血まみれの状態で発見される。ヴィエンズ保安官(ギャヴァ ン・オハーリー)が残りの仲間たちの安否を尋ねるが、サラは最後の2日間 の記憶を失くしていた。残りの5人を救出するため、保安官や保安官補佐の リオス(クリステン・カミングス)ら救助隊はやむなくサラを連れて洞窟に向 かう。 2005年の映画「ディセント」の続編。低予算ながらヒットしたらしく、続 編が作られた。確かにサスペンスでありホラーでありサバイバルであり女の 友情もありと、なかなかおもしろかった。洞窟探検に向かった女性6人のう ち、サラだけが助かる。たまたま通りがかった洞窟の所有者のおじさんの車 の窓にサラが血まみれでベタッと張り付くシーンはホラー映画らしくてびっ くりした。サラは病院で保護されるが、記憶が
2018年のアメリカ・イギリス合作映画「L.A.コールドケース」を観に行った。 1996年から1997年にかけて、ヒップホップ界の大スター「2パック」と「ノトー リアス・B.I.G.」が何者かに射殺されるという事件が起き、全米に衝撃を与える。 その担当刑事だった元ロサンゼルス市警察のラッセル・プール(ジョニー・デップ) は、18年経った今も謎に包まれたこの事件の真相を追い続けていた。ある日、同事 件を独自に調査する記者ジャック(フォレスト・ウィテカー)がラッセルを訪ね、彼 がこの事件に執着する理由や、捜査が進展しない原因を突き止めようとする。一方、 警察内部の人物による関与を疑うラッセルは、ジャックと手を組み複雑に絡み合う 未解決事件の真相を追う。 実際の事件に基づいたクライム・サスペンス。1996年9月に人気ラッパーの2パッ クが、そして1997年3月に同じく人気ラッパーのノトーリアス・
2014年のロシア映画「愛の囚人」。 女子大生のレーラ(ポリーナ・アンドレヴァ)は、夏の別荘地で別荘の修理人の アルテム(ピョートル・フョードロフ)と出会い、激しい恋に落ちる。しかし夏 休みが終わり、レーラはモスクワの自宅へ戻ってしまい、アルテムは彼女を追 う。レーラの両親は身分違いの2人の交際に反対し、父親の友人の資産家グレ ヴィッチ(ドミトリー・シェフチェンコ)と結婚させようとする。レーラは家を 飛び出してアルテムと同棲を始め、アルテムも定職に就き、2人は幸せを味わ う。しかしレーラの父親が不正取引で逮捕されてしまい、多額の返済金が必要 となり、仕方なくレーラはグレヴィッチと結婚することになる。激しく失望し たアルテムは資産家の中年女性と結婚してしまう。 恋愛サスペンス。物語はレーラの獄中からの供述シーンから始まり、今までの 経緯を話す形式を取っている。裕福な家庭の娘・レーラは夏休みに
2022年の韓国映画「ベイビー・ブローカー」を観に行った。 古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ) と、赤ちゃんポストのある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウ ォン)には、「ベイビー・ブローカー」という裏稼業があった。ある晩、2人は 若い女ソヨン(イ・ジウン)が赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をこっそりと連れ去 る。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊がいないことに気づい て警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく赤ちゃんを連れ出したことを白 状する。「赤ちゃんを育ててくれる家族を見つけようとしていた」という言い訳 に呆れるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることになる。 一方、サンヒョンとドンスを現行犯逮捕するため刑事のスジン(ぺ・ドゥナ)とイ (イ・ジュヨン)は尾行を続ける。 是枝裕和監督による韓国映画。第7
1984年のフランス映画「私生活のない女」。 20歳のエテル(ヴァレリー・カプリスキー)は女優志願の魅力的な女性。オー デイションを受け続けているが、なかなか芽が出ず、生活のためにヌードモデ ルをしている。あるオーディションの際に新人監督のリュカ・ケスリング(フ ランシス・ユステール)に注目され、ドストエフスキーの「悪霊」を脚色した 新作のリーザ役に抜擢される。才能はあるが、エキセントリックでナルシステ ィックなケスリングは、異常な情熱を持ってこの映画に取り組んでいる。そん な彼に惹かれていくエテル。その後テレビのニュースで身元不明の金色のハイ ヒールを履いた女性の死体が発見されたことが報じられた。ある理由からケス リングに疑惑を抱いたエテルは、ホテルの調理場で働くミラン(ランベール・ ウィルソン)という男を訪ねる。彼はチェコからの亡命者で、ケスリングに匿 われていた。エテルは何度も会うう
2019年のマレーシア映画「夕霧花園」。 1980年代、マレーシアで史上2人目の女性裁判官となったユンリン(シルヴィア・ チャン)は更なるキャリアアップを目指して奮闘していた。そんなある日、かつて 愛し合った日本人庭師・中村有朋(阿部寛)が日本軍のスパイだった疑いが浮上し、 彼の身の潔白を証明するためユンリンが調査に乗り出すことになった。戦後間もな い頃、ユンリン(アンジェリカ・リー)は中村の元で、亡き妹が夢に描いていた日本 庭園を学んでいた。いつしか2人は愛し合うようになり、ユンリンは心の傷を癒や されるようになる。彼女は戦争中、日本軍に強制労働をさせられ、妹は慰安婦にさ せられていた。 マレーシアの作家タン・トゥアンエンの小説「The Garden of Evening mists」を 「九月に降る風」などの台湾人監督トム・リンが映画化したラブストーリー。戦中 の1940年代、戦後の5
ある日の夜、ジェイミー・アーシェン(ライアン・クワンテン)と妻リサ(ローラ ・レーガン)の元に差出人不明の包みが送られる。中には腹話術の人形が入って いたが、夫婦には全く心当たりがなかった。その後外出したジェイミーが帰宅す ると、リサが舌を切り取られて殺害されていた。人形が入っていた箱を調べると、 そこには「レイブンズ・フェアのメアリー・ショウとビリー」と記されていた。 レイブンズ・フェアはジェイミーとリサの故郷だった。ジェイミーは事件の捜査 を担当するリプトン刑事(ドニー・ウォールバーグ)から容疑者としてマークされ ながらも、レイブンズ・フェアへ赴き、絶縁状態だった父に会いに行く。 「SAW ソウ」のジェームズ・ワン監督によるオカルト・ホラー。地味だがなか なかおもしろかった。ジェイミーとリサ夫婦の元に差出人不明の大きな箱が届く。 開けてみると腹話術の人形が入っており、ジェイミーは不審が
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