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えー、『じょしらく』ファンの皆様。そして『絶望先生』を愛してくださった皆様。 久米田先生は元気です。たぶん。 今ごろは、たぶん別マガ6月号『じょしらく』のネームを描きながら、 「週マガ」での新連載の案も着々と練っておられると思います。たぶん。 久米田康治先生は、実際にお会いすると、 あんな(?)作品から想像するのとは全く逆のイメージで、 聡明で、気さくで、優しくて真面目な方です。 少しミステリアスなところはあるものの、ぱっと見は、漫画家っぽくありません。 ですが、ただひとつだけ、 世間一般のイメージでいうところの「漫画家っぽい特徴」があります。 それは、連絡がつきにくいことです。 (だから冒頭に「たぶん」が多いのです) 元来、携帯電話を携帯して出かけないし、メールもそんなに好きではないらしい上に、 さらにスマホにしたもんだから、余計メールがやりにくくなったらしく、 こちらが電話を何度しても
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「マルドゥック・スクランブル」の打ち合わせ中のこと。 カジノ編に突入し、人気急上昇、単行本も増刷がバンバンかかり、大変好評を博しております。 素晴らしい原作を、大今先生が絶妙にアレンジしております。漫画を読んでいる方は意外に思われるかもしれませんが、大今先生は、賭け事やギャンブルに今までまったく興味も知識もなく、猛勉強しながら執筆しています。 そんな大今先生が、打ち合わせ中、僕たちによく聞くことは「ギャンブラーの心理」についてです。大金をベットしたとき、どう思うのか? もう少しで勝てそうなとき、どうハラハラするのか? ギャンブル相手に対してどのようなことを思うのか? そんなことをよく質問されます。 で、僕はギャンブルや勝負事はどちらかというと好きなほうなので、「例えば、麻雀をしていてこんなシチュエーションになったら、こんな心理状態です」とか「編集部でポーカーしているときはこんなこと考えてい
火曜日担当のH本です。こんばんは。 今日は「週刊少年マガジン編集部」について。ここはおよそ40人の編集者を擁する、講談社でも有数の巨大部署です。「おいおい、たかが雑誌一冊作るのに40人も必要なワケねーだろ、サボってんじゃねえよ、ちゃんと仕事しろよ」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。その通りです。「週刊少年マガジン」を編集するのに、40人なんて必要ありません。実は週刊少年マガジン編集部で編集している雑誌は一冊ではなく三冊なのです。さ、ささ、サボってませんよ! さて、その三冊の雑誌がすなわち、「週刊少年マガジン」「マガジンSPECIAL」「別冊少年マガジン」なんですね。まー、このブログをよく読んでいただいている方にしてみれば、「何だいまさら」な話なのですが。 つまり「週刊少年マガジン編集部」「別冊少年マガジン編集部」そして「マガジンSPECIAL編集部」というのは独立していません。という
火曜日担当のH本です。こんばんは。 最近、担当している作家さんや新人さんに「もう『進撃の巨人』は100万部突破したんですね、すごいですね!」というようなことを言われます。僕は担当ではないので「本当にすごいですよね」と話をあわせるだけですが、「どうして誰も400万部突破って言わないんだろう」と密かに思います。みんな「4巻で400万部=1巻当たり100万部」という計算をした上で話すんですね。 僕は数字の話が大好きなので、今日は漫画の部数の数え方の話をします。 部数の数え方には色んなパターンがあります。たとえば『進撃の巨人』で言えば、「4巻累計で400万部突破」「1巻の累計発行部数が100万部突破」「最新刊初版100万部突破」などの数え方ができます。(ちなみに、より正確に言うなら、『進撃の巨人』の4巻累計発行部数はすでに450万部を突破しています。) そして、当たり前のことですが、巻数が進むにつ
こんばんは。火曜日担当のH本です。 我々、出版に関わる人間は「かもしれない」を怖れます。表現に携わるとは、その責任を問われることに他なりません。この表現が誰かを傷つける「かもしれない」、何かに悪影響を与える「かもしれない」。表現し、創作することは、常にその恐怖を持つことができる人間にしか許されてはならない。特に「マスメディア」と呼ばれる我々は。 青少年健全育成条例改正案の何が問題か。頭の悪い僕なりに、考えていました。体感として思うのは、この法案は「かもしれない」という恐怖の際限のない肥大を呼ぶものだ、ということです。それは確実に表現の萎縮を招くし、ひいては漫画という文化の衰退を予言します。 つまり、どう考えても悪法です。 都は「描くのは自由だ」といいます。「販売を制限するだけだ」と。何を言っているのかわからない、というのが本音です。表現というのは読まれることでしか成立しない。芸術は過程こそ
こんにちわ。(か)です。 先週の続きです。そう、2ちゃんねるなどネットサイトの漫画編集的利用法です。 (はっきり言ってどうでもいい内容なので期待しないでください) その利用法とはアンケート結果の予測に使えるのです。 たとえば週刊少年マガジンだと水曜日に発売して金曜日にアンケートの速報が出ます。 なので発売してから金曜日までの間、編集者は周りの評判やネットのレビューを見て 一喜一憂しながら金曜日を待つわけです。 これがですね、ネットサイトを利用すると水曜の段階で大体のアンケート順位が予測できてしまうのです。 一日でも早く結果を知りたい(か)のようなせっかち編集者にとって、これはありがたい。 方法は簡単。2ちゃんねるの作品個別スレで発売後1日でいくつレスがついたかを調べるだけです。 これがそれまでの発売後1日平均レス数と比較して多いか少ないか、それで大体の順位が予想できます。 やはり、普段より
こんばんは、火曜日担当のH本です。「H本の日記は長い!」と各方面からお叱りを受けるので、今日はとびっきり長い日記を書きます。 マガジン編集部には、定期的に中学生とか高校生が来ます。どうやら、修学旅行などにある「職業見学」に講談社が入っているからのようです。昔は見学してもらって終わりだったのですが、最近は「マガジンには中高生の読者が多いんだから、生の読者に触れたい」という声があがり、編集者が日々の仕事の解説などをするようになりました。 その話はまた今度書くとして、学生さんたちによく聞かれる質問に、「雑誌に載っている漫画の順番はどうやって決まっているの?」というものがあります。ということで、そこはかとなくタブーっぽいですが、話題がないので掲載順の話をします。 マガジンの場合、雑誌の掲載順を決めるのは「編成」という担当の人です。週マガ本誌はY村さんが、別マガは班長自らがこの仕事をしています。これ
なんか本当に申し訳ない気持ちになったのですが、 昨日、さり気なく、 ブログで「スクールランブル」復活と書いたら、 アクセスが殺到してしまいました。 いや、なんか、すみません。 どうでもいい漬物の作り方とか 書いてしまって申し訳ありません。 ★★★ 小林尽先生との出会いは、 持ち込みでした。 小林尽先生が マガジン編集部に電話をかけてきてくれて、 その電話を受けたのが僕です。 実は、その半年ほど前、 僕は小林先生に名刺を渡しています。 小林先生が何かの同人誌に 描かれていたイラストを見かけ、 (わっ、すごくいい絵だ!)と思い、 「この絵を描いた人に会いたいのですが」と 申し出ました。 すると、イラストを描いてくれたけど、 その人は顔を見せないと言われ、 では僕の名刺だけ渡してください。 とお願いしました。 その名刺を受け取った小林先生は、 わざわざ、この人に電話したり会ったりするのは、 面倒
こんにちは! 今日は「マルドゥック・スクランブル」の 漫画家、大今良時先生をご紹介します! 読者のみなさんの中で、大今先生をご存知の方は、 たいへん少ないと思います。 ですが、マガジンの作家と編集者の中では、 大今先生は、伝説の新人作家でした。 2年半前の春、第80回新人漫画賞で、 その時の最高賞「入選」を受賞されました。 聾唖の女の子を主人公にした作品でした。 編集部の多くが、選考過程で審査中に号泣させられた作品です。 さらに、編集部と受賞した新人作家だけに配られる、 新人漫画賞の合本を、連載作家の方々も読み、 「この人はすごい!」と期待と畏怖を感じられた作家です。 受賞作の「聲の形」は、 ちょっと微妙な表現の問題から、 掲載を見合わせることになり、 新作読み切りを準備中でした。 一方で、僕は、 「マルドゥック・スクランブル」の描き手を探していました。 そんな時、大今先生の担当から、 練
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