交流サイト(SNS)に「福岡銀行で取り付け騒ぎが起こる」と虚偽の投稿をし、同行の業務を妨害したとして、福岡県警中央署は17日、偽計業務妨害の疑いで、東京都港区白金の自営業、倉岡宏行容疑者(45)を逮捕した。「投稿したことは間違いない」と容疑を認めている。 逮捕容疑は3月3日午前1時30分ごろ、自宅でSNSに「福岡銀行から14日に取り付け騒ぎが起こることに備え行員に通知があった。うそでも臆測でもない」と投稿し、業務を妨害したとしている。 捜査関係者によると、倉岡容疑者はインターネット配信で生活費を稼いでいた。 福岡銀行が被害届を出し、署が捜査していた。 福岡銀行は3月4日、重要なお知らせとして「X(旧ツイッター)に取り付け騒ぎに関する投稿があったが、そのような事実はない。経営・資金繰りに全く問題ない」とホームページ上に掲載していた。