響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 / 武田 綾乃 などの紹介コラム。山田尚子監督の劇場アニメ 『リズと青い鳥』 は、画像・音響・演出すべてにおいて繊細な、日本アニメ史上空前の完成度に到達した傑作である。しかし、山田作品が素晴らしいのは、その技巧が目的化せず、あくまで作品世界にふさわしい表現を実現するため傾けられている点だ。アニメはデフォルメ(誇張と類型化)の文化だが、 『リズと青い鳥』 をそれを最小限に抑えて、しかし実写に寄せるでもなく、だからこそ描きうる、少女た
「映画 聲(こえ)の形」などの山田尚子さんが監督を務めた劇場版アニメ「リズと青い鳥」が21日、公開を迎えた。アニメ「響け!ユーフォニアム」に登場する鎧塚みぞれ、傘木希美という2人の高校生を中心とした物語で、2人の繊細な心の動きを丁寧に描く。作品を作る上で「少女たちのため息を描く」ことをテーマにしたという山田監督に、映像、音などの表現のこだわりを聞いた。 ◇少女たちの「心の中に下りていくような」作品 武田綾乃さんの小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」(宝島社文庫)が原作。北宇治高校吹奏楽部のオーボエを担当するみぞれにとって、フルートを担当する希美は数少ない友人。強く執着するが、徐々に関係が変化していく。「響け!……」「映画 聲の形」と同じ京都アニメーションが製作する。 山田監督は、これまで「響け!」のシリーズ演出として作品に携わってきた。同シリーズは昨年、みぞれと
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