著作権侵害を未然に防ぐ機能も持つ 昨年紹介した音楽生成AI「Stable Audio」が「Stable Audio 2.0」となり大きく進化した。 生成AIがブレイクするきっかけを作った画像生成AI「Stable Diffusion」を開発したStability AIによる音楽生成AIだ。2023年8月にバージョン 1.0をリリースした際にはこの連載でも紹介した。グーグルの「MusicLM」のようにプロンプトを与えることで、音楽を作り出す音楽生成AIで、Stable Diffusionのようにステップを経て徐々に生成が完了する“拡散モデル”を使用しているのが特徴だ。Stable Audio 2.0では、モデルが新しくなったのが最大の改良点だ。ある入力に対応して生成される出力に関して、生成のルールやパターンを決めるのがモデルである。つまり、知識やアルゴリズムを持つ中核部分が改良されたことにな
1984年生まれ。2008年にJAXAに入社し、約9年半勤務した後、2017年にカラーへ入社。有限会社ゼクシズに出向し、『あさがおと加瀬さん。』に制作進行として携わった後、カラーに復帰。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作進行を担当。2023年7月にプロジェクトとしての『シン・エヴァ』映画制作を振り返る公式報告書籍『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』を上梓。2023年11月下旬に株式会社カラーを退社、以降フリーランスとなる。 SNSアカウント:@Narita_Kazumasa 書籍公式サイト: https://www.khara.co.jp/project-eva/ 電子版詳細:https://www.khara.co.jp/2023/07/10/2023071018/ ニコニコ動画開発者がシステムを再設計 まずビジョンから アニメ制作のデジタル化は1990年代ごろから急速に進んでお
WEELメディア事業部LLMリサーチャーの中田です。 1月10日、Cagliostro Research Labが、拡散モデルベースのText-to-Imageの画像生成モデル「Animagine XL 3.0」を公開しました。 このAIツールを使うことで、テキスト指示から高画質なアニメ画像を、簡単に生成できるんです…! HuggingFaceでのモデルダウンロード数は、すでに5,048を超えており、多くの人に使われていることが分かります。素人でも簡単にアニメーション画像を作れるため、アニメ制作などにも活用できそうです。 まるで、VTuberの『キズナアイ』のようなビジュアルも、簡単に作れるんです。 この記事ではAnimagine XL 3.0の使い方や、有効性の検証まで行います。本記事を熟読することで、Animagine XL 3.0の凄さを実感し、普通の画像生成AIには戻れなくなるでし
「NVIDIA 生成 AI Day 2023 Summer」で、Stability AI Japan株式会社のJerry Chi氏が登壇し、「Stable Diffusionの活用法と事例」の講演を行った。主に画像生成AI「Stable Diffusion」の機能紹介やビジネス活用の解説や動画デモだったが、その内容は「画像生成AIはこんなことまでできるようになったのか」と、全編が驚きの連続だった。 「Stable Diffusion」は画像生成AIブームを巻き起こすきっかけになったアプリケーション(ソリューション)で、最大の特徴は、絵やイラストを描いたり描画すること。写真のようなフォトリアリスティックやアニメ風に生成することもできる。 Stability AI Japan株式会社は日本支社として、研究開発やコミュニティ活動、ビジネス活動に注力している。ただし、海外のモデルを日本でそのまま使
まずは島根県までのんびりとバイクツーリング 思ったのとちょっと違った出雲大社 出雲大社参拝道を散策 島根県のパワースポット、稲佐の浜へ 島根県訪問のメインである国登録有形文化財の宿、美保関へ。 築120年、複雑な構図の国登録有形文化財、美保館本館 毎朝祝詞(のりと)と雅楽による巫女の舞いを奉納する美保神社へ 「日本の灯台50選」にも選ばれている美保関灯台へ 帰りは松江城へ まずは島根県までのんびりとバイクツーリング さてさて、今日は久しぶりのバイクツーリング。 自宅から約350㎞先の島根県出雲大社を目指す。 所要時間は約4時間30分。 台風3号の影響でかなり天候が不安定とのことなのだが、まぁなんとかなるでしょってことでバイクで出かけた。 まずは西宮名塩で小休憩。 平日だし、この天気予報ではバイクはほとんど見かけない。 なんとか雨に降られずに勝央サービスエリアまでこれたな。 やはりバイクは全
こんにちは。一般クリエイターです。前回からlineart(AI着色)を利用したイラスト製作を色々と試していましたが、lineartを使用することでかなり細部に渡って生成物の形状を制御できることが分かってきました。3D背景と併用することで、統一性のある背景を様々なアングルから描写することができます。これによって「AIが生成する背景は描写毎に形が変わってしまうので、同一室内の複数カットを作成できない」という問題がある程度解決されてしまいました。されてしまいましたよ!ある程度! なので今回は3D背景モデルを使用して3カットほどシーンを生成させて何かアニメっぽいやつ作りたいと思います。作業手順はだいぶ複雑になりますので、「AIを活かしてなんか作品作りてえな~」と思ってる人向けの内容となっております。AI着色を使用したイラスト作成に関しては前回記事を参照してください。 まずは今回のアニメの舞台となる
Midjourney、すごいですね。いや本当にすごいんですよね。 Twitterを見ているだけでも日に日にとんでもないイラストとか流れてきて、こいつはやべえって思ってる人も多いかと思います。 これを書いているぼくも、毎日すっげ~~と思っていたうちのひとりです。 これを活用したら、背景を探さずに済むんじゃないか? TRPGに限らずゲームというものは、システムや世界観にもよりますが、まったく完全に日常に沿ったシナリオ(ゲーム内容)ではないことが多いです。 少なからず非日常を味わうのがゲームの醍醐味でしょうが、そのぶんシナリオにあった背景を探そうとするとなかなか大変だったりもします。 それならば状況にぴったり合った画像を生成してしまえばいい、と思った人はぼくだけではないはずです。 もちろん、イメージ通りの背景画像があればすでに世に存在していればクオリティはそちらのほうが高いのですが、イメージ通り
コスプレイヤーも特大ビールジョッキでビールを飲むのがミュンヘン流? ドイツ南部、ミュンヘン近郊の町フュルステンフェルトで、4月29日から5月1日の週末にアニメファンイベント「aniMUC」(以下「アニムック」)が開催されました。毎年春に開催してきたアニムックもコロナ禍により2年中止が続き、2022年は3年ぶりのリアル開催となりました。 会場は元修道院の敷地内の建物の一部を使用。大きな教会が印象的です アニムックはいわゆる「アニメ・コンベンション」と呼ばれる、欧米のファンイベントでは一般的な形式の総合イベントです。大小のステージとワークショップなどが行われる小規模な部屋に加えて、クリエイターのブースが並ぶアーティストアレイ、企業やグッズ販売業者が出店する物販エリアで構成されます。 コスプレも見どころのひとつ。「進撃の巨人」はドイツでも根強い人気 ミュージカルやダンスバトルも まず、メインステ
ウォルト・ディズニー・スタジオのアニメーション制作主要部門の1つで1923年から100年近くにわたって長編アニメーション映画を制作しているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが、アニメーション映画の作り方を解説する「Filmmaking Process」を公開しています。 Filmmaking Process https://disneyanimation.com/process/ ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは、まず最初に「アニメーション映画はどのように構成されているのか」を説明しています。アニメーション映画に限らず、映画の最低構成単位はカメラのフィルムがスタートして止まるまでの「カット」です。このカットを集めて作られる1つの区切りが「シークエンス」となります。 「ミラベルと魔法だらけの家」の上映時間は90分28秒で、40個のシークエンスで構成されています。各
ソ連が崩壊してから12月25日で30年になる。史上初の社会主義超大国としてアメリカと世界を二分し、冷戦を繰り広げたが、経済の悪化や、政権弱体化を招いたゴルバチョフ氏の改革などにより、1991年に消滅した。 物不足、厳しい情報統制…そんなイメージが強いソ連だが、実際はどうだったのか。1980年代末から崩壊までのソ連で子ども時代をすごし、現在は日本で声優として活躍しているジェーニャさんに「私が生きたソ連」を語ってもらった。 ソ連の記憶について語る声優のジェーニャさん ――ソ連での暮らしぶりを教えて下さい。 私はシベリアのノボシビリスクという都市で生まれたんですけど、父が軍人だった関係でリャザンやゴーリキー(現在のニジニノブゴロド)など転々としていました。 ものは少なかったですね。それはあとから分かったことで、当時は普通だと思っていました。商店に行っても、陳列棚が空っぽの記憶しか残っていません。
2021年3月8日から公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下、シン・エヴァ)。本作は新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言のもと、その終盤においてはリモート環境で制作が行われた。しかし、公開の迫るアニメ映画をリモートで完成させるのは並大抵のことではない。 講演「スタジオカラーのこれからのシステムづくり(仮)」の内容をお届けする。タイトルの(仮)は、登壇者のカラー・鈴木慎之介氏が立ち上げに携わった「ニコニコ動画」のβ版以前の初期名称に由来している 制作環境を構築するため、制作会社であるカラーは、大規模なシステムの強化やインフラの整備を実施。この制作環境構築プロジェクトで主導的な役割を果たしたのが、カラー 執行役員 技術管理統括の鈴木慎之介氏だ。 3月13日、アニメ制作におけるデジタル作画、関連技術をテーマとしたフォーラム「アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォー
※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。 「チャージマン研!」は、1974年にTBSテレビで放送された10分の帯番組である。放送当時は大きな話題にはならなかったものの、2000年代後半に、あまりにも低予算な制作体制によるご都合主義というか、シュールな展開がニコニコ動画などの動画サイトで話題となり、やがてCS局などで再放送がスタート。 ついには「マツコ&有吉の怒り新党」をはじめとするバラエティ番組でとりあげられるようになると、そのあまりにも強烈な内容が日本全国に知れ渡ることとなった。 その結果、「チャージマン研!」は多くの人々から愛されるようになり、主人公・研をはじめとする登場キャラクターをあしらった数多くのグッズやサウンドトラック発売、はてはまさかの舞台化を果たすなど、その人気
自分の好みに合わせて人工知能(AI)が二次元の美少女イラストを無料で生成してくれるサービスが「Waifu Labs」です。Waifu Labsは、2019年7月上旬にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2019」に出展して話題となった「Waifu Vending Machine(俺の嫁自動販売機)」のシステムで、開発したSizigi Studiosによって無償公開されています。 Waifu Labs https://waifulabs.com/ How we built the Waifu Vending Machine https://waifulabs.com/blog/ax 日本のアニメやマンガを愛する海外ファンの間では大好きなアニメキャラのことを、「Wife(嫁)」を日本語っぽく発音した「ワイフ」に由来して「Waifu」と表現する文化があります。「Waifu
Googleから新作VRアニメ 海をさまよう船乗りと少女の物語 Googleが手掛けるVRストーリー向けプラットフォームGoogle Spotlight Storiesにて、最新作「Age of Sail」の配信がスタートしました。HTC Vive、Oculus RiftのVRヘッドセットに加えて、AndroidとiOS搭載のスマートフォンにも対応しています。対象言語は英語(日本語未対応)で、価格は無料です。 心を揺さぶるVRショートストーリー 「Age of Sail」は数分間と短いアニメーションでながら、とても印象的な作品となっています。舞台は1900年代初頭、小船で大海をさまよう老齢の船乗りWilliam Averyが、豪華客船から転落した少女Laraを助けることからストーリーが展開していきます。世界では新型の大型船や海上輸送船が登場している中、前時代的な小さなAveryの船に乗りな
米Walt Disney Animation Studiosが、ディズニーのアニメ映画「モアナと伝説の海」に登場する島の3DCGデータアセットを無償公開。研究開発に役立ててほしいという。 米Walt Disney Animation Studiosはこのほど、ディズニーのアニメ映画「モアナと伝説の海」(2016年)に登場する架空の島「モトヌイ島」の3DCGデータアセットを無償公開した。研究目的やソフトウェア開発用途に限り自由に使える。 公開されたデータには、島に生息する木や植物、岩、海、海中生物、雲などを含む150億以上の要素が含まれているという。島全体を静止画として書き出すために必要なデータだけで約45GB、アニメーションとして動かす場合に必要なファイルはさらに約24GBにも上る。 データのライセンス要項、アイテムごとの解説などは、同時に公開されたReadMe(PDF)から確認できる。
「風の谷のナウシカ」から最新作「思い出のマーニー」まで、スタジオジブリ30年の歴史を資料で振り返る特別企画「ジブリの大博覧会」が、9月12日から11月8日まで愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催されます。 告知ポスターには「風の谷のナウシカ」1984年公開当時の第1弾ポスターの絵を使用 場内では2つの会場で「ジブリの大博覧会展」「思い出のマーニー×種田陽平展」を同時に実施。愛・地球博記念館ギャラリー3では「ジブリの大博覧会展」として、スタジオジブリが設立から30年間生み出してきた3000点近くの資料を展示します。作品の公開当時を振り返るポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料や企画書など。未公開のものを含む圧倒的な量の資料が所狭しと展示空間に並びます。 場内で「ジブリの大博覧会展」「思い出のマーニー×種田陽平展」2つを実施 地球市民交流センター体育館では「思い出のマーニー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く