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  • 日本のイチゴが大ヒット、アメリカで脚光の200億円調達ベンチャー。「世界で一人勝ち」の理由

    オイシイファーム(Oishii Farm)の共同創業者兼CEO・古賀大貴氏は、「植物工場は日本が勝つべくして勝てる領域」と断言する。 撮影:湯田陽子 日本のイチゴが、ニューヨークで旋風を巻き起こしている。 アメリカを代表するフレンチ界の巨匠、ダニエル・ブリュー氏のミシュラン二つ星レストラン「ダニエル」をはじめ、味に惚れた有名レストランのパティシエから注文が殺到。ソースや飾りといった素材の一部ではなく、デザートの“主役”として、加工せずそのまま提供している店がほとんどだという。 レストランだけではない。高級スーパー・ホールフーズをはじめとする100店舗以上のスーパーでも販売。店頭に並ぶそばから飛ぶように売れている。 食通をうならせるこのイチゴ、生産しているのは日本人CEO率いるオイシイファーム(Oishii Farm)だ。 2016年にアメリカで創業した同社は、畑やビニールハウスではなく屋内

      日本のイチゴが大ヒット、アメリカで脚光の200億円調達ベンチャー。「世界で一人勝ち」の理由
    • 電気やガスのいらない炊飯器がタイガーから登場 - 家電 Watch

        電気やガスのいらない炊飯器がタイガーから登場 - 家電 Watch
      • ペットボトルのラベル剥がしを不要に キリン、リサイクルできる直接印刷技術を開発

        キリンホールディングスは8月29日、リサイクルに対応したペットボトルの直接印刷技術を発表した。実用化されると消費者はゴミ分別でフィルム状のシュリンクラベルを剥がす手間がなくなる。 キリンのパッケージイノベーション研究所が、富士フイルムの剥離インクを使ってペットボトルの表面に直接デジタル印刷する技術を開発した。併せてリサイクルの洗浄工程でインクを剥がし、分離させることに成功。シュリンクラベルをなくせばプラスチックを約8%削減できる他、ラベル使用に伴う温室効果ガス排出量も約84%減らせるとしている。 日本のペットボトル飲料は、商品ロゴやバーコードを印刷したシュリンクラベルを巻き付けるのが一般的だ。これは従来の印刷技術でペットボトルに直接印刷するとリサイクル時にインクが残り、PET樹脂の品質が落ちるため。PETボトルリサイクル推進協議会の定めるガイドラインではペットボトルへの直接印刷を禁止してい

          ペットボトルのラベル剥がしを不要に キリン、リサイクルできる直接印刷技術を開発
        • NTT東、サケ養殖成功 IT活用、売上高10億円目指す

          NTT東日本は20日、センサーやカメラによる水質管理などITを活用し、福島市で実証実験していたベニザケの陸上養殖が成功したと発表した。同市のスーパーマーケットで21日から、約100匹分を切り身やすしとして試験販売する。生産拠点の拡大や他県での販売を検討し、2025年に年間売上高10億円を目指す。 実証実験は昨年1月に始め、人工海水技術を持つ岡山理科大と、福島県内でスーパーを展開する「いちい」(福島市)との共同事業。陸上の施設で養殖してウイルスや寄生虫が混入するリスクを抑え、1年半で体長約50センチ、重さ1・2キロに成長させた。ベニザケは病気に弱く、海面養殖は難しいとされる。 福島市にあるベニザケの陸上養殖施設=20日NTT東は近年、ITによる遠隔技術を使い漁業や農業分野に進出。ベニザケは「サーモン」の一種として世界的に人気が高い上、国内流通分も輸入品が多く需給が逼迫気味なことから、収益が見

            NTT東、サケ養殖成功 IT活用、売上高10億円目指す
          • 雪国まいたけが「きのこの代替肉」開発、世界が注目する可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

            雪国まいたけは、きのこを原料とした代替肉の開発に成功し、今年度中に販売を開始すると発表しました。きのこならではの良さを活かした代替タンパクだということです。 雪国まいたけは、2021年11月にプロダクト・イノベーションの推進を発表し、そのなかで「新たな代替たんぱく質」の開発を示唆していましたが、今回それが完成し、今年度中に製品化して販売開始、来年度からは商品バリエーションを増やしていくということです。 きのこ主原料の代替肉素材 現在、販売されている代替肉は、大豆を原料とするものと、きのこの菌を使った「マイコプロテイン」の大きく2つに分かれます。主流は大豆の代替肉で、スーパーの店頭でもよく見かけます。マイコプロテインは、海外ではイギリスのクオーンが代表的なメーカーとして知られていますが、日本ではまだ一般的ではありません。 しかし、マイコプロテインは肉に似た食感から、肉に近づける工程が少なくて

              雪国まいたけが「きのこの代替肉」開発、世界が注目する可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
            • 太陽よりも輝く「石」 化石燃料時代の終わりを告げるか

              カリフォルニア州フレズノ(CNN) 人類の黎明(れいめい)期のあるとき、平均よりも賢いホモ・サピエンスが暖を取るために石を火から遠ざけて熱電池を発明した。 それから100万年以上が経過し、人類が気候危機を回避するために化石燃料を超える進化を遂げようと奮闘するなか、その簡素な考え方が現代によみがえりつつある。文字通り、また、比喩的にも、岩石への蓄熱はかつてないほど熱くなっている。 「箱の中(の石)は現在、1600度だ」とアンドリュー・ポネックさんは小さな建物ほどの大きさの熱電池の横に立って語った。鉄の融点よりも温度が高いという。 ポネックさんの白熱した石の箱が非常に重要なのは、それらが大量の石炭やガスを燃やして加熱されたのではなく、ポネックさんの試作品を囲む何千もの太陽光発電ソーラーパネルが太陽光を受けることで加熱されたという点だ。 もし成功すれば、ポネックさんとその新興企業アントラ・エナジ

                太陽よりも輝く「石」 化石燃料時代の終わりを告げるか
              • 豊田章男会長、「走る、壊す、直す」の象徴として横転したGRヤリスを下山の完成式典に展示 “下山の道”がクルマを作る

                  豊田章男会長、「走る、壊す、直す」の象徴として横転したGRヤリスを下山の完成式典に展示 “下山の道”がクルマを作る
                • 核融合発電「原型炉」開発着手へ、量研機構が主体に ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                  文部科学省は核融合発電の発電能力を実証する原型炉について、量子科学技術研究開発機構(QST)を開発主体とする方針を固めた。QSTを中心に大学や企業などが原型炉開発に関わる“オールジャパン”体制を構築し、原型炉の早期実現を目指す。将来は日本の多様なサプライチェーン(供給網)を生かして商用炉を開発できる企業を育成し、核融合発電の産業化を急ぐ。 原型炉開発は4月にも着手する。QSTを中心にしながら、原型炉設計や超電導コイルなど、開発項目ごとに大学や企業を対象に公募して参画を促す。原型炉による発電実証から産業化へ素早くつなげるため、日本の産業界の総力を結集して取り組む体制の構築を目指す。将来は企業を中心とした原型炉開発に移行し、商用炉を開発できる企業を育成することも視野に入れる。 また大学間の連携を促し、核融合発電の開発人材を育成する。QSTの日欧共同の実験炉「JT―60SA」なども活用する方針だ

                    核融合発電「原型炉」開発着手へ、量研機構が主体に ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                  • イタリア、欧州初となる「培養肉」生産・販売禁止へ

                    動物細胞を人工的に培養してつくりだした肉(培養肉)。サステイナブルな食材のひとつとして注目をあつめる、いわゆる“LABOミート”に対し、イタリアが出した答えは「NO」だった。 先月、イタリア代議院は培養肉をふくむ細胞性食品および飼料の生産や販売を禁止する法案を可決。EUにおいて、培養肉の生産、流通、輸入を禁止する最初の国となった。違反者には製品の没収に加え、最大で6万ユーロ(約940万円)の罰金が課せられるという。 遡ること2023年3月、同法案は農業省トップのフランチェスコ・ロロブリジーダ大臣により提案された。4月には、培養肉をはじめとする合成食品を禁止する同法案を政府も支持。 法案可決を受け、ロロブリジーダ大臣は自身のfacebookで「健康の観点だけでなく、イタリアの生産システム、何千もの雇用、文化と伝統を守るため、今日承認された法律により、イタリアは合成食品の社会的、経済的リスクか

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                    • 焦点:羽田事故での大火災、炭素繊維複合材の安全検証する初の機会に

                      日本航空の旅客機、エアバスA350が羽田空港着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突して炎上した事故は、炭素繊維(カーボンファイバー)で強化した複合材を使った新世代旅客機の大火災時の安全性を検証する初めての機会になろうとしている。写真は炎上する日本航空機。羽田空港で2日撮影(2024年 ロイター/Issei Kato) [ワシントン/ロンドン 4日 ロイター] - 日本航空(9201.T), opens new tabの旅客機、エアバスA350が羽田空港着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突して炎上した事故は、炭素繊維(カーボンファイバー)で強化した複合材を使った新世代旅客機の大火災時の安全性を検証する初めての機会になろうとしている。 事故現場の写真を見ると、A350の機体は燃え尽きて灰になったことが分かる。運輸安全委員会や警視庁などは事故原因の究明を進めているが、航空業界が熱心に確かめようとしてい

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                      • 復活のロータリー 「ROTARY-EV」で、マツダは何をつくったのか

                        さて、おそらく金曜日からあちこちでマツダの新しいロータリーエンジンの記事が出ているだろうと思う。新たに登場した8C型ロータリーは、かつての13B型と何が違うのかがかなりこってり目に解説されているはずだ。 まあ、筆者も同様に取材してきたので、結局はそこも書くのだけれど、その前にマツダは一体何を考えて、何をつくろうとしたのかの話から始めないといけない。ということで、またもや長いマツダの話が始まる。 今回登場した「MX-30 ROTARY-EV e-SKYACTIV R-EV(以下、R-EV)」 を端的に説明すれば、メカニズム的には2021年に発売された「MX-30 EV MODEL(以下、EVモデル)」のモーター/発電機と同軸に、発電専用ワンローターロータリーエンジンを追加したものだ。 発電専用エンジンを搭載して電欠のリスクをなくしたことと引き換えに、EVモデルに搭載されていた35.5kWhの

                          復活のロータリー 「ROTARY-EV」で、マツダは何をつくったのか
                        • 三菱重、次世代原発の「高速炉実証炉」開発設計統括に 政府が選定

                          7月12日、三菱重工業は、日本政府が2040年代の運転開始を目指す次世代型原子炉の高速炉実証炉について、設計・開発を担う中核企業に選ばれたと発表した。写真は都内で昨年12月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 12日 ロイター] - 三菱重工業は12日、日本政府が2040年代の運転開始を目指す次世代型原子炉の高速炉実証炉について、設計・開発を担う中核企業に選ばれたと発表した。日本政府は廃炉となる原発の敷地内で次世代型原子炉の開発・建設を推進する方針を表明しており、脱炭素化とエネルギーの安定供給の両立を狙う。

                            三菱重、次世代原発の「高速炉実証炉」開発設計統括に 政府が選定
                          • これからのエンジン開発、どうなる?

                            猫も杓子もEVシフトというブームも終わり、ようやく地に足がついたEVの着実な進歩が認められる時代になった感がある。なんでもかんでも「破壊的イノベーション」という流行り言葉になぞらえて、やれ急激なEVシフトだの、内燃機関の終わりだのと言っていたことがどうも現実的ではないということが、世の中の標準認識になりつつある。 別にEVシフトはこれで終わるわけではなく、おそらくは2035年に向けて、シェアで最大30%程度まではゆっくり地道に進んでいく。EVを快適に使うには自宅に普通充電器があることが必須。もしくは勤務先かどこか、常用するパーキングに長時間占有できる普通充電器があることが条件になる。 これは今のバッテリーと急速充電器では、80%までしか充電できないからだ。100%まで充電するには普通充電器で時間をかけてゆっくり入れるしかないし、となれば、その充電器は他に誰とも共有しない占有可能な充電器でな

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                            • 大気中のCO2回収…合成燃料の原料になるか、ENEOSが実用化へ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                              ENEOSは大気中の二酸化炭素(CO2)を回収する技術の実証試験を始めた。再生可能エネルギー由来の水素とCO2を使って製造する「合成燃料」の実用化に向けて、安価で大量の原料CO2を調達するのが目的。今後1年程度をかけて、合成燃料の原料として使える品質・コストかどうかを検証する。(根本英幸) 合成燃料は水素とCO2、それに触媒を用いた合成反応により粗油を精製し、そこから石油化学製品の原料となるナフサやガソリン、ジェット燃料、軽油などに変換する。既存の自動車や航空機、さらにはインフラ設備をそのまま活用でき、低コストに脱炭素化できる点が強みだ。液体燃料であるため、長期備蓄や輸送が簡単というメリットもある。 今回の実証は、CO2調達の有効性を検証するのが目的。脱炭素社会に向けたCO2の削減は最重要課題で、当面は工場など産業排ガスからの回収で賄える。ただ、将来的にCO2を原料とする合成燃料や合成メタ

                                大気中のCO2回収…合成燃料の原料になるか、ENEOSが実用化へ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                              • 自走型ロープウェイ Zippar、有人走行テストへ

                                  自走型ロープウェイ Zippar、有人走行テストへ
                                • 収率2倍以上…住友化学がCO2からメタノール高効率製造 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                  住友化学は愛媛工場(愛媛県新居浜市)で、二酸化炭素(CO2)からメタノールを高効率に製造するパイロット設備の運転を始めた。従来のCO2からメタノールを製造する技術に比べて、収率は2倍以上を実現する。2028年までに実証を完了し、30年代の事業化や他社へのライセンス供与を目指す。 同設備は島根大学と共同開発に取り組む内部凝縮型反応器を活用する。反応器内に冷却ゾーンを設けてメタノール気体を液化して減らし、より多くのCO2をメタノールに変換する仕組み。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション(GI)基金事業の助成を受けて建設した。 【関連記事】 大手化学メーカー、構造改革の行方

                                    収率2倍以上…住友化学がCO2からメタノール高効率製造 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                  • トヨタ、液体水素カローラでCO2吸着回収に挑戦 水素を燃やし二酸化炭素を回収する小さな化学プラントに進化

                                      トヨタ、液体水素カローラでCO2吸着回収に挑戦 水素を燃やし二酸化炭素を回収する小さな化学プラントに進化
                                    • 新聞紙で炊くタイガーの炊飯器、開発のきっかけは「もったいない」だった 廃棄内釜を災害対策に

                                      新聞紙で炊くタイガーの炊飯器、開発のきっかけは「もったいない」だった 廃棄内釜を災害対策に:知らないと損!?業界最前線(1/4 ページ) 数多くの炊飯器を開発販売するタイガー魔法瓶から、創立100周年記念モデルとしてちょっと変わった炊飯器が登場した。それが10月20日発売予定の「魔法のかまどごはん KMD-A100」(直販価格1万9800円・公式オンラインストア限定)だ。 炊飯器といっても、いわゆる電気炊飯器ではない。熱源は「炎」。直火で炊く炊飯器なのだ。タイガー魔法瓶では関東大震災から100年に当たる2023年に、防災グッズとして提案するとともに、キャンプ需要や学校教育などを想定しているという。 電気ではなく「炎」で炊く炊飯器について、開発の経緯や目指す世界について、製品のプロジェクトリーダーに話を聞いた。 関連記事 計量の手間を省くパナ「自動計量IH炊飯器」はどうやって生まれたか アイ

                                        新聞紙で炊くタイガーの炊飯器、開発のきっかけは「もったいない」だった 廃棄内釜を災害対策に
                                      • トヨタ、新開発8速ATも用意する「進化型GRヤリス」世界初公開 パワーも304PSへ向上

                                          トヨタ、新開発8速ATも用意する「進化型GRヤリス」世界初公開 パワーも304PSへ向上
                                        • アジに寄生したアニサキスをパルス電流で“瞬殺”する技術、熊本大学がクラファン実施 「サバ、サケ、サンマにも」

                                          アジに寄生したアニサキスをパルス電流で“瞬殺”する技術、熊本大学がクラファン実施 「サバ、サケ、サンマにも」 加熱も冷凍もせず、魚介類に潜む寄生虫のアニサキスを“瞬殺”する──そんな技術を開発した熊本大学と福岡市の水産会社が、早期の社会実装を目指してクラウドファンディングを始めた。

                                            アジに寄生したアニサキスをパルス電流で“瞬殺”する技術、熊本大学がクラファン実施 「サバ、サケ、サンマにも」
                                          • BEV専用プラットフォームの危機【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】

                                            車の最新技術 更新日:2024.03.17 / 掲載日:2024.03.15 BEV専用プラットフォームの危機【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 さて、日の出の勢いという触れ込みだったはずが、予想よりかなり早期に減速感に見舞われているBEVだが、この流れが各メーカーの戦略にどういう影響を与えるのだろうか? 最も問題になるのはBEV専用プラットフォームの開発費用の回収遅れである。例えばフォルクスワーゲンの場合、BEV専用プラットフォーム「MEB」への追加投資だけでも15億ユーロ(約2500億円)を計上している。 フォルクスワーゲンがBEV専用に開発したMEBプラットフォーム CASE世代のプラットフォームは要素が多岐に渡り、またそのプラットフォームで構築する車種群の規模にもよるので一概には言いにくい。従来より圧倒的に高いことは間違いない。各社の様々な発表を見ていくとどうも5000億円程度と

                                              BEV専用プラットフォームの危機【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】
                                            • トヨタが1500cc新エンジン開発加速、水素・合成燃料視野 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                              トヨタ自動車が進めている、新型エンジン開発プロジェクトの一端が分かった。開発しているのは1500cc直列4気筒エンジンで、車両搭載時期は未定だが、早ければ2026―27年にも開発にめどを付ける見通し。補助金の見直しや航続距離などの課題から、世界では電気自動車(EV)シフトが鈍化。利便性の高いハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の需要が増えている。水素や合成燃料などの活用も視野に環境性能の高い高効率エンジンの重要性が高まっており、対応を強化する。 1月に開かれた展示会で、豊田章男会長が新型エンジンの開発に着手したことを明らかにした。同会場では高い環境性能のエンジンとレース向けエンジンの二つの開発を示唆。1500cc直列4気筒のエンジンはこのうち、環境対応型とみられる。上郷工場(愛知県豊田市)で開発し、日本や中国などで走行する車両への搭載を想定する。 脱炭素化の流れを受け

                                                トヨタが1500cc新エンジン開発加速、水素・合成燃料視野 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                              • ソニー、“電磁波ノイズ”から発電するモジュール IoTに電力供給

                                                  ソニー、“電磁波ノイズ”から発電するモジュール IoTに電力供給
                                                • リニア中央新幹線、液体ヘリウム不要に…JR東海が「高温超電導磁石」を実用段階に近づけた意義 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                  営業線を安定運行へ JR東海はリニア中央新幹線の浮上や移動に必要な超電導磁石で、液体ヘリウムを使わない「高温超電導磁石」を実用段階に近づけた。営業線に使用できるという評価を国土交通省から受けた。全量を輸入に依存する液体ヘリウムを使う従来型磁石では安定運行への影響が懸念されていた。同社は検査周期となる1年間分に相当する距離を試験走行し、営業線への搭載を目指す。(名古屋・永原尚大) 国交省が評価 コイルが冷凍機で冷却可能に 超電導磁石は従来の鉄道における車輪の役割を果たす重要な部品だ。車体を浮かせる強力な磁力を発生させるため、冷却によって電気抵抗をゼロとする超電導現象を利用して大電流を流している。 従来の「低温超電導磁石」は電流が流れるコイルをマイナス269度C以下に冷却するために液体ヘリウムを使っていたが、高温超電導磁石はマイナス255度C以下で良いため冷凍機による冷却が可能となる。コイル素

                                                    リニア中央新幹線、液体ヘリウム不要に…JR東海が「高温超電導磁石」を実用段階に近づけた意義 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                                  • TNGAがいよいよ手に負えなくなってきた【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 | 中古車なら【グーネット】

                                                    車の最新技術 更新日:2023.08.04 / 掲載日:2023.08.04 TNGAがいよいよ手に負えなくなってきた【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 文●池田直渡 写真●トヨタ トヨタ自動車がランドクルーザー250を発表したことが話題になっている。本格的なクロカンモデルを300系、250系、70系と3種もラインナップする。しかも頭の2車種にはレクサスモデルまであるのだ。そのパワープレイぶりには、もはや競合各社が気の毒になる。 世界初公開されたランドクルーザー 250が加わることで、日本でランドクルーザー全3シリーズが揃う。写真はプロトタイプ なんとなく気づいているだろうが、もはやグローバルで見ても、総合自動車メーカー各社ではモデルの整理が進んでおり、特に本格クロカンモデルとスポーツカー、大型セダン、それにハッチバック系コンパクトカーはこのままだと絶滅しかねない勢いである。 トヨタだけ

                                                      TNGAがいよいよ手に負えなくなってきた【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 | 中古車なら【グーネット】
                                                    • ブタの心臓を人間に移植 世界で2例目

                                                      2022年に米メリーランド州ボルティモアのメリーランド大学医学部で行われた、ブタの心臓を人間に移植する世界初の手術。同大学提供(2022年1月10日提供、資料写真)。(c)AFP PHOTO / UNIVERSITY OF MARYLAND SCHOOL OF MEDICINE 【9月24日 AFP】米メリーランド大学医学部(University of Maryland Medical School)は22日、58歳の男性に遺伝子操作されたブタの心臓を移植したと発表した。同大は昨年にも世界初となるブタの心臓の移植を行っており、今回が2例目となる。 移植手術は20日に行われた。患者のローレンス・フォーセット(Lawrence Faucette)さんは、血管障害と内出血の合併症のため人間の心臓の移植を受けられなかった。手術を前に「ブタの心臓に望みをかけるしかない」とコメントしていた。 同大によ

                                                        ブタの心臓を人間に移植 世界で2例目
                                                      • 渋滞知らずの新しい交通手段「Zipper」ってどんな乗り物?

                                                        渋滞知らずの新しい交通手段「Zipper」ってどんな乗り物?2023.07.24 12:30102,764 岡本玄介 街中でスキー場のゴンドラ気分。 渋滞緩和とスムーズな都市移動のためにと、アメリカではイーロン・マスクが地下に穴を掘ってシャトルバスを走らせようとしています。 いっぽう日本の都市部は地下鉄が入り組んでいますし、地上は建物や電線や狭い路地などでどこもいっぱい…。新しいインフラ整備をどこにするか? と考えると、もう頭上の空間しか残っていません。 街中にロープウェイを通す計画日本のスタートアップ企業Zip Infrastructure株式会社が進めている「Zippar」は、街中の高い場所を移動する次世代の自走式ロープウェイです。 Video: Zip Infrastructure株式会社/YouTube現実には横浜みなとみらいのロープウェイが運行していますが、あれが都市部にあるよう

                                                          渋滞知らずの新しい交通手段「Zipper」ってどんな乗り物?
                                                        • ムーアの法則を打開する「光エンジン」 NTT光電融合デバイス戦略

                                                            ムーアの法則を打開する「光エンジン」 NTT光電融合デバイス戦略
                                                          • ゼブラ、常識を破るスプリング配置でジェル3色ボールペンをスリム化

                                                              ゼブラ、常識を破るスプリング配置でジェル3色ボールペンをスリム化
                                                            • トヨタ、疑似MTを搭載したEV開発中

                                                              トヨタが現実に近い感触を持つ疑似マニュアル変速機(MT)の開発に取り組んでいる/Indranil Aditya/NurPhoto/Getty Images ニューヨーク(CNN) 電気自動車(EV)は少し退屈だと感じている人に向け、トヨタ自動車の技術者が現実に近い感触を持つ疑似マニュアル変速機(MT)の開発に取り組んでいる。EVの機能として搭載される可能性もある。 EVではMTは何の役にも立たない。これは単純に遊び心を満たすための取り組み、ガソリン車でギアをシフトさせるのが好きな人のためのおまけだ。 長年EVに懐疑的だったトヨタはこのところ、EV分野への攻勢を強化する姿勢を示している。これは多種多様な消費者に訴求する方法を模索することを意味する。EVの滑らかさや単純さに魅力を感じないという人を引きつけるため、疑似MTのような機能が一助になる可能性もある。 ガソリン車の場合でさえ、現在米国で

                                                                トヨタ、疑似MTを搭載したEV開発中
                                                              • 豊田章男会長、水素の普及について「花とミツバチ」論などを語る 「共感がない限り、インフラとかは進まない」

                                                                  豊田章男会長、水素の普及について「花とミツバチ」論などを語る 「共感がない限り、インフラとかは進まない」
                                                                • NASA、静音超音速実験機「X-59 Quesst」を正式公開。ソニックブーム大幅軽減で「商用超音速飛行禁止」解除目指す | テクノエッジ TechnoEdge

                                                                  ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 NASAとロッキード・マーティンは1月12日に静音超音速実験機「X-59 Quesst」を正式に発表しました。NASAの副長官で元宇宙飛行士のパメラ・メルロイ氏は「X-59は、私たちの旅のあり方を変え、移動をより近く、短時間にしてくれるでしょう」と述べています。 現在、米国上空では商用超音速飛行が禁止されていますが、NASAの最新の実験用航空機であるX-59は、これを再検討するのに役立つデータを取得、提供することに重点を置いています。全長約30mのうち約1/3が非常に伸びた先端を持つ機首部分という特異な形状により、音速の1.4倍(マッハ1.4)に達するという最高速度での飛行時にも、衝撃波の発生を大きく軽減しま

                                                                    NASA、静音超音速実験機「X-59 Quesst」を正式公開。ソニックブーム大幅軽減で「商用超音速飛行禁止」解除目指す | テクノエッジ TechnoEdge
                                                                  • JR東海、JR東日本、JR西日本、JR貨物がチャレンジする次世代エネルギー 実現までは遠くても、やらねばならぬ

                                                                    2023年12月18日、JR東海は鉄道車両向け燃料電池の模擬走行試験を報道公開した。燃料電池は水素を燃料とし、大気中の酸素と化学反応して発電する仕組みだ。簡単にいうと中学で習った「水の電気分解」の逆向きの反応で電気と水をつくる。ガソリンや軽油を燃やすと排気ガスが発生するけれども、燃料電池は水が出るだけ。二酸化炭素も有毒物質も出ないから、環境に優しく、脱炭素動力の切り札ともいわれている。 JR東海の「統合報告書2022」に「車両走行試験装置を用いた模擬走行試験を準備」とあり、「統合報告書2023」で、「23年11月から車両走行試験装置を用いた模擬走行試験を開始」と報告していた。11月16日には「燃料電池とあわせて水素エンジンも開発する」と発表していた。 報道公開された設備は、トヨタが21年から外販している燃料電池ユニットと、冷却用ラジエーター、水素タンク、減圧装置、発生した電力で動かす模擬台

                                                                      JR東海、JR東日本、JR西日本、JR貨物がチャレンジする次世代エネルギー 実現までは遠くても、やらねばならぬ
                                                                    • ロープウェー+モノレール?「Zippar」とは何者か

                                                                      深刻化する運転士不足や渋滞の解消、路線の設置・維持にかかる莫大なコストなど、公共交通に関わるさまざまな課題を解決する可能性のある新しいコンセプトのロープウェーの実験が、神奈川県中西部の秦野市に本社を置くベンチャー企業で進められている。この都市型自走式ロープウェーは、「Zippar(ジッパー)」と名付けられている。 Zipparは、ごく簡単に言えば、ロープウェーとモノレールの技術を掛け合わせたような乗り物だ。ロープ(索)と車体が分離しており、自走する点でモノレールに近く、直線のみのロープウェーと異なり柔軟な路線設計が可能である。一方で軌道にロープを用いているので、既存のモノレールよりも簡易かつ安価に建設できるという。 具体的にはどのような乗り物なのか。秦野市にある開発元「Zip Infrastructure(ジップ・インフラストラクチャー)」(以下Zip社)の試験線での実証実験の様子を取材し

                                                                        ロープウェー+モノレール?「Zippar」とは何者か
                                                                      • ついに発表「トヨタ史上最大」のモノづくり変革

                                                                        まさに、抜本的な「モノづくり」変革だ。 トヨタが発表した新BEV(電気自動車)の車体、電池、さらに実車走行……というフルパッケージの取材を通じて、そんな思いを持った。そして、「ついに日本でもBEV本格普及期に突入するのではないか」という気配を感じたのだ――。 トヨタは2023年6月上旬、静岡県裾野市にあるトヨタ自動車東富士研究所で「トヨタテクニカル・ワークショップ2023」を開催した。 トヨタ研究開発を統括する中嶋裕樹副社長は、その冒頭で、「今年4月以降の新体制におけるこれまでの事業改革は概要説明が主体だった」として、今回はトヨタの量産に向けた先行開発の「90%以上を公開する」と、力強く挨拶した。 その後、「電動化」「知能化」「多様化」という大きく3つの領域について、部品やデータを目の前にしての研究開発担当者による詳細説明や、研究開発中のさまざまな車両のテストコース試乗へ。朝から始まったワ

                                                                          ついに発表「トヨタ史上最大」のモノづくり変革
                                                                        • CO2を吸収するコンクリートで「テトラポッド」 設置現場で製造可能

                                                                            CO2を吸収するコンクリートで「テトラポッド」 設置現場で製造可能
                                                                          • JR東海、水素動力の車両開発 CO2排出ほぼゼロ

                                                                              JR東海、水素動力の車両開発 CO2排出ほぼゼロ
                                                                            • 30畳対応の大風量なのに静か、シャープ初の「サーキュレーター」が採用する“ネイチャーテクノロジー”とは?

                                                                              30畳対応の大風量なのに静か、シャープ初の「サーキュレーター」が採用する“ネイチャーテクノロジー”とは?:知らないと損!?業界最前線(1/4 ページ) シャープが、同社初となるサーキュレーター「プラズマクラスターサーキュレーター<PK-18S01>」を4月18日に発売した。最大30畳に対応する大風量と、最大で49dB(騒音レベルは“静かな事務所”)、8畳向きの風量(風量4)なら34dB以下の静音性を兼ね備えている。 この大風量ながら静音性も実現したのが“フクロウの翼”形状を応用した新開発のファン「ネイチャーウイング」だ。シャープでは、このサーキュレーターの開発に3年以上をかけたという。 さらに、工具不要で分解清掃できる構造、生乾き臭を消臭できる「プラズマクラスターNEXT」を搭載。新登場のサーキュレーターについて、開発を担当したシャープの馬場木綿子さんに話を聞いた。 関連記事 ネットでバズ

                                                                                30畳対応の大風量なのに静か、シャープ初の「サーキュレーター」が採用する“ネイチャーテクノロジー”とは?
                                                                              • 新型「スペーシア」のAピラーに1470MPa級冷延ハイテン初採用 日本製鉄、スズキ、ベルソニカが共同開発

                                                                                  新型「スペーシア」のAピラーに1470MPa級冷延ハイテン初採用 日本製鉄、スズキ、ベルソニカが共同開発
                                                                                • 鉄筋の代わりに竹材利用…復活「竹筋コンクリート」の実力値 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                                                  新和設計(山形県米沢市、湯沢洋一郎社長)と日本大学工学部を中心に構成する竹筋(ちっきん)コンクリート協議会(事務局=新和設計)は、鉄筋の代わりに竹材を利用した竹筋コンクリートを開発した。鉄筋コンクリートの60―70%の強度で実用化できる。26日にU字溝として福島県南会津町の水路に設置し、効果を検証する。自然資源を活用した手法として、小型コンクリート構造物向けに普及を目指す。 竹筋コンクリート協議会には新和設計と日大を含め、日仙産業(福島県白河市)や坂内セメント工業所(同柳津町)など5企業・2大学が参画する。竹筋コンクリートは竹筋で構造物を組み上げ、コンクリートを流し込む仕組み。昭和の初めまでは国内で普及していたが、終戦で鉄の利用が可能になり衰退した。今回は竹を活用した環境に優しいコンクリートとして、復活プロジェクトとなる。 1、2年で成長し、5年で枯れる竹の特性を有効利用する。竹は内側の強

                                                                                    鉄筋の代わりに竹材利用…復活「竹筋コンクリート」の実力値 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社