形式的には著作権侵害となるゲーム実況動画。多くのゲームメーカーが黙認を貫く中、任天堂があえて個人の投稿活動を許容するガイドラインを打ち出しました。 任天堂の著作物利用ガイドラインを分解して図にしてみた 自社コンテンツの権利保護に厳しい任天堂が、個人ユーザーによるゲーム実況動画の投稿については許容するとした「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」をリリースし、話題となっています。 このガイドラインについてまず誤解のないよう注意しなければならないのは、任天堂としてゲーム実況等の投稿に必要な著作権をライセンスするとは一切書いていない、という点です。徹頭徹尾、著作権は任天堂のものであることを前提に、 (1)禁止権を行使しない(禁止権を一部放棄する)ケース (2)禁止権を行使するケース の2つに大きく分け、それぞれについての基準・考え方を明文化したに過ぎないものである