【8月25日 東方新報】中国でかつて代表的な「夜の娯楽」だったカラオケ店が急激に閉店している。若者のカラオケ離れが進み、今や「オジサン、オバサンが集う時代遅れの遊び」とみられている。 中国の企業情報サイト「企査査(Qichacha)」によると、今年3月時点でカラオケ店を経営する企業者は6万4000社。ピーク時の12万社からほぼ半減した。 日本の経営スタイルの影響を受けたカラオケ店は1990年代後半から中国各地に広がり、2000年代に急成長を遂げたが、2015年ごろから斜陽化が始まった。不動産価格や人件費の高騰、著作権料の支払いなどで収益率が低下。また、公衆電話ボックスのような形をした1~2人向けの無人店舗「ミニカラオケ」がショッピングセンターやレストランなどに次々と設置され、カラオケ市場の「共食い」が起きた。さらに、「1人カラオケ」を楽しめるスマートフォンアプリが登場。メロディーに合わせて