賃貸アパート大手レオパレス21で大量の施工不良物件が見つかった問題で、同社は「2024年中に不良物件の改修を完了する」との新たな改修計画を固めた。25日にも発表する。19年10月末に「20年末までに完了する」との計画を公表していたが、異例の大幅先送りとなる。オーナーや入居者からの批判は必至で、当初実現不可能な目標を公表した同社の開示姿勢も問われそうだ。 毎日新聞の取材に対し、関係者が明らかにした。計画の対象になるのは、屋根裏に仕切り板がないなど「明確に不備のある」物件約19万5000戸。レオパレスは今年4月末、新型コロナウイルスの感染拡大を主な理由に、年内の改修完了を断念する意向を表明し、その後、国土交通省から年内に新たな計画を出すよう指示を受けていた。 毎日新聞が入手した内部資料や同社関係者の話によると、…