仙台市交通局は6日、飲酒後に車を運転して物損事故を起こし、そのまま現場から立ち去ったとして、運転課で地下鉄運転士の男性技師(28)を懲戒免職処分にした。 交通局によると、技師は5月21日夕方から青葉区の仙台駅前の飲食店2軒で同僚と9人で会食し、ビールやハイボールを10杯程度飲んだ。泉区内の自宅に帰るため地下鉄で泉中央駅まで移動し、駅近くの駐車場に止めた自身の車を運転。22日午前1時半ごろ、同区野村の市道で、対向車線側のガードレールに衝突する事故を起こしたが、警察に届け出ずに帰宅した。 所持するスマートフォンが事故の衝撃を感知し、自動で119番したことで事故が発覚。翌朝、市消防局から連絡を受けた警察から電話があり、事故や飲酒の事実を伝えた。 技師は「運転代行を使うつもりだったが見つからず、強く酔っている感覚がなかったので運転してしまった。重大なことを起こしてしまい深く反省している」などと話し