今月1月25日、『バイオハザード RE:2』が全世界で発売された。ただし、全世界といっても、どうやら「中国」はそこに含まれていないようだ。中国で販売が禁止されている『バイオハザード』シリーズの最新作を売るために、ゲーム販売者がさまざまな工夫を凝らしていることが、話題を呼んでいる。 「ヤミ市」的販売 近代の歴史においては、どんな国家でも、共産党の活動は、地下活動から始まったものが多い。面白いことに、その共産党が一旦革命を成功し、国の統治者になったとしても、民のレジスタンス活動もまた多くは地下で活動し、政府に反抗することが多い。実際、反抗者とは得てしてそうせざるをえない立場に置かれるのだ。この現象を、筆者は「社会主義的永劫回帰」と名付けている。 共産党をはじめ、社会主義的な反抗者たちは、地下活動を柱にするが故にヤミ市が大好きだ。特に文化的な出版物を売買する場合、ヤミ市を頼るほかにみちがない。な
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