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ブックマーク / mazmot.hatenablog.com (3)

  • 書くだけなら、犯罪の手口を書いても罪には問えない(ふつうは) - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    死んだ祖母が私が子どものころに「世のなかに覚えておいてわるいことは何もないよ」と言っていたのを、いまでもその口調とともに思い出す。「泥棒だけは覚えたらあかん」とも言っていたのだが、この「泥棒を覚える」は知識の類ではなく、慣用表現で「悪事を習慣化する」という意味だから、祖母の意図としては「知識に関しては制限を設けるな」ということだったのだと思う。というのも、この話をしてくれた時期、私は将来のビジョンも何もなく、ただ手当り次第にに読みふけっていた。昭和の私小説からコンクリートの打設方法まで、古代史からソビエト製の通俗科学書まで、ノージャンルで目につくものを片っ端から読んでいた。そして不安になった。いったい自分は何をやってんだろうと思った。そういうときに、そんな私の内心の焦りを的確に見抜いて「泥棒のほかは覚えてわるいことなんて何もないよ」と言ってくれた祖母の言葉は、私の心に深く刺さった。 実際

    書くだけなら、犯罪の手口を書いても罪には問えない(ふつうは) - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
    guldeen
    guldeen 2023/08/25
    「非合法手法とそれへの防御」が1セットになってるか、は重要な点(文中で紹介の完全自殺マニュアルも同様)。この『いただき女子』マニュアルも、手口と防御手段とがセットで千円程度で販売されてれば、問題なかった
  • なぜ学校はワープロを受け入れない? - 「現実」に過適応していると未来が失われる - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    私の観測範囲だけのことではあるのだけれど、現代の小学校、中学校、一部の高校においては、パソコンを使用した提出物を受け入れない。もちろん細かいことをいえば例外はあって、たとえば小学校の夏休みの自由課題なんかでパソコンを使った研究みたいなのはあり得る。けれど、パソコンで制作されたもの、たとえば読書感想文であるとか自由作文とか、ワープロ打ちしたものは、受け付けない。もちろん、「ノートまとめ」とか、「自主勉帳」みたいなのをワープロ打ちすることも許されない。 「なんで?」と思うのだけれど、これにはちゃんと理由がある。まずひとつには、「パソコン使ったら漢字を覚えないでしょう」というものだ。それから、「人が書いたのか筆跡でわからない」というのもある。人の代わりに親が書いたのかもしれないし、ネットから拾ってきてコピペしたものかもしれない。そういう不正を防ぐために、ワープロ打ちは認められない、というもの

    なぜ学校はワープロを受け入れない? - 「現実」に過適応していると未来が失われる - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
    guldeen
    guldeen 2020/01/09
    実際問題、社外/社内でやり取りする文書のほとんどはPCで作成した書類やメールだからね(-_-) マニュアル車での『半クラッチ』操作のように、手書きは特殊技能になっていくのかもしれない。
  • 保育園の仕事と経営者の仕事と - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    What business are you in? 私は「ガープの世界」以来のジョン・アーヴィングのファンなのだが、彼の作品群のなかで特に印象に残っているシーンがある。季節労働者の作業場でもあり宿所でもあるサイダーハウスでリンゴ酒の醸造中に、労働者のひとりであるジャックが吸い殻を果汁の中に投げ込む。それに気づいた労働者のボスのミスター・ローズが激怒する場面だ。いま手元に原書をもってきたが、探し出すのが面倒なので、映画版の方から引用しておく。 www.youtube.com 意味深いのは「What business are you in?」というミスター・ローズのセリフだ。この文句で検索すると、「お仕事は何でしょうか?」という穏やかな翻訳が出てくるのだけれど、場面はもっと緊迫している。品を扱っているという自覚がないジャックに対して、「自分の仕事がわかってんのか?」と問い詰めているわけだ。こ

    保育園の仕事と経営者の仕事と - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
    guldeen
    guldeen 2019/06/30
    『暴力というタガでようやくまとまる』粗っぽい世界もある一方、長時間薄給労働など『理不尽を美徳と言い換え、犠牲を強いて乗り切ろうとする』環境(現代日本のブラック企業)も実は、似たような物ではという指摘。
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