日本人の死因のトップは「悪性新生物(がん)」という状況が長く続いていますが、世界に向けると、異なる実情が見えてきます。WHO(世界保健機関)の資料から、世界の死因に見ていきましょう。 【都道府県「がん死亡率」ランキング】1~47位をすべて見る 厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)の概況」(令和元年2019)によると、2019年、日本で亡くなったのは138万1098人。高齢化の進展で、死亡者数は増えていて、前年の136万2470人より1万8628人増加し、死亡率(人口1000人対)は11.2で、前年の11.0より上昇しました。 死因の第1位は「悪性新生物(がん)」で、死亡数は37万6392人、全死亡者数の27.3%。第2位は「心疾患(高血圧性を除く)で、死亡数は20万7628人で全死亡者数の15.0%。第3位は「老衰」で死亡数は12万1868人、全死亡者数の8.8%。第4位は「脳血管疾患