サブスク医療とは サブスプリクションのように使い放題の高齢者医療――。とある漫画に端を発した問題提起がその枠を飛び越え話題になっています。 75歳以上の高齢者の多くは、現役世代の3分の1の料金で医療を受けられます。例えば薬局にて2551円で販売される湿布が、高齢者が病院で処方を受けると32円に。諸費用など含めても差額2000円以上の請求書は我々現役世代に届きます。 サブスクのように使い放題の医療だから、ドラッグストアに行かず病院へ。湿布はつらい症状を抑えますが、病気の根本治療にはなりません。安いから「念のため」受け取り続け、家には使い切れない湿布の山、置き場所がなくなるとゴミ箱へ…。 東京大学の分析では高齢者が1割負担になると明らかに受診回数が増え、命や健康に直結しない医療利用が増加することが分かっています。新型コロナウィルス感染拡大以降、多くの人々が医療リソースの限界を初めて意識しました